2号機開催日順
これまで開催された審査会合について、開催日順に紹介しています。
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2019年11月12日 第796回審査会合(176回目) 補正内容確認 -
2019年10月1日 第780回審査会合(175回目) 補正書の概要(審査会合説明からの主な変更点) -
2019年9月27日 第778回審査会合(174回目) 【地震】敷地の地形、地質・地質構造/【地震】敷地周辺の地質・地質構造/
【地震】基準地震動/【地震】地盤・斜面の安定性評価/【津波】津波評価/
【その他自然現象等】火山影響評価-
(提出資料)
女川原子力発電所2号炉 新規制基準適合性に係る審査を踏まえた検討・反映事項について
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地の地形,地質・地質構造)について(1/2)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地の地形,地質・地質構造)について(2/2)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地の地形,地質・地質構造)について(補足説明資料)(1/2)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地の地形,地質・地質構造)について(補足説明資料)(2/2)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地の地形,地質・地質構造)について(8/30 審査会合資料からの変更点リスト)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地周辺の地質・地質構造)について〜主な断層の評価及び連動評価〜(1/2)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地周辺の地質・地質構造)について〜主な断層の評価及び連動評価〜(2/2)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地周辺の地質・地質構造)について〜敷地周辺のリニアメント〜
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地周辺の地質・地質構造)について(7/26 審査会合資料からの変更点リスト)
女川原子力発電所2号炉 基準地震動の策定について
女川原子力発電所2号炉 基準地震動の策定について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 基準地震動の策定について(7/26 審査会合資料からの変更点リスト)
女川原子力発電所2号炉 津波評価について
女川原子力発電所2号炉 津波評価について(補足説明資料)(1/2)
女川原子力発電所2号炉 津波評価について(補足説明資料)(2/2)
女川原子力発電所2号炉 津波評価について(7/26 審査会合資料からの変更点リスト)
女川原子力発電所2号炉 火山影響評価について
女川原子力発電所2号炉 火山影響評価について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 火山影響評価について(8/9 審査会合資料からの変更点リスト)
女川原子力発電所2号炉 耐震重要施設及び常設重大事故等対処施設の基礎地盤及び周辺斜面の安定性評価について
女川原子力発電所2号炉 耐震重要施設及び常設重大事故等対処施設の基礎地盤及び周辺斜面の安定性評価について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 耐震重要施設及び常設重大事故等対処施設の基礎地盤及び周辺斜面の安定性評価について(8/9 審査会合資料からの変更点リスト)
女川原子力発電所 発電用原子炉設置変更許可申請書(2号発電用原子炉施設の変更)【添付六の内「3.地盤」前後対比表】
女川原子力発電所 発電用原子炉設置変更許可申請書(2号発電用原子炉施設の変更)【添付六の内「5.地震」前後対比表】
女川原子力発電所 発電用原子炉設置変更許可申請書(2号発電用原子炉施設の変更)【添付六の内「6.津波」前後対比表】
女川原子力発電所 発電用原子炉設置変更許可申請書(2号発電用原子炉施設の変更)【添付六の内「7.火山」前後対比表】
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2019年8月30日 第762回審査会合(173回目) 【地震】敷地の地形,地質・地質構造 -
2019年8月9日 第755回審査会合(172回目) 【地震】地盤・斜面の安定性評価/【その他自然現象等】火山影響評価 -
2019年7月30日 第752回審査会合(171回目) 【津波】地下水位の設定/【津波】津波による損傷の防止/
【火災防護対策】火災防護/【事故対応の基盤整備】緊急時対策所/
【事故対応の基盤整備】技術的能力/【その他】安全施設-
(提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(地下水位の設定)
女川原子力発電所2号炉 地下水位の設定について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条 地震による損傷の防止)
女川原子力発電所2号炉 新規制基準への適合性に係る主な変更点等について
女川原子力発電所2号炉 新規制基準への適合性に係る主な変更点について(抜粋)
女川原子力発電所2号炉 サプレッションプール水貯蔵系設備の女川1号炉との共用取り止めと廃止による影響について
女川原子力発電所2号炉 審査会合における指摘事項への回答について(抜粋)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表
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2019年7月30日 第751回審査会合(170回目) 【重大事故等対策】技術的能力(大規模損壊)※非公開 -
(提出資料)※非公開での審査会合のため提出資料の名称のみ掲載しております。
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備 審査会合における指摘事項の回答
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について(審査会合における指摘事項の回答)
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る 審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について(別冊I 具体的対応の共通事項)
女川原子力発電所2号炉 大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について(別冊II 大規模な自然災害の想定の具体的内容)
女川原子力発電所2号炉 大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について(別冊III テロの想定脅威の具体的内容)
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2019年7月26日 第750回審査会合(169回目) 【地震】敷地の地形,地質・地質構造/【地震】基準地震動/
【津波】津波評価-
(提出資料)
女川原子力発電所2号炉 新規制基準適合性に係る審査を踏まえた検討・反映事項について
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地の地形,地質・地質構造)について(1/2)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地の地形,地質・地質構造)について(2/2)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地の地形,地質・地質構造)について(補足説明資料)(1/3)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地の地形,地質・地質構造)について(補足説明資料)(2/3)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地の地形,地質・地質構造)について(補足説明資料)(3/3)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地の地形,地質・地質構造)について(審査会合からの変更内容)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地周辺の地質・地質構造)について〜主な断層の評価及び連動評価〜(1/2)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地周辺の地質・地質構造)について〜主な断層の評価及び連動評価〜(2/2)
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地周辺の地形,地質・地質構造)について〜敷地周辺のリニアメント〜
女川原子力発電所2号炉 地盤(敷地周辺の地形,地質・地質構造)について(審査会合からの変更内容)
女川原子力発電所2号炉 基準地震動の策定について
女川原子力発電所2号炉 基準地震動の策定について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 基準地震動の策定について(審査会合からの変更内容)
女川原子力発電所2号炉 津波評価について
女川原子力発電所2号炉 津波評価について(補足説明資料)(1/2)
女川原子力発電所2号炉 津波評価について(補足説明資料)(2/2)
女川原子力発電所2号炉 津波評価について(審査会合からの変更内容)
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2019年7月4日 第740回審査会合(168回目) 【事故対応の基盤整備】原子炉制御室/【その他】保安電源設備/
【その他自然現象等】竜巻防護ネット-
(提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(中央制御室)
女川原子力発電所2号炉 中央制御室について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(26条 原子炉制御室等)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(保安電源設備)
女川原子力発電所2号炉 保安電源設備について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価並びに可搬型重大事故等対処設備保管場所及びアクセスルートについて(軽油タンクHPCS系追加設置に伴う影響確認)
女川原子力発電所2号炉 軽油タンク追加に伴うまとめ資料の変更点について(抜粋)(1/2)
女川原子力発電所2号炉 軽油タンク追加に伴うまとめ資料の変更点について(抜粋)(2/2)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(33条 保安電源設備)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(竜巻防護ネット)
女川原子力発電所2号炉 竜巻防護ネットの構造設計について(審査会合での指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(6条 外部からの衝撃による損傷の防止(竜巻))(1/2)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(6条 外部からの衝撃による損傷の防止(竜巻))(2/2)
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2019年6月27日 第735回審査会合(167回目) 【重大事故等対策】技術的能力(大規模損壊)※非公開 -
・【重大事故等対策】技術的能力(大規模損壊)※非公開
以前の審査会合(2019年5月30日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,大規模な自然災害または大型航空機の衝突,その他のテロリズムにより原子炉施設に大規模な損壊が発生した場合における具体的な対策や対応例(体制・手順・資機材等)について説明しました。
審査会合の内容については,テロの想定に関する情報が含まれており,その誘発・誘導を防ぐ観点から非公開の場にて審査されました。
このため,審査会合の具体的な内容や結果などついては,非公表とさせていただきます。(提出資料)※非公開での審査会合のため提出資料の名称のみ掲載しております。
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(43条 重大事故等対処設備について)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備 審査会合における指摘事項の回答
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について)
女川原子力発電所2号炉 大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について(審査会合における指摘事項の回答)
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について(別冊I 具体的対応の共通事項)
女川原子力発電所2号炉 大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について(別冊II 大規模な自然災害の想定の具体的内容)
女川原子力発電所2号炉 大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について(別冊IIIテロの想定脅威の具体的内容)
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2019年6月25日 第734回審査会合(166回目) 【津波】地下水位の設定/【津波】耐津波設計方針/【地震】耐震設計方針 -
・【津波】地下水位の設定
以前の審査会合(2019年5月21日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,地下水位低下設備について,重要な設備と位置付けたことを考慮し,新規制基準への適合性について説明しました。
原子力規制委員会からは,地下水位低下設備が故障した場合の対応方針について整理することなどを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
・【津波】耐津波設計方針
以前の審査会合(2019年5月21日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,東北地方太平洋沖地震により沈下した女川原子力発電所が立地する牡鹿半島の隆起に関する影響評価の結果について,今後隆起が継続した場合でも発電所の安全性に影響がないことなどを説明しました。
原子力規制委員会からは,特段コメントはありませんでした。
・【地震】耐震設計方針
以前の審査会合(2019年5月21日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,東北地方太平洋沖地震を踏まえた機器・配管系の耐震設計への反映事項などについて,再整理した結果などを説明しました。
原子力規制委員会からは,特段コメントはありませんでした。(提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(地下水位の設定)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(液状化影響の検討方針)
女川原子力発電所2号炉 地下水位の設定について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条地震による損傷の防止)(1/2)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条地震による損傷の防止)(2/2)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(耐津波設計方針)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条津波による損傷の防止)(1/5)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条津波による損傷の防止)(2/5)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条津波による損傷の防止)(3/5)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条津波による損傷の防止)(4/5)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条津波による損傷の防止)(5/5)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(耐震設計の基本方針について)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(4条サプレッションチェンバ内部水質量の考え方の変更について)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(燃料被覆管閉じ込め機能)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条地震による損傷の防止)(1/2)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条地震による損傷の防止)(2/2)
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2019年6月21日 第732回審査会合(165回目) 【地震】地盤・斜面の安定性評価 -
・【地震】地盤・斜面の安定性評価
以前の審査会合(2019年4月5日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,原子炉建屋などの耐震重要施設や重大事故等対処設備直下の地質や地質構造などについて説明しました。
原子力規制委員会からは,当社の説明にご理解いただいたものの,念のため解析箇所選定の妥当性について整理を求められたことから,今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
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2019年6月20日 第731回審査会合(164回目) 【重大事故等対策】有効性評価(シーケンス選定(津波PRA))/
【重大事故等対策】可搬型重大事故等対処設備保管場所・アクセスルート-
・【重大事故等対策】有効性評価(シーケンス選定(津波PRA※))
(用語解説)
以前の審査会合(2019年4月23日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,防潮堤を超える津波に対しても防潮堤の健全性を確保できることを解析結果より説明しました。
原子力規制委員会からは,特段コメントはありませんでした。
・【重大事故等対策】可搬型重大事故等対処設備保管場所・アクセスルート
以前の審査会合(2019年4月23日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,地震などにより建物と鉄塔の倒壊が重畳しアクセスルートを塞いだ場合の,がれき撤去等の各作業にかかる時間を示し,想定している復旧時間が妥当であることを説明しました。
原子力規制委員会からは,特段コメントはありませんでした。
PRA(確率論的リスク評価) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(確率論的リスク評価(PRA)津波PRA)
女川原子力発電所2号炉 確率論的リスク評価(津波PRA)について(審査会合での指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(可搬型重大事故等対処設備保管場所及びアクセスルート)
女川原子力発電所2号炉 可搬型重大事故等対処設備保管場所及びアクセスルートについて(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について(1/2)
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について(2/2)
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2019年6月11日 第724回審査会合(163回目) 【その他自然現象等】竜巻防護ネット -
・【その他自然現象等】竜巻防護ネット
以前の審査会合(2019年4月16日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,竜巻による飛来物が竜巻防護ネットに衝突した場合でも構造成立性を確保できることなどを説明しました。
原子力規制委員会からは,飛来物が衝突した際に竜巻防護ネットの落下を防止する観点から重要となる部材を示すことなどを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
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2019年6月4日 第721回審査会合(162回目) 【地震】耐震設計方針について(地盤の液状化) -
・【地震】耐震設計方針について(地盤の液状化)
以前の審査会合(2018年3月20日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,耐震設計方針のうち地盤の液状化が発生した場合の防潮堤などの施設への影響について説明しました。
原子力規制委員会からは、原子力規制委員会からは,地盤の液状化の影響評価について対象となる施設の抽出方法について考え方を示すことなどを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
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2019年5月30日 第720回審査会合(161回目) 【重大事故等対策】重大事故等対処設備/
【事故対応の基盤整備】原子炉制御室/
【その他】保安電源設備-
・【重大事故等対策】重大事故等対処設備
(用語解説)
以前の審査会合(2019年4月4日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,原子炉格納容器圧力逃がし装置(原子炉格納容器フィルタベント系)※へ流入する原子炉格納容器からの蒸気など(以下,「ベントガス」)について,フィルタ装置を3台設置することによるベントガス流量のばらつきの影響評価などについて説明しました。
原子力規制委員会からは,特段コメントはありませんでした。
・【事故対応の基盤整備】原子炉制御室
以前の審査会合(2019年4月23日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,原子炉建屋ブローアウトパネルおよび原子炉建屋ブローアウトパネル閉止装置※について,重大事故と地震が同時に発生した場合などの耐震設計上の考慮について説明しました。
原子力規制委員会からは,重大事故時に考慮する地震動の評価について再度整理することを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
・【その他】保安電源設備
以前の審査会合(2018年3月29日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,保安電源設備(安全上重要な機能を持つ施設へ電力を供給するための設備)の燃料確保について,燃料タンクが1系統使用できない場合であっても,保安電源設備の機能維持に必要な燃料が確保されていることなどについて説明しました。
原子力規制委員会からは,燃料保有量の考え方について,再度整理することを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
原子炉格納容器圧力逃がし装置(原子炉格納容器フィルタベント系) 格納容器の過圧破損を防止するため,格納容器内の気体を外部へ放出するためフィルタにより放射性物質を除去・低減する装置。 ブローアウトパネル閉止装置 重大事故等により,原子炉建屋内の圧力が上昇した際,建屋の破損を防ぐために開放したブローアウトパネルの開口部を閉止し,建屋の気密性を維持する装置。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備及び有効性評価審査会合における指摘事項の回答
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(重大事故等対処設備及び有効性評価)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について補足説明資料
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(中央制御室)
女川原子力発電所2号炉 中央制御室について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(保安電源設備)
女川原子力発電所2号炉 保安電源設備について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(33条保安電源設備)
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2019年5月30日 第719回審査会合(160回目) 【重大事故等対策】技術的能力(大規模損壊)※非公開 -
・【重大事故等対策】技術的能力(大規模損壊)※非公開
以前の審査会合(2019年4月11日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,大規模な自然災害または大型航空機の衝突,その他のテロリズムにより原子炉施設に大規模な損壊が発生した場合における具体的な対策や対応例(体制・手順・資機材等)について説明しました。
審査会合の内容については,テロの想定に関する情報が含まれており,その誘発・誘導を防ぐ観点から非公開の場にて審査されました。
このため,審査会合の具体的な内容や結果などついては,非公表とさせていただきます。(提出資料)※非公開での審査会合のため提出資料の名称のみ掲載しております。
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について)
女川原子力発電所2号炉 大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について(審査会合における指摘事項の回答)
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について(別冊I 具体的対応の共通事項)
女川原子力発電所2号炉 大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について(別冊II 大規模な自然災害の想定の具体的内容)
女川原子力発電所2号炉 大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について(別冊III テロの想定脅威の具体的内容)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(43条 重大事故等対処設備について)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備 審査会合における指摘事項
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
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2019年5月21日 第715回審査会合(159回目) 【津波】地下水位の設定/【津波】耐津波設計方針/
【地震】耐震設計方針/【地震】燃料被覆管の閉じ込め機能-
・【津波】地下水位の設定
以前の審査会合(2019年3月26日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,地下水位低下設備を重要な設備と位置づけ,保守・運転管理を実施することなどについて説明しました。
原子力規制委員会からは,地下水位低下設備全体として新規制基準への適合性について整理することを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
・【津波】耐津波設計方針
以前の審査会合(2019年3月12日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,設計の評価に用いる津波高さのばらつきの影響を考慮したうえで,設計に用いる津波高さを保守的に設定していることなどについて説明しました。
原子力規制委員会からは,東北地方太平洋沖地震時に沈下した女川原子力発電所が立地する牡鹿半島の隆起に関して影響評価を示すことを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
・【地震】耐震設計方針
以前の審査会合(2019年4月16日等)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,東北地方太平洋沖地震等による影響を考慮した機器・配管設備の耐震設計の評価結果について説明しました。
原子力規制委員会からは,特段コメントはありませんでしたが,一部の審査資料について記載充実を図ることを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
・【地震】燃料被覆管の閉じ込め機能
以前の審査会合(2019年4月2日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,耐震設計に用いる応力評価が保守的な評価手法であることを説明しました。
原子力規制委員会からは,特段コメントはありませんでした。(提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(地下水位の設定)
女川原子力発電所2号炉 地下水位の設定について
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条 地震による損傷の防止)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(耐津波設計方針)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(杭基礎構造防潮壁の設計方針)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(防潮堤の設計方針)
女川原子力発電所2号炉 耐津波設計方針について(審査会合での指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条 津波による損傷の防止)(1/5)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条 津波による損傷の防止)(2/5)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条 津波による損傷の防止)(3/5)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条 津波による損傷の防止)(4/5)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条 津波による損傷の防止)(5/5)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(40条 耐津波設計の基本方針)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(耐震設計の基本方針について)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(4条サプレッションチェンバ内部水質量の考え方の変更について)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(上位クラス施設の安全機能への下位クラス施設の波及的影響の検討)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(4条 耐震設計方針建屋の耐震設計関連)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条 地震による損傷の防止)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(燃料被覆管閉じ込め機能)
女川原子力発電所2号炉 地震時における燃料被覆管の閉じ込め機能の維持について(コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条 地震による損傷の防止)
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2019年4月23日 第708回審査会合(158回目) BWRプラントに対する原子炉格納容器からの漏えいに関するエアロゾル粒子の捕集効果について
(BWR事業者合同審査会合)/
【事故対応の基盤整備】原子炉制御室/
【重大事故等対策】有効性評価/
【重大事故等対策】可搬型重大事故等対処設備保管場所・アクセスルート-
・BWRプラントに対する原子炉格納容器からの漏えいに関するエアロゾル粒子※の捕集効果について(BWR事業者合同審査会合)
(用語解説)
以前の審査会合(2019年3月14日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、実証試験の結果が実機へ適用できることを評価した上で、捕集係数※の妥当性について再整理し説明しました。
原子力規制委員会から、特段コメントはありませんでした。
・【事故対応の基盤整備】原子炉制御室
以前の審査会合(2019年3月26日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、原子炉建屋ブローアウトパネルおよび原子炉建屋ブローアウトパネル閉止装置※の基本設計方針の考え方などを説明しました。
原子力規制委員会からは、重大事故と地震が同時に発生した場合等の設計上で考慮する事象について整理することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【重大事故等対策】有効性評価
以前の審査会合(2018年5月8日等)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、津波PRA※における、防潮堤を超える津波による建物内への浸水防止対策などについて説明しました。
原子力規制委員会からは、防潮堤を超える津波に対し、防潮堤が健全であることの根拠を示すことを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【重大事故等対策】可搬型重大事故等対処設備保管場所・アクセスルート
以前の審査会合(2019年2月28日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、鉄塔などが倒壊しアクセスルートを塞いだ場合の復旧時間の評価の妥当性などを説明しました。
原子力規制委員会からは、復旧時間の妥当性について、がれき撤去等の作業プロセスを明確に示すことなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
エアロゾル粒子 気体中に浮遊する微小な液体または固体状の粒子。 捕集係数 原子炉格納容器から放射性物質が漏えいした際の漏えい箇所における放射性物質を捕集(除去)する能力を数値で表したもの。 ブローアウトパネル閉止装置 重大事故等により、原子炉建屋内の圧力が上昇した際、建屋の破損を防ぐために開放したブローアウトパネルの開口部を閉止し、建屋の気密性を維持する装置。 PRA(確率論的リスク評価) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 (提出資料)
指摘事項に対する回答一覧表(原子炉格納容器からの漏えいに関するエアロゾル粒子の捕集効果(DF)
BWRプラントにおける原子炉格納容器からの漏えいに関するエアロゾル粒子の捕集効果について
原子炉格納容器からの漏えいに関するエアロゾル粒子の捕集効果の設定について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(中央制御室)
女川原子力発電所2号炉 中央制御室について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(26条 原子炉制御室等)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(確率論的リスク評価(PRA)津波PRA,有効性評価)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について(審査会合における指摘事項の回答)
女川原子力発電所2号炉 有効性評価についての補足説明用資料(審査資料抜粋)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(可搬型重大事故等対処設備保管場所及びアクセスルート
女川原子力発電所2号炉 可搬型重大事故等対処設備保管場所及びアクセスルートについて(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 可搬型重大事故等対処設備保管場所及びアクセスルートについて
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について(1/2)
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について(2/2)
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2019年4月16日 第705回審査会合(157回目) 【地震】耐震設計方針/
【その他自然現象等】竜巻防護ネット/
【その他自然現象等】外部事象(火災影響評価)-
・【地震】耐震設計方針
(用語解説)
以前の審査会合(2019年3月5日等)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、基準地震動※クラスの揺れに対する制御棒の挿入性に係る確認試験の条件などについて説明しました。
原子力規制委員会からは、制御棒の挿入性に係る確認試験において、地震時の燃料集合体の状態を踏まえた結果を示すことなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【その他自然現象等】竜巻防護ネット
以前の審査会合(2019年2月12日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、飛来物を考慮した竜巻防護ネット支持部材の設計にあたっての配慮事項などについて説明しました。
原子力規制委員会からは、竜巻防護ネット支持部材の構造成立性を示すことなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【その他自然現象等】外部事象(外部火災影響評価)
以前の審査会合(2019年3月5日等)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、発電所周辺の森林火災による施設への影響評価に用いる、各種データの算出方法などを説明しました。
原子力規制委員会から、特段コメントはありませんでした。
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(土木構造物の解析手法及び解析モデルの精緻化について)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(後施工せん断補強筋による耐震補強について)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(4条耐震設計方針 建屋の耐震設計関連)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(耐震設計の基本方針について)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(上位クラス施設の安全機能への下位クラス施設の波及的影響の検討)
女川原子力発電所2号炉 耐震設計の基本方針について(コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 上位クラス施設の安全機能への下位クラス施設の波及的影響の検討(コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条 地震による損傷の防止)(1/2)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条 地震による損傷の防止)(2/2)
女川原子力発電所2号炉 東北地方太平洋沖地震等による影響を踏まえた機器・配管系の耐震設計への反映事項について
女川原子力発電所2号炉 竜巻防護ネットの構造設計について(審査会合での指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(竜巻防護ネット)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条 地震による損傷の防止)(6条 外部からの衝撃による損傷の防止(竜巻))(1/2)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条 地震による損傷の防止)(6条 外部からの衝撃による損傷の防止(竜巻))(2/2)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(外部火災)
女川原子力発電所2号炉 外部火災について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(6条 外部からの衝撃による損傷の防止(外部火災))
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2019年4月11日 第703回審査会合(156回目) 【重大事故等対策】技術的能力(大規模損壊)※非公開 -
・【重大事故等対策】技術的能力(大規模損壊)※非公開
以前の審査会合(2019年3月26日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、大規模な自然災害または大型航空機の衝突,その他のテロリズムにより原子炉施設に大規模な損壊が発生した場合における具体的な対策や対応例(体制・手順・資機材等)について説明しました。
審査会合の内容については、テロの想定に関する情報が含まれており、その誘発・誘導を防ぐ観点から非公開の場にて審査されました。
このため、審査会合の具体的な内容や結果などついては、非公表とさせていただきます。(提出資料)※非公開での審査会合のため提出資料の名称のみ掲載しております。
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について)
女川原子力発電所2号炉 大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について(審査会合における指摘事項の回答)
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(43条 重大事故等対処設備について)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
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2019年4月5日 第700回審査会合(155回目) 【地震】地盤・斜面の安定性評価 -
・【地震】地盤・斜面の安定性評価
基礎地盤や斜面の安定性評価について、原子炉建屋などの耐震重要施設や重大事故等対処設備が十分な支持性能を有する岩盤などに支持されることや、周辺斜面の崩壊により施設の安全機能に影響を及ぼすことがないことを説明しました。
原子力規制委員会からは、原子炉建屋直下などの地質や地質構造を整理することなどが求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
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2019年4月4日 第699回審査会合(154回目) 【重大事故等対策】原子炉格納容器圧力逃がし装置(原子炉格納容器フィルタベント系)/
【重大事故等対策】原子炉建屋等水素対策-
・【重大事故等対策】原子炉格納容器圧力逃がし装置(原子炉格納容器フィルタベント系)※
(用語解説)
以前の審査会合(2018年7月5日等)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、フィルタ装置を3台並列に設置した場合でも、性能に影響がないことなどを説明しました。
原子力規制委員会からは、フィルタ装置の配管構造などについて説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【重大事故等対策】原子炉建屋等水素対策
以前の審査会合(2015年8月4日等)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、原子炉格納容器から原子炉建屋へ想定を超える水素ガスが漏えいした際、静的触媒式水素再結合装置(PAR)※による水素処理に加え、原子炉格納容器フィルタベント系などを使用し、原子炉建屋への水素漏えいを抑制することなどを説明しました。
原子力規制委員会からは、重大事故時に発生が想定される微量の不純物(有機物や酸性ガス等)が、静的触媒式水素再結合装置(PAR)に与える影響を整理することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
原子炉格納容器圧力逃がし装置(原子炉格納容器フィルタベント系) 格納容器の過圧破損を防止するため、格納容器内の気体を外部へ放出するためフィルタにより放射性物質を除去・低減する装置 静的触媒式水素再結合装置(PAR) 触媒(白金,パラジウム)により、水素と酸素を反応させ水蒸気にすることで、原子炉建屋内の水素濃度を低減する装置 (提出資料)
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2019年4月2日 第698回審査会合(153回目) 【地震】サプレッションチェンバ内部水質量/
【地震】耐震設計方針/
【地震】燃料被覆管の閉じ込め機能-
・【地震】サプレッションチェンバ※内部水質量
(用語解説)
以前の審査会合(2019年1月29日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、サプレッションチェンバの耐震設計に用いる新たな評価手法の妥当性などについて説明しました。
原子力規制委員会からは、特段コメントはありませんでした。
・【地震】耐震設計方針
以前の審査会合(2019年2月14日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、鉄筋コンクリートの乾燥収縮及び地震による影響が新規制基準で求められる各種機能(止水性能、耐火性能等)に影響しないことを説明しました。
原子力規制委員会からは、外部火災による建屋外壁への影響評価について説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【地震】燃料被覆管※の閉じ込め機能
燃料被覆管について、基準地震動※などの設計上考慮する地震に対しても、放射性物質を閉じ込める機能が維持されることを説明しました。
原子力規制委員会からは、耐震設計に用いる応力評価の手法について考え方を整理することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
サプレッションチェンバ(圧力抑制室) 原子炉格納容器の一部で、冷却材喪失事故時等に放出される原子炉内の蒸気を凝縮するための水を保持している部分。例えば、冷却材喪失事故時等において、原子炉内の燃料破損を防止するため、原子炉へ冷却水を注入するが、この冷却水は原子炉内で蒸気となり、格納容器内に放出される。その際、格納容器内の圧力や温度の上昇を抑制するため、サプレッションチェンバ内の水で蒸気を凝縮し、水に戻す役割を持つ。また、この水は原子炉へ注水する水源にもなっている。当社原子力発電所のサプレッションチェンバはドーナツ型の形状。 燃料被覆管 原子燃料(ペレット)の被覆材として原子炉内での使用に耐え得るよう、強度を有し酸化や腐食等に強い材質の薄肉円管であり、核分裂生成物を密封する機能を有する。 基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(4条サプレッションチェンバ内部水質量の考え方の変更について)
女川原子力発電所2号炉 サプレッションチェンバ内部水質量の考え方の変更について(コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条地震による損傷の防止)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(4条耐震設計方針建屋の耐震設計関連)
女川原子力発電所2号炉 鉄筋コンクリート躯体の乾燥収縮及び地震影響を踏まえた各条文の要求機能に対する機能維持の方針の整理(第680回審査会合[平成31年2月14日]指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条地震による損傷の防止)
女川原子力発電所2号炉 地震時における燃料被覆管の閉じ込め機能の維持について
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条地震による損傷の防止)
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2019年3月26日 第697回審査会合(152回目) 【津波】地下水位の設定/
【事故対応の基盤整備】原子炉制御室/
【重大事故等対策】技術的能力(大規模損壊)-
・【津波】地下水位の設定
(用語解説)
以前の審査会合(2019年2月5日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,地下水位低下設備については,故障の未然防止や発生確率低減のため,運用手順を定め保守管理,運用管理を行っていく方針であることなどを説明しました。
原子力規制委員会からは,地下水位低下設備の重要性を踏まえ,設備全体としての機能維持および多重化の対策の妥当性を整理することなどを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
・【事故対応の基盤整備】原子炉制御室
以前の審査会合(2018年7月19日等)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,重大事故時に原子炉制御室で機器の監視等を行っている運転員の被ばく低減のため必要となる原子炉建屋ブローアウトパネル閉止装置※などを重大事故等対処設備※とすることなどを説明しました。
原子力規制委員会からは,原子炉建屋ブローアウトパネル閉止装置の構造成立性について整理することなどを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
・【重大事故等対策】技術的能力(大規模損壊)
大規模な自然災害または大型航空機の衝突やその他のテロリズムが発生した際の対応手順や体制,資機材等の整備方針を説明しました。
原子力規制委員会からは,手順や設備の具体的な対応例を説明することなどを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
なお,今後の審査会合にて説明する具体的な対応手順や対応例については,テロの想定に関する情報が含まれており,その誘発・誘導を防ぐ観点から非公開の場にて審査されます。このため,本審査項目に関する今後の審査状況については,非公表とさせていただきます。
ブローアウトパネル閉止装置 重大事故等により,原子炉建屋内の圧力が上昇した際,建屋の破損を防ぐために開放したブローアウトパネルの開口部を閉止し,建屋の気密性を維持する装置 重大事故等対処設備 炉心損傷や放射性物質の大量放出に至る可能性のある事故等に対処するための設備(例:炉心損傷防止のための代替注水設備,格納容器破損防止のための格納容器代替スプレイ系やフィルタベント設備,放射性物質の拡散抑制のための放水砲やシルトフェンスなど) (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(地下水位の設定)
女川原子力発電所2号炉 地下水位の設定について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(中央制御室)
女川原子力発電所2号炉 中央制御室について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(26条 原子炉制御室等)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 大規模な自然災害又は故意による大型航空機の衝突その他のテロリズムへの対応について
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
2019年3月19日 第695回審査会合(151回目) 【重大事故等対策】使用済燃料プールへの重量物落下/
【その他】原子力事業者の技術的能力に関する審査指針への適合性-
・【重大事故等対策】使用済燃料プールへの重量物落下
(用語解説)
以前の審査会合(2019年1月22日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、基準地震動※クラスの揺れでも使用済燃料プールの直上にある屋根材が落下しない設計とすることを説明しました。
原子力規制委員会から,特段コメントはありませんでした。
・【その他】原子力事業者の技術的能力に関する審査指針への適合性
自然災害や重大事故等への対策として新たに整備した設備やその設備の運用について,「原子力事業者の技術的能力に関する審査指針」への適合性(原子力発電所の設計・工事および運転・保守等に十分な能力を有していること)について説明しました。
原子力規制委員会から,特段コメントはありませんでした。
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり,敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 (提出資料)
2019年3月14日 第693回審査会合 BWRプラントに対する原子炉格納容器からの漏えいに関するエアロゾル粒子の
捕集効果について(BWR事業者合同審査会合)-
・BWRプラントに対する原子炉格納容器からの漏えいに関するエアロゾル粒子※の捕集効果について(BWR事業者合同審査会合)
(用語解説)
以前の審査会合(2018年7月19日)にて,炉心の著しい損傷時における原子炉制御室の運転員の被ばく評価に関する捕集係数※の適用性について説明した際に,原子力規制委員会からBWR事業者共通で考え方を整理することを求められました。
このため,今回の審査会合では,過去に原子力発電技術機構が行った(又は実施された)実証試験結果等を踏まえた捕集係数の検討結果についてBWR事業者合同で説明しました。
原子力規制委員会からは,実証試験の条件が実機の重大事故時の状態と相違があることから,捕集係数の適用性について再整理することなどが求められたため,今後の審査において説明してまいります。
エアロゾル粒子 気体中に浮遊する微小な液体または固体状の粒子。 捕集係数 原子炉格納容器から放射性物質が漏えいした際の漏えい箇所における放射性物質を捕集(除去)する能力を数値で表したもの。 (提出資料)
2019年3月12日 第692回審査会合(150回目) 【津波】耐津波設計方針 -
・【津波】耐津波設計方針
以前の審査会合(2018年12月18日等)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,震災復旧工事等による発電所周辺地域沿岸部の地形変形を踏まえた津波高さの評価結果などを説明しました。
原子力規制委員会からは,評価に用いる津波高さのばらつきの影響などを整理し,現在の評価結果が保守的であることを説明することなどを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(耐津波設計方針)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(杭基礎構造防潮壁の設計方針)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(防潮堤の設計方針)
女川原子力発電所2号炉 耐津波設計方針について(審査会合での指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条 津波による損傷の防止)(1/5)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条 津波による損傷の防止)(2/5)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条 津波による損傷の防止)(3/5)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条 津波による損傷の防止)(4/5)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(5条 津波による損傷の防止)(5/5)
2019年3月5日 第691回審査会合(149回目) 【地震】耐震設計方針/【その他自然現象等】外部事象(火山影響評価,外部火災影響評価) -
・【地震】耐震設計方針
(用語解説)
設計基準対象施設※および重大事故等対処設備※全体の耐震設計の基本方針として,設備の重要度等に応じて設定する地震の強さの違いや東日本大震災後の設備点検の結果などを踏まえた耐震設計について説明しました。
原子力規制委員会からは,設備の状態を確認する試験の条件およびその妥当性を説明することなどを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
・【その他自然現象等】外部事象(火山影響評価)
以前の審査会合(2018年6月28日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,火山灰と重畳する積雪の荷重の考え方や火山灰が設備に与える影響などについて説明しました。
原子力規制委員会からは,特段コメントはありませんでした。
・【その他自然現象等】外部事象(外部火災影響評価)
以前の審査会合(2015年3月19日等)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ,火災により発生する有毒ガスの影響評価などの考え方について説明しました。
原子力規制委員会からは,影響評価の結果だけではなく保守性や妥当性がどのような観点で確保されているかを明確化することなどを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
設計基準対象施設 設計の基準を超えるような異常な事象(地震等)が発生した場合であっても,重大な事故に至らせないための施設。また,重大な事故が発生した場合であっても,それらの拡大を防止するための施設。 重大事故等対処設備 炉心損傷や放射性物質の大量放出に至る可能性のある事故等に対処するための設備(例:炉心損傷防止のための代替注水設備、格納容器破損防止のための格納容器代替スプレイ系やフィルタベント設備、放射性物質の拡散抑制のための放水砲やシルトフェンスなど) (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(4条:原子炉本体の基礎の復元力特性について)
女川原子力発電所2号炉 耐震設計の基本方針について
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条地震による損傷の防止)(1/2)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(4条地震による損傷の防止)(2/2)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 東北地方太平洋沖地震等による影響を踏まえた機器・配管系の耐震設計への反映事項について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(6条:火山影響評価)
女川原子力発電所2号炉 火山影響評価について(審査会合での指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(6条 外部からの衝撃による損傷の防止(火山))
女川原子力発電所2号炉 外部火災影響評価について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(外部火災)
女川原子力発電所2号炉 外部火災について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(6条 外部からの衝撃による損傷の防止(外部火災))
2019年2月28日 第688回審査会合(148回目) 【重大事故等対策】可搬型重大事故等対処設備保管場所・アクセスルート/
有効性評価(格納容器破損防止、原子炉格納容器限界温度・限界圧力)-
・【重大事故等対策】可搬型重大事故等対処設備※保管場所・アクセスルート
(用語解説)
以前の審査会合(2018年5月22日等)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、大型連休において重大事故等発生時の対策要員に関して、12時間以内に徒歩で発電所に参集できる範囲に要員を配置することや必要な要員数について説明しました。
また、事故時における可搬型重大事故等対処設備※の設置場所から原子炉建屋等への移動ルートについて、建物の倒壊等で通行ができなくなった場合の復旧方法などを説明しました。
原子力規制委員会からは、複数の建物が同時に倒壊し移動ルートを塞いだ場合の復旧方法について整理することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【重大事故等対策】有効性評価(格納容器破損防止、原子炉格納容器限界温度・限界圧力)
以前の審査会合(2018年6月28日等)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、原子炉圧力容器破損等の際に必要となる可搬型重大事故等対処設備への燃料の補給方法や、炉心損傷により原子炉圧力容器から原子炉格納容器へ溶け落ちた燃料が、原子炉格納容器下部の外側へ流出しないように設置するコリウムシールド※の材料選定の考え方などについて説明しました。
原子力規制委員会からは、可搬型重大事故等対処設備への燃料補給体制について整理することを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
可搬型重大事故等対処設備 炉心損傷や放射性物質の大量放出に至る可能性のある事故等に対処するための設備のうち、可搬型のもの(可搬型大容量送水ポンプ、電源車、原子炉補機代替冷却系熱交換器ユニット、タンクローリー、ブルドーザー、バックホウなど)。 コリウムシールド 溶け落ちた燃料によるコンクリートなどの浸食を防止するための設備。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(可搬型重大事故等対処保管場所及びアクセスルート)
女川原子力発電所2号炉 可搬型重大事故等対処設備保管場所及びアクセスルートについて
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について(審査会合における指摘事項の回答)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(運転中の原子炉における格納容器破損防止対策の有効性評価)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について 補足説明資料
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
2019年2月21日 第684回審査会合(147回目) 【地震】耐震設計方針(波及的影響) -
・【地震】耐震設計方針(波及的影響)
耐震重要設備※については、地震等により耐震重要度の低い設備が損傷した場合でも、その波及的影響により、耐震重要度の高い設備の安全機能が損なわれない設計とすることが求められているため、耐震重要度の高い設備に波及的影響を及ぼす可能性がある設備の調査および影響評価の妥当性について説明しました。
原子力規制委員会からは、一部の設備について、発電所の運転中も影響がないことを明確に示すことなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
耐震重要設備 地震により設備の安全機能が喪失した場合に、放射線による公衆への影響が特に大きい設備(例:原子炉建屋,非常用炉心冷却系,非常用ディーゼル発電設備など)。 (提出資料)
2019年2月19日 第683回審査会合(146回目) 【火災防護対策】内部火災/【その他】有毒ガス防護 -
・【火災防護対策】内部火災
以前の審査会合(2018年7月10日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、追加で実施した火災耐久試験の結果に基づき、1時間耐火隔壁の耐火能力が新規制基準の要求を満足することを説明したほか、屋外に設置している設備への消火対策や重大事故等対処施設※への火災防護対策などについて説明しました。
原子力規制委員会から、特段コメントはありませんでした。
・【その他】有毒ガス防護
以前の審査会合(2018年5月10日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、発電所敷地内外における有毒ガスの発生源や発生する有毒ガスの選定プロセス、、有毒ガスが発生した際の防護対策などについて説明しました。
原子力規制委員会からは、同委員会が定める「有毒ガス防護に係る影響評価ガイド」に基づき発電所敷地内にある全ての有毒ガスを示すことなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
重大事故等対処設備 炉心損傷や放射性物質の大量放出に至る可能性のある事故等に対処するための設備(例:炉心損傷防止のための代替注水設備、格納容器破損※防止のための格納容器代替スプレイ系やフィルタベント設備、放射性物質の拡散抑制のための放水砲やシルトフェンスなど) (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(内部火災)
女川原子力発電所2号炉 内部火災について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(1/2)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(2/2)
女川原子力発電所2号炉 内部火災(重大事故等対処施設)について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 有毒ガス防護について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(有毒ガス防護について)
女川原子力発電所2号炉 有毒ガス防護について(審査会合での指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に 必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
2019年2月14日 第680回審査会合(145回目) 【地震】耐震設計方針 -
・【地震】耐震設計方針
以前の審査会合(2018年11月29日等)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、東北地方太平洋沖地震等による建屋の初期剛性※の低下が新規制基準で求められる各種機能(止水性能、耐火性能)に影響がないこと、および建屋内に設置している各設備への影響がないことなどを説明しました。
原子力規制委員会からは、新規制基準で求められる各種機能について,影響の有無を網羅的に整理することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
初期剛性 地震の揺れの力などに対する変形のしづらさの度合いのこと。 (提出資料)
2019年2月12日 第679回審査会合(144回目) 【重大事故等対策】有効性評価(確率論的リスク評価(地震PRA),炉心損傷防止対策)/
【その他自然現象等】竜巻防護ネット-
・【重大事故等対策】有効性評価(確率論的リスク評価※(地震PRA),炉心損傷防止)
(用語解説)
以前の審査会合(2018年3月22日等)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、全交流動力電源(外部電源や発電所内の非常用ディーゼル発電機)および全直流動力電源(蓄電池)が失われた際の、炉心損傷防止対策の有効性などについて説明しました。
原子力規制委員会から、特段コメントはありませんでした。
・【その他自然現象等】竜巻防護ネット
竜巻による飛来物の衝突で機能を損なう恐れがある非常用海水ポンプ等の設置場所に、竜巻防護ネットを設置することにより、同設備の損傷防止を図ることを説明しました。
また、竜巻防護ネットは鉄骨フレームや金網で構成され、地震の揺れを分散されるためゴム材などで支える可動式の構造とすることなどを説明しました。
原子力規制委員会からは、このような構造について、先行他社と異なることから、設計上配慮すべき事項を整理するとともに,設計の妥当性について示すことを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
確率論的リスク評価 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(確率論的リスク評価(PRA)地震PRA)
女川原子力発電所2号炉 確率論的リスク評価(地震PRA)について(審査会合での指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(炉心損傷防止対策の有効性評価)
女川原子力発電所2号炉 運転中の原子炉における炉心損傷防止対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 運転中の原子炉における炉心損傷防止対策の有効性評価についての補足説明用資料 (審査資料抜粋)
女川原子力発電所2号炉 竜巻防護ネットの構造設計について
女川原子力発電所2号炉 竜巻防護ネットの耐震構造設計について
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について
2019年2月7日 第677回審査会合(143回目) 【地震】耐震設計方針(土木構造物の解析手法及び解析モデルの精緻化、
原子炉本体基礎の復元力特性)-
・【地震】耐震設計方針(土木構造物の解析手法および解析モデルの精緻化)
以前の審査会合(2018年11月20日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、土木構造物の耐震評価をより精緻に行うことができる新たな解析手法が、これまで代表例として示してきた海水ポンプ室以外の土木構造物へも適用可能であることを、解析結果などから説明しました。
原子力規制委員会から、特段コメントはありませんでした。
・【地震】耐震設計方針(原子炉本体基礎の復元力特性)
以前の審査会合(2018年6月28日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、原子炉本体を支える基礎について、追加の解析や試験の結果などから、構造成立性に影響がないことを説明しました。
原子力規制委員会から、特段コメントはありませんでした。(提出資料)
2019年2月5日 第675回審査会合(142回目) 【重大事故等対策】有効性評価(格納容器破損防止)/
【津波】地下水位の設定-
・【重大事故等対策】有効性評価(格納容器破損防止)
(用語解説)
以前の審査会合(2018年7月26日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、「溶融燃料−冷却材相互作用」※や「溶融炉心−コンクリート相互作用」※などの事故シナリオにおける、原子炉格納容器下部への注水方法や手順などについて説明しました。
原子力規制委員会からは、原子炉格納容器下部へ注水を開始する前に行う原子炉圧力容器の減圧手順について妥当性を示すことを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【津波】地下水位の設定
以前の審査会合(2018年11月6日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、地下水位低下設備の保守管理方針など今後の対応について説明しました。
原子力規制委員会からは、地下水位低下設備の機能維持の考え方や地下水を集めるドレン管が閉塞した場合の対応などについて整理することを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
溶融燃料−冷却材相互作用 溶け落ちた燃料と原子炉格納容器下部へ注水した水が接触すると,一時的に原子炉格納容器内の圧力が急上昇する可能性がある。この際に発生するエネルギーが大きい場合,原子炉格納容器内の構造物が破壊され,原子炉格納容器の破損に至る事故のシナリオ。 溶融炉心−コンクリート相互作用 炉心損傷後,溶けて格納容器内に流出した燃料が格納容器下部のコンクリートを侵食する現象が発生する事故のシナリオ。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価審査会合における指摘事項の回答
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(運転中の原子炉における格納容器破損防止対策の有効性評価)(DCH,FCI,MCCI)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について 補足説明資料
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(地下水位の設定)
女川原子力発電所2号炉 地下水位の設定について
2019年1月29日 第674回審査会合(141回目) 【地震】サプレッションチェンバ内部水質量 -
・【地震】サプレッションチェンバ※内部水質量
(用語解説)
以前の審査会合(2018年6月7日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、サプレッションチェンバの耐震設計における内部水の考え方について、地震時の揺れによる水の挙動を考慮した新たな評価手法を用いる目的等について説明しました。
原子力規制委員会からは、新たな評価手法の妥当性について、追加の説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
サプレッションチェンバ(圧力抑制室) 原子炉格納容器の一部で、冷却材喪失事故時等に放出される原子炉内の蒸気を凝縮するための水を保持している部分。例えば、冷却材喪失事故時等において,原子炉内の燃料破損を防止するため、原子炉へ冷却水を注入するが、この冷却水は原子炉内で蒸気となり、格納容器内に放出される。その際、格納容器内の圧力や温度の上昇を抑制するため、サプレッションチェンバ内の水で蒸気を凝縮し、水に戻す役割を持つ。また、この水は原子炉へ注水する水源にもなっている。当社原子力発電所のサプレッションチェンバはドーナツ型の形状。 (提出資料)
2019年1月22日 第672回審査会合(140回目) 【重大事故等対策】有効性評価(炉心損傷防止)/使用済燃料プールの重量物落下、監視設備 -
・【重大事故等対策】有効性評価(炉心損傷防止)
(用語解説)
重大事故に至るおそれのある事故シナリオのうち「LOCA時注水機能喪失※」について、以前の審査会合(2018年5月17日)で、事故分類の考え方を説明しておりました。
今回の審査会合では,事故分類を踏まえた冷却機能の評価結果や,フィルタベント系※などによる対策の有効性について説明しました。
原子力規制委員会からは、事故時における対策の優先順位について,説明を充実するよう求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
・【重大事故等対策】使用済燃料プールの重量物落下,監視設備
地震時における重量物(設備)落下に伴う使用済燃料プールの損傷について,損傷させる恐れのある重量物を抽出するとともに,それらの落下防止対策を説明しました。
また,使用済燃料プールの状態(水位・温度など)を監視するための監視設備の仕様について説明しました。
原子力規制委員会からは,一部の重量物の落下防止対策の基本方針や,監視設備の測定原理について,説明を充実するよう求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
LOCA時注水機能喪失 LOCA(冷却材喪失事故)発生時、原子炉の圧力が高い状態での注水に失敗し、さらに圧力を下げた状態での注水にも失敗することで、炉心損傷に至る事故のシナリオ。 フィルタベント系 格納容器の過圧破損を防止するために行うベントの際に、フィルタにより放射性物質の放出を抑制する原子炉格納容器圧力逃がし装置(フィルタベント系)。 (提出資料)
2019年1月15日 第670回審査会合(139回目) 【津波】耐津波設計方針(防潮堤の構造成立性) -
・【津波】耐津波設計方針(防潮堤の構造成立性)
以前の審査会合(2018年11月6日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、防潮堤を構成する部位(鋼管杭、背面補強工、改良地盤、置換コンクリートなど)の機能・役割について、法令(原子炉等規制法)要求に基づき再整理した結果を説明しました。
また、今後の耐津波設計における漂流物評価において、防潮堤に作用する漂流物荷重が増加した場合等においても、防潮堤の構造成立性が損なわれることはないことなどを説明しました。
原子力規制委員会からは、特段コメントはありませんでした。(提出資料)
2018年12月20日 第664回審査会合(138回目) 新規制基準適合性に係るとりまとめ資料等の概要及び今後の審査対応について/
【重大事故等対策】有効性評価(炉心損傷防止対策)-
・新規制基準適合性に係るとりまとめ資料等の概要及び今後の審査対応について
(用語解説)
以前の審査会合(2018年8月30日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、当社として取り組んでいる審査対応への改善内容について説明を行いました。
具体的には、先行プラントとの類似点・相違点の比較を行うことや、女川固有の特性を踏まえた分析・考察を行い、より多面的な視点で論理構築がなされるよう審査資料の充実を図っていくこと、また、審査会合における原子力規制委員会からの指摘に対して、迅速に対応するため、社内体制を強化していくことなどについて説明しました。
当社としましては、審査対応への改善の取り組みを着実に実施し、合理的に審査が進むようしっかりと対応してまいります。
・【重大事故等対策】有効性評価(炉心損傷※防止対策)
炉心損傷防止対策のうち、「原子炉停止機能喪失」事象が発生した際の対策については以前の審査会合(2018年3月22日)で説明しておりましたが、その後の他社プラントの審査の状況を踏まえ、、「原子炉停止機能喪失」の判断基準や、その後の停止操作をより迅速に行うために操作手順を見直すことなどを説明しました。
原子力規制委員会からは、特段コメントはありませんでした。
炉心損傷 原子炉内の燃料が冷却不足により、燃料温度が上昇し、燃料を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉新規制基準適合性に係るとりまとめ資料等の概要及び今後の審査対応について
女川原子力発電所2号炉運転中の原子炉における炉心損傷防止対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉指摘事項に対する回答一覧表(炉心損傷防止対策の有効性評価)
女川原子力発電所2号炉重大事故等対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉重大事故等対策の有効性評価について補足説明資料
女川原子力発電所2号炉「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉重大事故等対処設備について(補足説明資料)
2018年12月18日 第663回審査会合(137回目) 【津波】耐津波設計方針/取放水路からの流入防止対策 -
・【津波】耐津波設計方針
(用語解説)
以前の審査会合(2018年10月23日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、東北地方太平洋沖地震時の津波による被害状況や漂流物の実績も考慮し、津波漂流物の調査対象範囲を拡大したことや、津波襲来時の燃料等を輸送する車両の退避ルートなどを説明しました。
原子力規制委員会からは、東北地方太平洋沖地震時に実際に津波が襲来した発電所であることを踏まえ、女川町の被災事例なども考慮し、漂流はしないものの海中において津波の波力で押し流される物も整理したうえで、発電所への影響をより詳しく説明することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【津波】取放水路※からの流入防止対策
以前の審査会合(2018年10月23日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、防潮壁の構造部材の接合部に使用する止水ゴムの耐久性の考え方や保守管理の方針などを説明しました。
原子力規制委員会からは、止水ゴムなどの耐久性に関し、維持管理上の配慮等について整理するよう求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
取放水路 機器の冷却に使用する海水を発電所へ引き込む水路(取水路)および冷却に使用した海水を海へ戻す水路(放水路)。 (提出資料)
2018年11月29日 第655回審査会合(136回目) 【地震】耐震設計方針(建屋耐震設計方針,弾塑性解析の適用) -
・【地震】耐震設計方針(建屋耐震設計方針,弾塑性解析の適用)
(用語解説)
以前の審査会合(2018年9月25日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、東北地方太平洋沖地震等による建屋の初期剛性※の低下を踏まえた機器・配管系の耐震評価や、乾燥収縮※によるひび割れがアンカー支持機能(機器を建屋に固定する機能)等に及ぼす影響に関して説明しました。
また、原子炉建屋の基礎や屋根などの評価への弾塑性解析※の適用にあたって、従来の解析からの相違点などについて説明しました。
原子力規制委員会からは、基準地震動※を踏まえた詳細な評価を盛り込むなど考え方を整理するよう求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
初期剛性 初期剛性とは、地震の揺れの力などに対する変形のしづらさの度合いのこと。 乾燥収縮 コンクリートが固まるときに、内部に存在する水分が減少し体積が収縮すること。その際、ひび割れを伴うことがある。コンクリートの乾燥収縮は一般的な現象であり、長期にわたり継続する。 弾塑性解析 ある物体に力を加えると変形が生じるが、力を2倍にすると変形も2倍になるような比例関係にあり、力をゼロに戻すと変形もゼロになることを弾性といい、このような条件の下で解析する場合を弾性解析という。一方、ある物体に力を加え,徐々に力を大きくしていくと,ある一定の力に達するとそれ以降は力と変形が比例関係では無くなり,力をあまり大きくしなくとも変形が大きく進んでしまう状態となり,力をゼロに戻しても変形はゼロに戻らなくなる。(例えば,金属の棒などに力を加えて曲がった状態において力をゼロに戻しても変形が元に戻らない状態となる)このように変形が元に戻らないことを塑性化といい、弾性状態からある力以上になると塑性化することを考慮した解析を弾塑性解析という。 基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉指摘事項に対する回答一覧表(4条耐震設計方針建屋の耐震設計関連)
女川原子力発電所2号炉東北地方太平洋沖地震等による影響を踏まえた耐震設計への反映について(第628回審査会合(平成30年9月25日)指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉原子炉建屋屋根トラスの解析モデルへの弾塑性解析の適用(第628回審査会合(平成30年9月25日)指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉原子炉建屋基礎版の応力解析モデルへの弾塑性解析の適用(第628回審査会合(平成30年9月25日)指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉設計基準対象施設について(第4条地震による損傷の防止)
2018年11月20日 第652回審査会合(135回目) 【地震】耐震設計方針(土木構造物の解析手法および解析モデルの精緻化,
後施工せん断補強工法による耐震補強について)-
・【地震】耐震設計方針(土木構造物の解析手法および解析モデルの精緻化)
以前の審査会合(2018年8月7日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、海水ポンプ室を代表例として土木構造物の耐震評価をより精緻に行うことができる新たな解析手法について、従来の解析手法との差異や評価方法の詳細などについて説明しました。
原子力規制委員会からは、新たな解析手法を海水ポンプ室以外の土木構造物に適用する妥当性を示すことなどについて求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【地震】耐震設計方針(後施工せん断補強工法による耐震補強について)
以前の審査会合(2018年8月7日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、後施工せん断補強工法(補強用の鉄筋を追加で施工する工法)に用いる材料の役割や特性などを整理し、地震時に想定される状態(ひび割れなど)においても補強効果が発揮できることを説明しました。
原子力規制委員会からは、特段コメントはありませんでした。(提出資料)
2018年11月6日 第647回審査会合(134回目) 【津波】耐津波設計方針(防潮堤の構造成立性,地下水位の設定)/
【地震】耐震設計方針(3.11地震の沈下実績)-
・【津波】耐津波設計方針(防潮堤の構造成立性)
(用語解説)
以前の審査会合(2018年6月19日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、防潮堤を構成する部位(鋼管杭、背面補強工、改良地盤、置換コンクリートなど)についてそれぞれの機能・役割に応じた設計や評価の考え方を説明しました。
原子力規制委員会からは、防潮堤の構造を成立させるための追加対策として施工する置換コンクリートなどの役割を整理するよう求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【津波】耐津波設計方針(地下水位の設定)
以前の審査会合(2018年7月17日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、地下水位低下設備(地下水を汲み上げるための井戸・ポンプ等)の信頼性確保の方針や機能を期待しない場合の影響等について説明しました。
具体的には、地下水位低下設備を設計基準対象施設※(新規制基準対象設備)に位置付け、基準地震動※クラスの揺れに対しても機能を維持できるよう耐震性を確保することなどを説明しました。
原子力規制委員会からは、地下水位低下設備が機能を喪失した場合の影響などを検討するよう求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【地震】耐津波設計方針(3.11地震の沈下実績)
岩盤に直接設置している構造物(海水ポンプ室など)に係る地盤の変位量について,東北地方太平洋沖地震前と地震後のそれぞれの測定方法を整理したうえで、当該地震により地盤が変位した理由について説明しました。
原子力規制委員会からは、特段コメントはありませんでした。
設計基準対象施設 設計の基準を超えるような異常な事象(地震等)が発生した場合であっても,重大な事故に至らせないための施設。また,重大な事故が発生した場合であっても,それらの拡大を防止するための施設。 基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(防潮堤の設計方針)
女川原子力発電所2号炉 防潮堤の設計方針について
女川原子力発電所2号炉 防潮堤の構造成立性評価結果について
女川原子力発電所2号炉 防潮堤の設計方針及び構造成立性評価結果について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(液状化影響の検討方針)
女川原子力発電所2号炉 液状化影響の検討方針のうち2011年東北地方太平洋沖地震における沈下実績について(審査会合での指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(地下水位の設定)
女川原子力発電所2号炉 地下水位の設定について(審査会合での指摘事項に対する回答)
2018年10月23日 第644回審査会合(133回目) 【津波】耐津波設計方針/取放水路からの流入防止 -
・【津波】耐津波設計方針
(用語解説)
以前の審査会合(2018年7月17日)における原子力規制委員会からの指摘事項に対し、東北地方太平洋沖地震・津波を踏まえた対応方針や津波監視設備※の妥当性などを説明しました。
具体的には、東北地方太平洋沖地震・津波による漂流物の実績などから、津波発生時に発電所に漂着する最大の漂流物の設定やその影響評価・対応方針などについて説明しました。また,津波監視設備に関しては、津波襲来前後の敷地前面の監視体制や監視カメラによる監視範囲などについて説明しました。
原子力規制委員会からは、設定した最大の漂流物の妥当性や取水口※の監視の重要性を考慮した監視カメラの設置場所などの検討を求められたことから、今後の審査において適切に対応してまいります。
・【津波】取放水路※からの流入防止
以前の審査会合(2018年7月10日)における原子力規制委員会からの指摘事項に対し、防潮壁の構造と設計方針について説明しました。
具体的には、防潮壁の構造について、止水性や地震による変位抑制を向上させるためコンクリートパネルを重ねる分割構造から鋼板の一体構造に変更することを説明しました。また、構造強度を評価する際に、防潮壁本体とそれを支える杭基礎を別々に評価していたものを、一体としてモデル化することで地震時の地盤変位の影響をより適切に評価できる設計とすることなどについて説明しました。
原子力規制委員会からは、防潮壁のコーナー部等の構造の詳細,および止水性確保の考え方・対応策を整理することなどを求められたことから,今後の審査において説明してまいります。
津波監視設備 津波の襲来状況を監視するための水位計および津波監視カメラなど。 取水口 機器の冷却に使用する海水を発電所へ引き込む水路の入口。 取放水路 機器の冷却に使用する海水を発電所へ引き込む水路(取水路)および冷却に使用した海水を海へ戻す水路(放水路)。 (提出資料)
2018年10月16日 第641回審査会合(132回目) 女川2号炉に係る今後の審査について -
・女川2号炉に係る今後の審査について
以前の審査会合(2018年8月30日)における原子力規制委員会からの当社の審査会合への対応に関する指摘事項について、当社の改善への取り組みがなされていることを確認するため、以下の資料を提出することを求められました。
(1)設置変更許可申請書本文および添付資料に対する補足説明資料
(2)上記(1)の記載内容にかかわる先行炉との比較表。先行炉と記載内容が異なる箇所を明記するとともに、備考欄にはその異なる理由を明確に示したもの。
当社としましては、上記資料を速やかに取り纏めるとともに、改善への取り組みを継続的に実施してまいります。2018年9月25日 第628回審査会合(131回目) 【地震】耐震設計方針 -
・【地震】耐震設計方針
(用語解説)
東北地方太平洋沖地震等を踏まえた建屋の耐震設計方針について、原子炉建屋を代表とする妥当性や他の建屋への展開について説明しました。
具体的には、原子炉建屋が他の建屋と比較し初期剛性低下が大きいことや乾燥収縮によるひび割れが多いことなどの特徴から、他の建屋についても原子炉建屋と同様の耐震設計方針を適用可能であることを説明しました。
また、原子炉建屋の基礎や屋根部などの耐震評価において、以前は弾性解析による評価を実施していたものの、基準地震動の増大(最大580ガルから1000ガル)に伴い、弾塑性解析※を採用することとしたため、解析手法の妥当性について説明しました。
原子力規制委員会からは,初期剛性低下に関し、機器の設計に与える影響について影響度合いの小さいものも含め幅広に整理することや、屋根部の設計に対する弾塑性解析を採用することによる保守性について整理すること等を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
弾性解析,弾塑性解析 ある物体に力を加えると変形が生じるが、力を2倍にすると変形も2倍になるような比例関係にあり、力をゼロに戻すと変形もゼロになることを弾性といい、このような条件の下で解析する場合を弾性解析という。一方,ある物体に力を加え,徐々に力を大きくしていくと,ある一定の力に達するとそれ以降は力と変形が比例関係では無くなり,力をあまり大きくしなくとも変形が大きく進んでしまう状態となり,力をゼロに戻しても変形はゼロに戻らなくなる。(例えば,金属の棒などに力を加えて曲がった状態において力をゼロに戻しても変形が元に戻らない状態となる)このように変形が元に戻らないことを塑性化といい、弾性状態からある力以上になると塑性化することを考慮した解析を弾塑性解析という。 (提出資料)
2018年8月30日 第618回審査会合(130回目) 【地震】耐震設計方針/説明スケジュール -
・【地震】耐震設計方針
(用語解説)
東北地方太平洋沖地震等を踏まえた建屋の耐震設計方針の全体像について説明しました。
具体的には,東北地方太平洋沖地震の影響とコンクリートの乾燥収縮※により建屋の初期剛性が低下したことによる設備への影響評価および建屋の耐震設計以外の要求機能(遮蔽性能,止水性能等)への影響評価について検討すること等を説明しました。
原子力規制委員会からは,耐震設計以外の要求事項への影響評価や機能維持の妥当性について,更に幅広に整理すること等を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
原子力規制委員会からは,他社既往の審査実績や当社申請内容の特徴に対する認識、基準適合に係る論理構築などについて改善を求められたことから,今後の審査が合理的に進められるよう対応してまいります。
乾燥収縮 コンクリートが固まるときに、内部に存在する水分が減少し体積が収縮すること。その際、ひび割れを伴うことがある。コンクリートの乾燥収縮は一般的な現象であり、長期にわたり継続する。 (提出資料)
2018年8月7日 第611回審査会合(129回目) 【地震】耐震設計方針/説明スケジュール -
・【地震】耐震設計方針
(用語解説)
屋外に設置されている土木構造物の耐震評価や耐震補強について説明しました。
具体的には、海水ポンプ室などの耐震評価をより精緻に行うことができる解析手法を新たに採用することを説明しました。また、地震への強度を向上させるため,取水路※の側壁等に補強用の鉄筋を追加で施工することについて説明しました。
原子力規制委員会からは、新たな解析手法を採用することの妥当性や、追加の鉄筋を施工することによる補強効果について、詳細に説明することを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
取水路 熱交換により機器の冷却に使用する海水を発電所敷地内へ引き込むための水路。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 土木構造物の解析手法及び解析モデルの精緻化について
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(第4条 地震による損傷の防止)(別紙-16 土木構造物の解析手法及び解析モデルの精緻化について)
女川原子力発電所2号炉 後施工せん断補強筋による耐震補強について
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(第4条 地震による損傷の防止)(別紙-17 後施工せん断補強筋による耐震補強について)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉説明スケジュール(前回ご説明(2018年7月26日審査会合)からの変更点)
2018年7月26日 第606回審査会合(128回目) 【重大事故等対策】有効性評価(格納容器破損防止対策)/説明スケジュール -
・【重大事故等対策】有効性評価(格納容器破損防止対策)
(用語解説)
原子炉格納容器破損防止対策の有効性評価のうち、「高圧溶融物放出/格納容器雰囲気直接加熱」※「溶融燃料-冷却材相互作用」※、「溶融炉心-コンクリート相互作用」※の各シナリオの特徴と対策の有効性について説明しました。
また、これまでの審査会合における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、溶融炉心が原子炉格納容器下部へ落下する場合の注水量の適切性や水位の確認手段および溶融炉心が原子炉格納容器下部の外側へ流出しないようにコリウムシールド※を設置することなどを説明しました。
原子力規制委員会からは、注水設備について多重性または多様性の観点で整理することやコリウムシールドの材料選定の考え方について説明することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
高圧溶融物放出/格納容器雰囲気直接加熱 原子炉圧力容器が高い圧力の状況で損傷し,溶融炉心等が急速に放出され,原子炉格納容器雰囲気が直接加熱されることで,原子炉格納容器内の温度および圧力が上昇し,原子炉格納容器破損に至る事故のシナリオ。 溶融燃料-冷却材相互作用 溶融炉心と原子炉格納容器下部の水が接触すると,一時的な圧力の急上昇が生じる可能性があり,このときに発生するエネルギーが大きい場合に,原子炉格納容器内の構造物が破壊され原子炉格納容器破損に至る事故のシナリオ。 溶融炉心-コンクリート相互作用 炉心損傷後,溶けて格納容器内に流出した燃料が格納容器下部のコンクリートを侵食する現象が発生する事故のシナリオ。 コリウムシールド 溶融炉心によるコンクリートなどの浸食を防止するための設備。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 運転中の原子炉における格納容器破損防止対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(運転中の原子炉における格納容器破損防止対策の有効性評価)(DCH,FCI,MCCI)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について 補足説明資料
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール(前回ご説明(2018.7.19 審査会合)からの変更点)
2018年7月19日 第603回審査会合(127回目) 【事故対応の基盤整備】原子炉制御室/説明スケジュール -
・【事故対応の基盤整備】原子炉制御室
以前の審査会合(平成30年6月12日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、放射性物質が原子炉格納容器貫通孔を通過する際の捕集効果(除去効果)について、過去の実証試験結果を適用することの妥当性について説明しました。
原子力規制委員会からは、放射性物質の捕集効果等の評価方法について、BWR各社で共通に取り扱えるよう検討することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
今後の説明スケジュールについて、これまでの審査の進捗や指摘事項への回答等を含め説明スケジュールをあらためて検討した結果、説明終了時期を2018年8月末から2019年1月中に見直すことを説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。(提出資料)
2018年7月17日 第601回審査会合(126回目) 【津波】耐津波設計方針について(地下水位の設定)/耐津波設計方針 -
・【津波】耐津波設計方針について(地下水位の設定)
(用語解説)
防潮堤等の設計条件のひとつである地下水位の設定について、以前の審査会合(平成30年5月22日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、基本的な考え方を説明するとともに、既設の地下水位低下設備(地下水を汲み上げるための井戸・ポンプ等)を規制対象である「設計基準対象施設※」と位置付けることを説明しました。
原子力規制委員会からは、通常時や地震後の地下水位低下設備の機能の維持について、設計・運用の信頼性を具体的に示すことなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【津波】耐津波設計方針
耐津波設計方針については、これまでの審査会合で女川2号機における個別の論点(防潮堤、防潮壁等)に関して説明してきましたが、今回の審査会合では、津波に対する全般的な防護の考え方や対策の妥当性を説明しました。
原子力規制委員会からは、津波監視カメラの監視範囲の妥当性や津波漂流物の発生範囲等について整理することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
設計基準対象施設 設計の基準を超えるような異常な事象(地震等)が発生した場合であっても,重大な事故に至らせないための施設。また,重大な事故が発生した場合であっても,それらの拡大を防止するための施設。 (提出資料)
2018年7月10日 第599回審査会合(125回目) 【火災防護対策】内部火災/
【津波】耐津波設計方針について(取放水路からの流入防止対策)/
説明スケジュール-
・【火災防護対策】内部火災
(用語解説)
以前の審査会合(平成30年5月10日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、1時間耐火隔壁の火災耐久試験方法や試験条件の妥当性、それに基づく試験結果について説明するとともに、中央制御室床下ケーブルピットの感知消火設備の実証試験方法の妥当性や試験結果を踏まえた設計への反映の考え方などについて説明しました。
原子力規制委員会からは、1時間耐火隔壁の火災耐久試験について、火災防護基準の要求仕様と規格を満足する方法を検討することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【津波】耐津波設計方針について(取放水路からの流入防止対策)
耐津波設計方針のうち取放水路※からの津波流入防止対策として、取放水路開口部(海水ポンプ室、放水立坑※)の周囲に設置する防潮壁の構造ならびに設計方針などについて説明しました。
具体的には、岩盤に達する深さまで打ち込んだ杭に支持されたコンクリートパネルや鋼製の壁を設置すること,想定される津波に対し余裕を持った高さにしていることなどを説明しました。
原子力規制委員会からは、構造の特異性や使用する部材の妥当性を示すことなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
取放水路 熱交換により機器の冷却に使用する海水を発電所敷地内へ引き込むための水路(取水路)および冷却に使用した海水を海へ戻すための水路(放水路)。 放水立坑 熱交換により機器の冷却に使用した海水を海へ戻すにあたり、その途中に設けたスペース。海水は放水立坑,放水路を経て海に戻される。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(内部火災)
女川原子力発電所2号炉 内部火災について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 火災防護について
女川原子力発電所2号炉 耐津波設計方針のうち取放水路からの流入防止(杭基礎構造防潮壁の設計方針)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール(前回ご説明(2018.7.5 審査会合)からの変更点)
女川原子力発電所2号炉 耐震設計方針の論点「既工認との差異(機器・配管)」のうち,「海水ポンプ室門型クレーンへの非線形時刻歴応答解析の適用」に係る審査上の扱いについて
2018年7月5日 第596回審査会合(124回目) 【地震】耐震設計方針/【重大事故等対策】有効性評価(格納容器破損防止対策)/
説明スケジュール-
・【地震】耐震設計方針
(用語解説)
以前の審査会合(平成30年4月17日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、建屋の地震応答解析※に用いる入力地震動の算定方法とその妥当性等を説明しました。
また、以前の審査会合(平成29年12月26日)における原子力規制委員会からの指摘事項への回答も含め、建屋の初期剛性低下の要因分析、地震応答解析の基本ケースおよび不確かさ※ケースの設定方針について、追加実験の結果を含め考え方等を説明しました。
原子力規制委員会からは、乾燥収縮※によるひび割れの影響について、耐震以外の要求事項に対しても網羅的に検討すること等を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【重大事故等対策】有効性評価(格納容器破損防止対策)
格納容器破損防止対策のうち格納容器過圧・過温破損※シナリオにおいて、代替循環冷却系を使用できない場合における格納容器フィルタベント系を用いた対策の有効性について説明しました。
また、以前の審査会合(平成28年8月15日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、重大事故時の安定状態後の長期的な状態維持の考え方(格納容器隔離タイミングなど)について説明しました。
原子力規制委員会からは、フィルタベント装置を3台並列に設置することによる影響について説明することを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
地震応答解析 地震に対する建物の揺れ方を明らかにするプロセス。地震応答解析モデルはその建物の揺れ方をモデル化したもの。 地震応答解析における不確かさ 地震応答解析で設定する初期剛性(地震の揺れの力などによる初めの変形に対する変形のしづらさ)などについて、コンクリートなどの材料のばらつき等による変動幅を考慮したもの。 乾燥収縮 コンクリートが固まるときに、内部に存在する水分が減少し体積が収縮すること。その際、ひび割れを伴うことがある。コンクリートの乾燥収縮は一般的な現象であり、長期にわたり継続する。 格納容器過圧・過温破損 格納容器内へ流出した高温の原子炉冷却材及び溶融炉心の崩壊熱等の熱によって発生した水蒸気、金属−水反応等によって発生した非凝縮性ガス等の蓄積により、緩和措置がとられない場合に格納容器破損に至るシナリオ (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(4条 耐震設計方針 建屋の耐震設計関連)
女川2号炉 東北地方太平洋沖地震後の既設設備の耐震設計全体概要
表層地盤が建屋の応答に与える影響を考慮した地震応答解析モデルの策定概要
女川原子力発電所2号炉 埋め込まれた建屋の周辺地盤による影響について(コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 初期剛性低下の要因とその影響に関する耐震実験について
女川2号炉原子炉建屋 不確かさケースの設定概要
女川原子力発電所2号炉 不確かさケースの設定について
女川原子力発電所2号炉 運転中の原子炉における格納容器破損防止対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(運転中の原子炉における格納容器破損防止対策の有効性評価)(過圧過温(代替循環冷却系を使用できない場合))
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について 補足説明資料
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール(前回ご説明(2018.6.28審査会合)からの変更点)
2018年6月28日 第593回審査会合(123回目) 【重大事故等対策】有効性評価(格納容器破損防止対策、先行炉の適合性審査を踏まえた技術的知見の反映、
原子炉格納容器限界温度・限界圧力)/【その他自然現象等】火山影響評価/
【地震】耐震設計方針について(原子炉基礎本体の復元力特性)/説明スケジュール-
・【重大事故等対策】有効性評価(格納容器破損防止対策、原子炉格納容器限界温度・限界圧力、先行炉の適合性審査を踏まえた技術的知見の反映)
格納容器破損防止対策に係る有効性評価のうち、格納容器過圧・過温破損※、水素燃焼※シナリオに係る対策の概要および先行炉の適合性審査を踏まえた技術的知見の反映について説明しました。
具体的には、代替循環冷却系※や格納容器フィルタベント系を使用することにより、格納容器の過圧・過温破損、水素燃焼を防止できること、および東京電力柏崎刈羽6・7号機の審査を踏まえて追加された規制項目である、代替循環冷却系について、格納容器フィルタベント系との多様性・独立性を有すること,および位置的分散を図る設計方針であることを説明しました。
また、以前の審査会合(平成27年3月3日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、格納容器の限界温度・限界圧力※に関する評価(格納容器の気密性が喪失した場合の検知及び対応方法等の考え方)等について説明しました。
原子力規制委員会からは、格納容器内酸素濃度検出器について、現在の検出方式を採用した理由について説明すること、および代替循環冷却系を用いた更なる格納容器の温度低下のための運用方法について検討すること等を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
なお、以前の審査会合(平成30年2月27日)において説明した重大事故時の格納容器内の水素・酸素濃度計算誤りについて、原因および再発防止対策についても説明しました。
・【その他自然現象等】火山影響評価
発電所敷地への火山灰の層厚による施設への影響評価結果および平成29年12月に新たな要求事項として追加された「高濃度火山灰対策」に係る対応方針の検討状況について説明しました。
原子力規制委員会からは、火山灰による荷重と組み合わせる積雪荷重の考え方および想定される火山灰に含まれる鉱物結晶(アルミナ、酸化カリウム等)が設備に与える影響について、整理し説明することを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【地震】耐震設計方針について(原子炉基礎本体の復元力特性)
原子炉基礎本体における復元力特性※の設定方法の考え方およびその妥当性について、実績のある手法や既往の知見、実機を模擬した試験結果に基づき説明しました。
原子力規制委員会からは、地震応答解析※における評価の妥当性について説明することを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。 (用語解説)
格納容器過圧・過温破損 格納容器内へ流出した高温の原子炉冷却材および溶融炉心の崩壊熱等の熱によって発生した水蒸気、金属−水反応等によって発生した非凝縮性ガス等の蓄積により、緩和措置がとられない場合に格納容器破損に至るシナリオ。 水素燃焼 炉心損傷後、格納容器内の酸素が金属と水反応によって生じた水素と反応することで激しい燃焼が生じて格納容器破損に至る事故のシナリオ。 代替循環冷却系 残留熱除去系(原子炉が停止した後も、燃料の中に蓄積した核分裂生成物から熱が発生するが、この熱を除去・冷却するための系統)ポンプと並列に設置する常設の代替循環冷却ポンプにより、残留熱除去系の配管および熱交換器を経由して原子炉等への注水を可能とする系統。 限界温度・限界圧力 原子炉格納容器について顕著に機能劣化する温度・圧力(破損限界)に対して一定の裕度を持った値。200℃、854kPa(最高使用圧力427kPaの2倍)。 復元力特性 地震時における原子炉本体基礎の揺れやすさを表したもの。 地震応答解析 地震に対する建物の揺れ方を明らかにするプロセス。地震応答解析モデルはその建物の揺れ方をモデル化したもの。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 運転中の原子炉における格納容器破損防止対策の有効性評価について(水の放射線分解計算の誤りについて)
女川原子力発電所2号炉 運転中の原子炉における格納容器破損防止対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 柏崎刈羽原子力発電所6号炉及び7号炉の新規制基準適合性審査を通じて得られた技術的知見の反映
女川原子力発電所2号炉 原子炉格納容器の限界温度・限界圧力に関する評価結果
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(運転中の原子炉における格納容器破損防止対策の有効性評価)(過圧過温(代替循環冷却系を使用する場合),水素燃焼)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(原子炉格納容器の限界温度・限界圧力)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について 補足説明資料
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 火山影響評価について
女川原子力発電所2号炉 外部事象の考慮について
女川原子力発電所2号炉 原子炉本体の基礎(RPV ペデスタル)の復元力特性について
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(第4条 地震による損傷の防止)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール(前回ご説明(2018.6.19 審査会合)からの変更点)
2018年6月19日 第589回審査会合(122回目) 【津波】耐津波設計方針について(防潮堤の設計方針および構造成立性評価)/
説明スケジュール-
・【津波】耐津波設計方針について(防潮堤の設計方針および構造成立性評価)
以前の審査会合(平成30年2月13日および平成30年3月20日)において説明した防潮堤の沈下対策等について、具体的な対策内容(防潮堤下部の地盤改良等)を示し、地震や津波による外力に対して、防潮堤の各部材が安全で地盤も安定性を確保しており、構造が成立することを説明しました。
原子力規制委員会からは、防潮堤の安定性確保策として用いる置換コンクリートの役割・機能などについて、詳細な説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。(提出資料)
2018年6月12日 第587回審査会合(121回目) 【重大事故等対策】有効性評価(炉心損傷防止対策)/
【事故対応の基盤整備】原子炉制御室/
【事故対応の基盤整備】監視測定設備/
説明スケジュール-
・【重大事故等対策】有効性評価(炉心損傷防止対策)
(用語解説)
炉心損傷※防止対策に係る有効性評価のうち、全交流動力電源喪失※および崩壊熱除去機能喪失※に係る事故シナリオについて説明しました。
このうち、全交流動力電源喪失については、東京電力柏崎刈羽原子力発電所6・7号機の適合性審査で得られた技術的知見を踏まえ、原子炉隔離時冷却系(全交流動力電源喪失後でも原子炉へ冷却水を供給可能な系統)の故障要因に応じた事故シナリオ4つを選定し評価した結果、いずれの評価においても、安全対策が有効に機能し、炉心損傷を防止できることを説明しました。
原子力規制委員会からは、事故対応手順の実現性などについて追加説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【事故対応の基盤整備】原子炉制御室
原子炉制御室(当社では原子炉制御室を中央制御室と呼んでいる)について、1号機と2号機の共用取り止め(以前の審査会合(平成30年4月12日)において説明済)による運転員の居住性への影響および被ばく評価結果などについて説明しました。
原子力規制委員会からは、放射性物質が原子炉格納容器貫通孔を通過する際の捕集効果(除去効果)について、過去の実証試験結果を適用することの妥当性について説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【事故対応の基盤整備】監視測定設備
放射線量等を監視・測定する設備について、事故時においても適切に放射性物質を検知できることなどを説明しました。また、安全対策設備の設置場所を確保するため、モニタリングポスト(No.5)を移設することについても説明しました。
本審査項目については、原子力規制委員会から特段コメントはありませんでした。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 全交流動力電源喪失 送電線による外部からの電源に加え、非常用ディーゼル発電機の機能も喪失し、燃料損傷に至る事故のシナリオ 崩壊熱除去機能喪失 原子炉内で発生する崩壊熱の除去(海水系との熱交換)機能が喪失し、格納容器内の圧力が上昇し、燃料損傷に至る事故のシナリオ (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 運転中の原子炉における炉心損傷防止対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(炉心損傷防止対策の有効性評価)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について 補足説明資料
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(中央制御室)
女川原子力発電所2号炉 中央制御室について
女川原子力発電所2号炉 中央制御室について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(監視測定設備)
女川原子力発電所2号炉 監視測定設備について
女川原子力発電所2号炉 監視測定設備について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 原子炉制御室について
女川原子力発電所2号炉 監視設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール(前回ご説明(2018.6.7 審査会合)からの変更点)
2018年6月7日 第583回審査会合(120回目) 【重大事故等対策】地震PRA/
【地震】使用済燃料貯蔵ラック(燃料ラック)の減衰定数/
【地震】サプレッションチェンバ内部水質量の考え方の変更/
説明スケジュール-
・【重大事故等対策】地震PRA
(用語解説)
炉心損傷※防止対策の有効性評価の対象となる、事故シナリオを選定するための地震PRA※の評価結果を示し、新たな事故シナリオの追加は不要であることなどを説明しました。
原子力規制委員会からは、一部資料の充実を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【地震】使用済燃料貯蔵ラック(燃料ラック)の減衰定数
使用済燃料プールにある使用済燃料を貯蔵するラックについて、地震による揺れが収まる割合(減衰定数)の設定に関し、以前の審査会合(平成30年3月29日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、実物を模擬した試験体を用いた加震試験に対する考察や試験条件が適切であることなどを説明しました。
本審査項目については、原子力規制委員会から特段コメントはありませんでした。
・【地震】サプレッションチェンバ内部水質量の考え方の変更
サプレッションチェンバ※の耐震評価に用いる、内部の水の質量の考え方について、従来の評価との違いを説明しました。
原子力規制委員会からは、一部資料の充実を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
今後の説明スケジュールについて、これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえ、全体的な説明スケジュールの平準化を図ったことにより、当社からの説明を一通り終える時期を7月から8月に見直すことを説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 確率論的リスク評価(PRA) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと サプレッションチェンバ(圧力抑制室) 原子炉格納容器の一部で、冷却材喪失事故時等に放出される原子炉内の蒸気を凝縮するための水を保持している部分(容器)。例えば、原子炉内の燃料破損を防止するため、外部から原子炉へ冷却水を注入するが、この冷却水は原子炉内で蒸発する。この蒸気は格納容器に放出されるが、格納容器内の圧力や温度の上昇を抑制するため、サプレッションチェンバ内の水で蒸気を凝縮し、水に戻している。当社原子力発電所のサプレッションチェンバはドーナツ型の形状 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(確率論的リスク評価(PRA)地震PRA)
女川原子力発電所2号炉 確率論的リスク評価(地震PRA)について
女川原子力発電所2号炉 事故シーケンスグループ及び重要事故シーケンス等の選定について
女川原子力発電所2号炉 確率論的リスク評価(地震PRA)について(審査会合での指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(4条 地震による損傷の防止 燃料ラック減衰定数関連)
女川原子力発電所2号炉 使用済燃料貯蔵ラック(燃料ラック)の減衰定数について(コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 サプレッションチェンバ内部水質量の考え方の変更について
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(第4条 地震による損傷の防止)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール(前回ご説明(2018.5.31 審査会合)からの変更点)
2018年5月31日 第578回審査会合(119回目) 【その他自然現象等】竜巻に対する設計方針/
【その他】原子炉冷却材圧力バウンダリ/説明スケジュール-
・【その他自然現象等】竜巻に対する設計方針
(用語解説)
以前の審査会合(平成30年4月12日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、竜巻による飛来物(鋼製材や砂利)について、施設への影響がより大きくなる評価条件に見直したことなどを説明しました。
本審査項目については、原子力規制委員会から特段コメントはありませんでした。
・【その他】原子炉冷却材圧力バウンダリ
原子炉冷却材圧力バウンダリ※について、以前の審査会合(平成30年4月17日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、新たに対象となった弁等について、発電所の建設時から、どのように検査や保守管理を行っているかを説明しました。
本審査項目については、原子力規制委員会から特段コメントはありませんでした。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
原子炉冷却材圧力バウンダリ 原子炉圧力容器・原子炉冷却系の配管・隔離弁など、破壊すると原子炉冷却材喪失となる範囲 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(6条:竜巻)
女川原子力発電所2号炉 竜巻影響評価について(審査会合での指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉 外部事象の考慮について(1/2)
女川原子力発電所2号炉 外部事象の考慮について(2/2)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(17条:原子炉冷却材圧力バウンダリ範囲拡大に伴う設計上の考慮)
女川原子力発電所2号炉 原子炉冷却材圧力バウンダリ範囲拡大に伴う設計上の考慮について(審査会合での指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール(前回ご説明(2018.5.22審査会合)からの変更点)
2018年5月22日 第573回審査会合(118回目) 【地震】地下水位の設定,3.11地震の沈下実績/
【重大事故等対策】可搬型重大事故等対処設備保管場所・アクセスルート/説明スケジュール-
・【地震】地下水位の設定、3.11地震の沈下実績
(用語解説)
以前の審査会合(平成30年3月20日)において地盤の液状化の評価内容などを説明した際の原子力規制員会からの指摘事項を踏まえ、東北地方太平洋沖地震による敷地内の沈下実績の調査結果や、地下水位の設定※方法と地下水位を低下させる設備(地下水を汲み上げるポンプなど)の運用に係る考え方などを説明しました。
原子力規制委員会からは、一部資料の充実を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【重大事故等対策】可搬型重大事故等対処設備保管場所・アクセスルート
重大事故等発生時の対応に必要な可搬型重大事故等対処設備※の保管場所、運搬のための屋内外アクセスルートに対する基準への適合状況について、想定される自然現象、溢水および火災などを想定しても、可搬型重大事故等対処設備の運搬・移動に支障がないことを説明しました。
また、以前の審査会合(平成30年11月18日)での指摘事項を踏まえ、基準地震動に対するアクセスルートへの影響などを説明しました。
原子力規制委員会からは、アクセスルートの復旧に関する想定時間の妥当性を示すことなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
地下水位の設定 各構造物の耐震設計において、地中部の壁面に作用する土圧や基礎底面に作用する水圧を適切に評価するための計算条件として設定するもの。 可搬型重大事故等対処設備 炉心損傷(原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと)や放射性物質の大量放出に至る可能性のある事故等に対処するための設備のうち、可搬型のもの(可搬型大容量送水ポンプ、電源車、原子炉補機代替冷却系熱交換器ユニット、タンクローリー、ブルドーザー、バックホウなど)。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表 (液状化影響の検討方針)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(地下水位の設定)
女川原子力発電所2号炉 液状化影響の検討方針のうち2011年東北地方太平洋沖地震における沈下実績について
女川原子力発電所2号炉 地下水位の設定について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(可搬型重大事故等対処設備保管場所及びアクセスルート)
女川原子力発電所2号炉 可搬型重大事故等対処設備保管場所及びアクセスルートについて
女川原子力発電所2号炉 可搬型重大事故等対処設備保管場所及びアクセスルートについて
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール(前回ご説明(2018.5.17審査会合)からの変更点)
2018年5月17日 第572回審査会合(117回目) 【重大事故等対策】有効性評価(燃料プール等燃料損傷防止対策,炉心損傷防止対策,
先行炉の適合性審査を踏まえた技術的知見の反映)/説明スケジュール-
・【重大事故等対策】有効性評価(燃料プール等燃料損傷防止対策)
(用語解説)
使用済燃料プールに係る重大事故対策の有効性評価について、以前(平成29年12月26日)の審査会合における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、地震の揺れによる使用済燃料プール水の流出量の考え方や、使用済燃料プール内の燃料損傷防止対策の妥当性などについて説明しました。
本審査項目については、原子力規制委員会から特段コメントはありませんでした。
・【重大事故等対策】有効性評価(炉心損傷防止対策)
運転中の原子炉における重大事故に至るおそれがある事故のうち「格納容器バイパス※」および「高圧・低圧注水機能喪失※」に係る炉心損傷※防止対策について説明しました。
具体的には、これらの事故に対する安全対策(代替注水設備による原子炉への注水や、代替循環冷却系※を用いた除熱等)と、必要な要員や資源(水源、電源等)が確保されており、事故への対応が有効に機能することを説明しました。
また、今後説明する事故シナリオである「LOCA時注水機能喪失※」について、事故分類の考え方を説明しました。
本審査項目については、原子力規制委員会から特段コメントはありませんでした。
・【重大事故等対策】有効性評価(先行炉の適合性審査を踏まえた技術的知見の反映)
東京電力柏崎刈羽原子力発電所6・7号機の適合性審査での技術的知見を踏まえて追加された規制項目のうち、「使用済燃料プールから発生する水蒸気の設備への影響を防止するための対策」および「原子炉制御室(中央制御室)の居住性を確保するためのブローアウトパネル※の閉止機能」について審議されました。
当社からは、使用済燃料プールから発生する水蒸気の設備への影響を防止するための対策として、発電所に元々設置されている冷却機能に加え、代替設備(常設代替交流電源設備(ガスタービン発電機)および原子炉補機代替冷却水系(大容量送水ポンプ車、可搬型熱交換器ユニット)により使用済燃料プールを冷却し、水蒸気の発生を防止することを説明しました。
また、原子炉制御室(中央制御室)の居住性を確保するためのブローアウトパネルの閉止機能については、事故発生時、原子炉建屋外壁に設置されているブローアウトパネルが開放していた場合に、放射性物質が屋外を経由して空調設備から中央制御室内に流入しないよう、ブローアウトパネルの手前に、遠隔操作可能な閉止装置を設けることなどを説明しました。
原子力規制委員会からは、原子炉制御室(中央制御室)の居住性評価に関し、格納容器内から屋外に放出される放射性物質の量の想定等について考え方を整理するよう求められたことから、今後の審査において適切に対応してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
格納容器バイパス 原子炉冷却材圧力バウンダリ(原子炉圧力容器・原子炉冷却系の配管・隔離弁など、破壊すると原子炉冷却材喪失となる範囲)と接続された系統で、高圧設計部分と低圧設計部分のつなぎ目の配管において低圧設計部の配管が破損し、炉心損傷に至る事故のシナリオ。 高圧・低圧注水機能喪失 原子炉緊急停止後、原子炉の圧力が高い状態での注水に失敗し、圧力を下げた状態での注水にも失敗し、炉心損傷に至る事故のシナリオ。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと。 代替循環冷却系 残留熱除去系(原子炉が停止した後も、燃料の中に蓄積した核分裂生成物から熱が発生するが、この熱を除去・冷却するための系統)ポンプと並列に設置する常設の代替循環冷却ポンプにより、残留熱除去系の配管および熱交換器を経由して原子炉等への注水を可能とする系統。 LOCA時注水機能喪失 LOCA(冷却材喪失事故)発生時、原子炉の圧力が高い状態での注水に失敗し、圧力を下げた状態での注水にも失敗し、炉心損傷に至る事故のシナリオ。 ブローアウトパネル 建屋内の圧力が上昇した時に押し出され、建屋内の圧力を減圧するためのパネル。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 使用済燃料貯蔵槽における燃料損傷防止対策の有効性について
女川原子力発電所2号炉 運転中の原子炉における炉心損傷防止対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 柏崎刈羽原子力発電所6号炉及び7号炉の新規制基準適合性審査を通じて得られた技術的知見の反映
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(使用済燃料貯蔵槽における燃料損傷防止対策等)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について 補足説明資料
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール(前回ご説明(2018.5.8 審査会合)からの変更点)
2018年5月10日 第569回審査会合(116回目) 【その他】有毒ガス防護/【火災防護対策】内部火災 -
・【その他】有毒ガス防護
新規制基準において平成29年5月に追加された規制項目である有毒ガス防護について審議されました。
当社からは、敷地内外に保管されている化学物質から発生する有毒ガスの影響評価や、予期せず発生する有毒ガスに対する防護の対応方針について説明しました。
原子力規制委員会からは、有毒ガスの影響評価プロセスの妥当性を示すことなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【火災防護対策】内部火災
火災防護対策のうち、内部火災について、以前の審査会合(平成30年2月27日)における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、ケーブルトレイの形状の違いを考慮した耐火ラッピングの施工性や消火方法等について回答を行いました。
原子力規制委員会からは、実証試験の妥当性や実機への適用性を示すことなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
2018年5月8日 第567回審査会合(115回目) 【事故対応の基盤整備】緊急時対策所/
【事故対応の基盤整備】通信連絡設備/
【重大事故等対策】津波PRA(防潮堤を越える津波への対応方針)/
説明スケジュール-
・【事故対応の基盤整備】緊急時対策所/通信連絡設備
(用語解説)
緊急時対策所※および通信連絡設備について、以前の審査会合(平成30年3月6日)で原子力規制委員会から説明を求められている点(緊急時対策所を設置する建物の構造を免震構造から耐震構造に変更した経緯や非常時の運用など)への回答を行いました。
本審査項目については、原子力規制委員会から特段コメントはありませんでした。
・【重大事故等対策】津波PRA(防潮堤を越える津波への対応方針)
津波PRA※を踏まえた防潮堤を越える津波への対応方針について、以前の審査会合(平成30年2月8日)で原子力規制委員会から説明を求められている点(防潮堤を越える津波への各種対応の妥当性など)への回答を行いました。
本審査項目については、原子力規制委員会から特段コメントはありませんでした。
当社では、現在建設を進めている海抜約29mの防潮堤を越える高さの津波が発生した場合のリスク低減に係る対応として、津波で敷地が浸水することによる電源の喪失や炉心損傷※を防止するため、海水ポンプを設置しているエリアの周囲に浸水防止壁を設置するとともに、津波の影響を受けない建屋内に常設のポンプを設置するほか、防潮堤付近にある可搬型の重大事故等対処設備の保管エリアを高台へ移転する対策を行うこととしております。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
緊急時対策所 原子力災害が発生した場合の現地対策本部となる指揮所機能。新規制基準では、指揮所機能を強化するため、中央制御室以外の場所に設置することとされている。 PRA(確率論的リスク評価) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(緊急時対策所)
女川原子力発電所2号炉 緊急時対策所の建屋構造変更について
女川原子力発電所2号炉 緊急時対策所について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(通信連絡設備)
女川原子力発電所2号炉 通信連絡設備について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 緊急時対策所について
女川原子力発電所2号炉 通信連絡設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(津波PRA)
女川原子力発電所2号炉 確率論的リスク評価(津波PRA)について(津波PRA,シーケンス選定及び防潮堤を越える津波への対応)
女川原子力発電所2号炉 確率論的リスク評価(津波PRA)について(審査会合での指摘事項に対する回答)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール(前回ご説明(2018.4.17 審査会合)からの変更点)
2018年4月17日 第565回審査会合(114回目) 【その他】原子炉冷却材圧力バウンダリ/
【地震】耐震設計方針/説明スケジュール-
・【その他】原子炉冷却材圧力バウンダリ
(用語解説)
原子炉冷却材圧力バウンダリ※について、以前(平成27年2月24日)の審査会合における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、新規制基準で追加された範囲※において新たに対象となった配管や弁の強度、点検方針等を説明しました。
原子力規制委員会からは、資料の充実を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【地震】耐震設計方針
耐震設計方針のうち、建屋の地震応答解析※に用いる「入力地震動」について、以前(平成30年2月20日)の審査会合における原子力規制委員会からの指摘事項を踏まえ、表層地盤を考慮することの妥当性を説明しました。
入力地震動における表層地盤の考慮については、従来の評価方法よりも、表層地盤を考慮した方が実際の地震発生時の観測記録との整合性が良いことなどから、評価方法を見直すこととしたものです。
原子力規制委員会からは、資料の充実を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
原子炉冷却材圧力バウンダリ 原子炉圧力容器・原子炉冷却系の配管・隔離弁など、破壊すると原子炉冷却材喪失となる範囲。 追加された範囲 通常時または事故時に「開」となるおそれがある原子炉冷却材系統への接続配管の弁について、従来は原子炉側からみて第1隔離弁までの範囲であったものが、第2隔離弁を含む範囲まで拡大された。 地震応答解析 地震に対する建物の揺れ方を明らかにするプロセス。地震応答解析モデルはその建物の揺れ方をモデル化したもの。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(17条:原子炉冷却材圧力バウンダリ範囲拡大に伴う設計上の考慮)
女川原子力発電所2号炉 原子炉冷却材圧力バウンダリ範囲拡大に伴う設計上の考慮について
女川原子力発電所2号炉 設置許可基準規則等への適合状況説明資料(原子炉冷却材圧力バウンダリ)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(4条 耐震設計方針 建屋の耐震設計関連)
女川2号炉 埋め込まれた既設建屋における周辺地盤影響の設計への取り込みについて
女川原子力発電所2号炉 埋め込まれた建屋の周辺地盤による影響について(コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 設計基準対象施設について(第4条 地震による損傷の防止)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール(前回ご説明(2018.4.12 審査会合)からの変更点)
2018年4月12日 第564回審査会合(113回目) 【その他自然現象等】竜巻に対する設計方針/【その他】共用/説明スケジュール -
・【その他自然現象等】竜巻に対する設計方針
以前(平成29年12月19日)の審査会合における原子力規制委員会からの指摘事項(竜巻影響評価の保守性)を踏まえ、竜巻による飛来物(鋼製材や砂利)について、施設への影響がより大きくなるように条件を見直すとともに、見直した条件においても、建屋や内部にある設備の安全機能に影響がないことなどを説明しました。
原子力規制委員会からは、竜巻の渦に向かって周囲から流入する流れの層や飛来物の設定高さを変化させた場合に、その影響を示すことなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【その他】共用
2つ以上の号機間において共用している設備(中央制御室や通信連絡設備、消火設備など)のうち、1号機と2号機で共用している中央制御室について、事故時等における両機の指揮命令系統を独立する観点から、共用を取り止め、それぞれの中央制御室を物理的な壁により分離することを説明しました。
原子力規制委員会からは、中央制御室の運用を変更することによる他の審査項目への影響について整理するよう求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
(提出資料)
2018年4月3日 第561回審査会合(112回目) 【内部溢水対策】内部溢水影響評価/説明スケジュール -
・【内部溢水対策】内部溢水影響評価
(用語解説)
原子炉施設内で溢水※が発生した場合でも、原子炉建屋内設備の安全機能を損なわないことや、発生した溢水が管理区域外へ漏えいしないことを説明しました。
また、以前(平成27年5月)の審査会合で原子力規制委員会から求められた、内部溢水によって複数の安全機能が損なわれないことについて網羅的に確認していることを説明しました。
本審査項目については、原子力規制委員会から特段コメントはありませんでした。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
溢水 配管の破損による液体の流出や消火活動による放水、使用済燃料プールのスロッシング(地震の振動により容器から液体が溢れる現象)など。 (提出資料)
2018年3月29日 第560回審査会合(111回目) 【その他】全交流動力電源喪失対策設備/
【その他】保安電源設備/
【地震】使用済燃料貯蔵ラック(燃料ラック)の減衰定数/説明スケジュール-
・【その他】全交流動力電源喪失対策設備
全交流動力電源(外部電源や発電所内の非常用ディーゼル発電機)が失われた際の非常用電源設備(蓄電池)の運用方法等について説明しました。
本審査項目については,原子力規制委員会から特段コメントはありませんでした。
・【その他】保安電源設備
保安電源設備(安全上重要な機能を持つ施設へ電力を供給するための設備)について、外部電源(発電所構外の送電線を通じた電力供給)などの電気系統の信頼性等を説明しました。
原子力規制委員会からは、一部資料の充実を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【地震】使用済燃料貯蔵ラック(燃料ラック)の減衰定数
使用済燃料プールにある使用済燃料を貯蔵するラックについて、地震による揺れが収まる割合(減衰定数)の設定の考え方を説明しました。
減衰定数の設定にあたっては、実物を模擬した試験体に地震動を加える試験から得られた結果に余裕を見て設定しております。
原子力規制委員会からは、試験結果の実機への適用性について整理するよう求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
(提出資料)
2018年3月23日 第558回審査会合(110回目) 【地震】地震評価について(基準地震動の年超過確率の参照) -
基準地震動※の年超過確率(女川原子力発電所で基準地震動を上回る揺れが起きる1年あたりの確率)について、以前(平成30年1月12日)の審査会合で原子力規制委員会から求められた、東北地方太平洋沖地震の扱い等を踏まえて評価した結果を説明しました。
(用語解説)
なお、基準地震動の年超過確率は、最大加速度1,000ガルの地震動の場合で、1万〜百万分の1程度と評価しております。本審査項目について、原子力規制委員会からは、概ね妥当な検討がなされていると評価されました。
地震に関して残る審査項目としては、「地盤・斜面の安定性評価」となります。
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 (提出資料)
2018年3月22日 第557回審査会合(109回目) 【その他】不法な侵入等の防止/
【重大事故対策】有効性評価(運転中の原子炉における炉心損傷防止対策)-
・【その他】不法な侵入等の防止
(用語解説)
原子力発電所への人の不法な侵入等の防止について審議されました。
当社からは、人の不法な侵入および電気通信回線を通じた不正アクセス行為に対し、適切な対応が可能であることを説明しました。
本審査項目については、原子力規制委員会から特段コメントはありませんでした。
・【重大事故等対策】有効性評価(運転中の原子炉における炉心損傷防止対策)
重大事故等対策のうち、運転中の原子炉における炉心損傷※防止対策について審議されました。
具体的には、電源車や大容量送水ポンプ車等の可搬型設備による対策に期待しない事故シナリオ(「高圧注水・減圧機能喪失」,「原子炉停止機能喪失」)に対して、事故の収束に必要な要員や資源が確保されており、対応が可能であることを説明しました。
原子力規制委員会からは、今回のシナリオに限らず、外部電源の有無によって、どちらがより厳しい事故の進展になるか、他の事案も含めて全体的に確認することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 発電用原子炉施設への不法な侵入等の防止について
女川原子力発電所2号炉 発電用原子炉施設への不法な侵入等の防止について
女川原子力発電所の2号炉 運転中の原子炉における炉心損傷防止対策の有効性評価について
女川原子力発電所の2号炉 重大事故等対策の有効性評価について
女川原子力発電所の2号炉 重大事故等対策の有効性評価について 補足説明資料
女川原子力発電所の2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所の2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所の2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
2018年3月20日 第556回審査会合(108回目) 気象観測装置更新工事における不適合事象および適合性審査への影響について/
【津波】耐津波設計方針について(防潮堤の設計方針)/
【地震】耐震設計方針について(地盤の液状化)/
説明スケジュール-
・気象観測装置更新工事における不適合事象および適合性審査への影響について
女川原子力発電所構内で24時間観測している気象データ(気温、湿度、風向・風速、降水量等)のうち、降水量について、一部の時間帯における社内外への送信データに誤りがあることを確認しましたが、本誤りによる適合性審査への影響がないことを説明しました。
原子力規制委員会からは、審査資料におけるデータの信頼性確保を求められたことなどから、適切に対応してまいります。
⇒プレスリリース「女川原子力発電所における気象観測データ(降水量)の一部誤りについて」(平成30年3月16日)
・【津波】耐津波設計方針について(防潮堤の設計方針)/【地震】耐震設計方針について(地盤の液状化)
以前(平成30年2月13日)の審査会合において防潮堤下部の地盤改良を行うことを説明した際の原子力規制員会からのコメントを踏まえ、具体的な防潮堤の設計内容および地盤の液状化の評価内容について説明しました。
原子力規制委員会からは、地盤改良の工事方法などについて追加説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
なお、防潮堤の構造成立性については、今後、具体的な解析結果等をもとに審議されることとなります。
・説明スケジュール
今後の説明スケジュールについて、これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえ、全体的な説明スケジュールの平準化を図ったことにより、説明終了時期を5月から7月に見直すことを説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
(提出資料)
女川原子力発電所2号炉 気象観測装置更新工事における不適合事象及び適合性審査への影響について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(防潮堤の設計方針)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(液状化影響の検討方針)
女川原子力発電所2号炉 防潮堤の設計方針について
女川原子力発電所2号炉 液状化影響の検討方針について
女川原子力発電所2号炉 液状化影響の検討方針について(補足説明資料 データ集)
女川原子力発電所2号炉 地下水位の設定について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール(前回ご説明(2018.3.6審査会合)からの変更点)
2018年3月6日 第554回審査会合(107回目) 【事故対応の基盤整備】緊急時対策所/
【事故対応の基盤整備】通信連絡設備/説明スケジュール-
・【事故対応の基盤整備】緊急時対策所/通信連絡設備
(用語解説)
緊急時対策所※を設置する建物の構造を免震構造から耐震構造に変更した経緯や理由のほか、この変更を踏まえた緊急時対策所および通信連絡設備の新規制基準への適合性について説明しました。
また、以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点(緊急時対策所における要員の居住性や運用上の配慮、地震や火災などに対する通信連絡設備の機能維持など)への回答を行いました。
原子力規制委員会からは、資料の充実化を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
緊急時対策所 原子力災害が発生した場合の現地対策本部となる指揮所機能。新規制基準では、指揮所機能を強化するため、中央制御室以外の場所に設置することとされている。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(緊急時対策所)
女川原子力発電所2号炉 緊急時対策所の建屋構造変更について
女川原子力発電所2号炉 緊急時対策所について
女川原子力発電所2号炉 緊急時対策所について(審査会合コメント回答)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(通信連絡設備)
女川原子力発電所2号炉 通信連絡設備について
女川原子力発電所2号炉 緊急時対策所について
女川原子力発電所2号炉 通信連絡設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール(前回のご説明(2018.2.27審査会合からの変更点)
2018年2月27日 第552回審査会合(106回目) 【重大事故対策】有効性評価に係る解析の確認状況について/
【火災防護対策】内部火災/説明スケジュール-
・【重大事故対策】有効性評価に係る解析の確認状況について
原子炉格納容器破損防止対策の有効性評価において、重大事故時の格納容器内の水素・酸素濃度計算に誤りが確認されたことから、発見の経緯や審査への影響等を説明しました。
正しい計算を行った場合、重大事故時の格納容器内の水素・酸素濃度は従来の評価より高くなるものの、格納容器破損防止対策の有効性評価の結論に影響がないことを確認しております。
原子力規制委員会からは、今後、このような誤りがないように原因調査および水平展開を行うことなどを求められました。
本計算誤りに係る調査結果および再発防止対策がまとまり次第、今後の審査において説明してまいります。
・【火災防護対策】内部火災
火災防護対策のうち、内部火災について、以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答を行いました。
具体的には、電源や信号を送るケーブル等を収納するケーブルトレイに施工する耐火ラッピングの耐震性や万が一の火災の際の消火方法のほか、自動消火設備の起動条件の考え方などを説明しました。
原子力規制委員会からは、耐火ラッピングについて、施工するケーブルトレイの形状の違いを考慮した施工性や消火方法の詳細な説明に加え、自動消火設備の起動条件に関して、実際の系統の配置状況等を整理するよう求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
(提出資料)
2018年2月20日 第550回審査会合(105回目) 【地震】耐震設計方針/説明スケジュール -
・【地震】耐震設計方針
(用語解説)
耐震設計方針のうち、建屋の地震応答解析※に用いる「入力地震動」について審議されました。
当社からは、基準地震動※を用いた建屋の地震応答解析モデルについて、東北地方太平洋沖地震や宮城県沖地震などから得られた知見を踏まえ、より現実に即した評価を行うため、建屋周辺の表層地盤による影響を考慮することなどを説明しました。
当社としましては、従来の評価方法よりも、表層地盤を考慮した方が実際の地震発生時の観測記録との整合性が良いことなどから、評価方法を見直すこととしたものです。
原子力規制委員会からは、建屋周辺の表層地盤の影響を考慮した評価方法の妥当性について、解析条件等の整理など、詳細な説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえた今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
地震応答解析 地震に対する建物の揺れ方を明らかにするプロセス。地震応答解析モデルはその建物の揺れ方をモデル化したもの。 基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 (提出資料)
2018年2月13日 第548回審査会合(104回目) 【津波】耐津波設計方針について(防潮堤の設計方針)/説明スケジュール -
・【津波】耐津波設計方針について(防潮堤の設計方針)
耐津波設計方針のうち、防潮堤の設計方針について審議されました。
当社からは、防潮堤の構造成立性をより高め、地震・津波に対する耐性をより強固なものとし、更なる安全性確保の観点から、従来の防潮堤の沈下を許容した設計から「防潮堤を沈下させない設計」へと変更することとし、防潮堤下部の盛土・旧表土部分を地盤改良すること等を説明しました。
また、今回変更した設計方針を踏まえ、防潮堤の地震や津波に対する健全性(強度や安定性、止水性)を今後評価していくことを説明しました。
原子力規制委員会からは、地盤改良の施工方法や品質の確認方法、周辺施設への影響の有無などの説明を求められたことから、今後の審査において対応してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえ、今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
(提出資料)
2018年2月8日 第545回審査会合(103回目) 【重大事故等対策】津波PRA(防潮堤を越える津波への対応方針)/
【重大事故等対策】有効性評価(運転停止中の原子炉における燃料損傷防止対策)/
説明スケジュール-
・【重大事故等対策】津波PRA(防潮堤を越える津波への対応方針)
(用語解説)
津波PRA※を踏まえた防潮堤を越える津波への対応方針について審議されました。
当社からは、現在建設を進めている海抜約29mの防潮堤を越える高さの津波が発生した場合のリスク低減に係る対応方針を説明しました。
具体的には、津波で敷地が浸水することによる、電源の喪失や炉心損傷※を防止するため、海水ポンプを設置しているエリアの周囲に浸水防止壁を設置するとともに、津波の影響を受けない建屋内に常設のポンプを設置し、原子炉へ注水することで炉心損傷の防止を図ることのほか、防潮堤付近にある可搬型の重大事故等対処設備の保管エリアを高台へ移転する対策を行うこととしております。
原子力規制委員会からは、防潮堤を越える津波への各種対応の妥当性について改めて整理するよう求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【重大事故等対策】有効性評価(運転停止中の原子炉における燃料損傷防止対策)
運転停止中の原子炉における燃料損傷防止対策について審議されました。
当社からは、運転停止中の原子力発電所における炉心損傷頻度の評価結果を示し、新規制基準で必ず想定することを求められている事故シナリオ以外は抽出されなかったことや、いずれの事故シナリオにおいても燃料体の著しい損傷を防止できることを説明しました。
原子力規制委員会からは特段コメントはありませんでした。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえ、今後の説明スケジュールについて説明しました。
説明スケジュールについては、引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
PRA(確率論的リスク評価) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと。 (提出資料)
確率論的リスク評価(津波PRA)について(防潮堤を越える津波への対応方針)
運転停止中原子炉における燃料損傷防止対策のシーケンス選定の概要について
指摘事項に対する回答一覧表(運転停止中原子炉における燃料損傷防止対策)
運転停止中原子炉における燃料損傷防止対策の有効性評価について
重大事故等対策の有効性評価について
重大事故等対策の有効性評価について 補足説明資料
「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
重大事故等対処設備について
重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール(前回ご説明(2018.1.30審査会合)からの変更点)
2018年1月30日 第542回審査会合(102回目) 【地震】耐震設計方針について(地盤の液状化)/説明スケジュール -
・【地震】耐震設計方針
耐震設計方針のうち、女川原子力発電所敷地地盤の液状化影響の検討方針について審議されました。
当社からは、敷地地盤(盛土・旧表土)の液状化強度(液状化に対する地盤の強さ)を確認した試験結果を示し、敷地地盤は液状化しないことを説明しました。また、防潮堤等の施設設計に用いる敷地地盤の液状化強度の考え方を説明しました。
原子力規制委員会からは、前回(平成30年1月18日)と今回の審査会合を踏まえ、防潮堤設計における盛土・旧表土の位置付け(防潮堤本体として「施設」とするか、または「地盤」とするか)、および防潮堤沈下に対する抜本的な対策の可能性について整理することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
これまでの審査の進捗や議論の状況等を踏まえ、今後の説明スケジュールについて説明しました。
原子力規制委員会からは、前回の審査会合(平成30年1月18日)における防潮堤の設計方針や今回の審査会合における液状化影響の検討方針に係るコメントを踏まえ、スケジュールを適宜見直すことを求められました。説明スケジュールについては,引き続き見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
(提出資料)
2018年1月18日 第539回審査会合(101回目) 【津波】耐津波設計方針について(防潮堤の設計方針)/説明スケジュール -
・【津波】耐津波設計方針 耐津波設計方針のうち、防潮堤の設計方針について審議されました。
当社からは、防潮堤の構造概要や耐震設計・耐津波設計に係る基準への適合性等について説明しました。
原子力規制委員会からは、防潮堤下部の盛土・旧表土の位置付けについて、「施設」として扱うのか,あるいは「地盤」として扱うのか考え方を整理することや、地盤沈下した際にも防潮堤の機能が維持されるとした根拠について、説明性の向上などを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
以前の審査会合(平成29年12月19日)におけるコメント等を反映した最新版の説明スケジュールについて説明しました。
原子力規制委員会からは、本日の防潮堤の設計方針に係る審査会合結果を踏まえた説明スケジュールの見直しや、引き続き説明スケジュールの平準化を求められたことから、継続的に見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
その際、ひび割れを伴うことがある。コンクリートの乾燥収縮は一般的な現象であり、長期にわたり継続する。
(提出資料)
2018年1月12日 第538回審査会合(100回目) 【地震】地震評価について(基準地震動の年超過確率の参照) -
基準地震動※の年超過確率(女川原子力発電所で基準地震動を上回る揺れが起きる1年あたりの確率)について審議されました。
(用語解説)
当社からは、これまでの審査で概ね妥当と評価された基準地震動Ss(最大加速度1000ガルを含む計7つの地震動)の年超過確率について、東北地方太平洋沖地震や宮城県沖地震などを用いて評価した結果を説明しました。
原子力規制委員会からは、宮城県沖地震の評価について、考え方の妥当性を整理することや、東北地方太平洋沖地震の評価について、他の手法を用いた検討などを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 (提出資料)
2017年12月26日 第537回審査会合(99回目) 【重大事故等対策】有効性評価(燃料プール等燃料損傷防止対策)/
【地震】耐震設計方針/説明スケジュール-
・【重大事故等対策】有効性評価(燃料プール等燃料損傷防止対策)
(用語解説)
使用済燃料プールに係る重大事故対策の有効性評価(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
当社からは、使用済燃料プールにおいて想定される事故の特徴と対策や、大容量送水ポンプ車による注水時のホースの誤接続防止対策などを説明しました。
原子力規制委員会からは、使用済燃料プールにおけるプール水の小規模な流出と注水機能喪失による燃料損傷への対策の妥当性を整理することや、大容量送水ポンプ車による注水時にホースを誤接続した場合の検知手段を検討することを求められたことから今後の審査において説明してまいります。
・【地震】耐震設計方針
原子炉建屋の耐震設計方針(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
当社からは、「原子炉建屋の地震応答解析※モデル」に関して、「原子炉建屋の初期剛性※が設計より低下している要因」、「初期剛性の低下の要因が原子炉建屋の強度に与える影響」の詳細検討結果などを説明しました。
具体的には、原子炉建屋の初期剛性低下の要因については、「2011年東北地方太平洋沖地震等の大きな地震力による影響」と「コンクリートの乾燥収縮※の影響」の2点が重なったことによるものであるが、原子炉建屋の耐震壁の耐力※(地震の揺れに耐える力、強度)に影響を与えるものではないことなどを説明しました。
原子力規制委員会には、初期剛性の低下が原子炉建屋の強度に影響しないことをご理解いただきましたが、初期剛性低下の傾向について、観測記録や実験結果等を踏まえて分かりやすく整理することや、基準地震動Ssクラス(最大加速度1,000ガル)の地震を受ける可能性も考慮し,それを耐震設計に反映させる方針を検討することを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
前回の審査会合(平成29年12月19日)におけるコメントを反映した説明スケジュールについて説明しました。
原子力規制委員会からは、竜巻影響評価の説明スケジュールについて再検討を求められたことから、説明スケジュールの見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
地震応答解析 地震に対する建物の揺れ方を明らかにするプロセス。地震応答解析モデルはその建物の揺れ方をモデル化したもの。 初期剛性と耐力 初期剛性とは、地震の揺れの力などによる初めの変形に対する変形のしづらさの度合いのこと。耐力とは、地震の揺れに耐える力、強度のこと。耐震壁は鉄筋コンクリートで造られているが、地震の揺れによって部分的に「圧縮力」と「引張り力」の双方を受ける。コンクリートは「圧縮力」に強く、「引張り力」に弱いという特性がある。そのため、地震の揺れによって耐震壁が「引張り力」を受けるとコンクリートに微細なひび割れが発生し初期剛性は低下するが、鉄筋が「引張り力」を負担するため、鉄筋が健全であれば耐震壁の耐力に影響はない。 乾燥収縮 コンクリートが固まるときに、内部に存在する水分が減少し体積が収縮すること。その際、ひび割れを伴うことがある。コンクリートの乾燥収縮は一般的な現象であり、長期にわたり継続する。 (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(使用済燃料貯蔵槽における燃料損傷防止対策)
女川原子力発電所2号炉 使用済燃料貯蔵槽における燃料損傷防止対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について補足説明資料
女川原子力発電所2号炉 「実用発電用原子炉に係る発電用原子炉設置者の重大事故の発生及び拡大の防止に必要な措置を実施するために必要な技術的能力に係る審査基準」への適合状況について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対処設備について(補足説明資料)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(耐震設計方針建屋の耐震設計関連)
女川原子力発電所2号炉 東北地方太平洋沖地震後の既設設備の耐震設計全体概要
女川原子力発電所2号炉 東北地方太平洋沖地震等による影響を踏まえた建屋耐震設計への反映(1/2)
女川原子力発電所2号炉 東北地方太平洋沖地震等による影響を踏まえた建屋耐震設計への反映(2/2)
女川原子力発電所2号炉 東北地方太平洋沖地震等による影響を踏まえた建屋耐震設計への反映について
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール案
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール案(前回ご説明(2017.12.19審査会合)からの変更点)
2017年12月19日 第534回審査会合(98回目) 【火災防護対策】内部火災/【その他自然現象等】外部事象/説明スケジュール -
・【火災防護対策】内部火災
(用語解説)
内部火災に対する防護対策について審議されました。
当社からは、原子炉の安全停止に必要な構築物、系統、機器が設置される火災区域および火災区画※の火災防護対策について、火災発生防止、火災の感知および消火、火災の影響軽減の観点から説明しました。
原子力規制委員会からは、自動消火設備の起動条件や消火の確実性、落雷による火災発生防止対策の妥当性などについて詳細な説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・【その他自然現象等】外部事象
外部事象※について審議されました。
当社からは、女川原子力発電所において設計上考慮すべき外部事象の選定結果や、原子炉建屋などの安全施設への影響評価について説明しました。
このうち、竜巻対策については、国の影響評価ガイドに基づく詳細な評価内容を説明するとともに、新規制基準適合性審査申請時からの変更点として、基準竜巻※と設計竜巻※の最大風速を見直したことなどについて説明しました(基準竜巻:69m/s⇒92m/s,設計竜巻:69m/s⇒100m/s)。
原子力規制委員会からは、竜巻影響評価について、その不確実性を踏まえても、保守的に評価している(保守性がある)ことの説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
前回の審査会合(平成29年11月30日)におけるコメントを反映した説明スケジュールについて説明しました。
原子力規制委員会からは、竜巻防護ネットに対する設計方針等の早期説明および審査会合の開催時期の平準化を求められたことから、説明スケジュールの見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
火災区域および火災区画 火災区域とは、火災が発生しても、その影響が他の区域に影響をおよばないよう、耐火壁により囲まれた区域。火災区画は,火災区域の中に、同じ安全機能を持つポンプが複数ある場合、一方のポンプの火災が他方のポンプに影響しないよう、壁等で分離した区域。 外部事象 ここでは、地震及び津波を除く自然現象(洪水、風(台風)、竜巻、火山、凍結、降水、積雪、落雷など)および、故意によるものを除く人為事象(航空機の落下、ダムの崩壊、石油コンビナート等による爆発、有毒ガス、船舶の衝突など)のこと。 基準竜巻 原子炉施設の供用期間中(運転開始から廃炉までの間)、極めてまれではあるものの発生する可能性があり、原子炉施設の安全性に影響を与えるおそれがある竜巻。 設計竜巻 基準竜巻に対して、原子力発電所が立地する地域の特性(地形効果による竜巻の増幅効果等)などを考慮のうえ、科学的見地などを加味して最大風速の割り増し等を行った竜巻であり,原子炉施設の設計上考慮すべきもの。 (提出資料)
2017年11月30日 第529回審査会合(97回目) 【重大事故等対策】津波PRA(炉心損傷防止対策関連)/説明スケジュール -
・【重大事故等対策】津波PRA(炉心損傷防止対策関連)
(用語解説)
当社からは,炉心損傷※防止対策の有効性評価の対象となる事故シナリオを選定するための津波PRA※の評価結果、および津波が防潮堤を越え敷地に流入するリスクに対する考え方について説明を行いました。
当社の説明を踏まえた審議の中で、原子力規制委員会から、防潮堤を越える津波に対する対策の有効性について詳細な整理等を求められたことから、今後の審査において当社の考え方を説明してまいります。
・説明スケジュール
前回の審査会合(平成29年11月14日)におけるコメントやこれまでの審査実績を反映した最新版の説明スケジュールについて説明しました。
原子力規制委員会からは、スケジュールの実現可能性や、前回からの変更点が分かるように作成することなどを求められたことから、説明スケジュールの見直しを図り、今後の審査が効率的に進められるよう適切に対応してまいります。
炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 確率論的リスク評価(PRA) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと (提出資料)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価について 審査会合における指摘事項及び論点に対する回答一覧表(津波PRA,TBP)(PDF:128KB)
女川原子力発電所2号炉 確率論的リスク評価(津波PRA)について(PDF:774KB)
女川原子力発電所2号炉 超過津波への考慮について(PDF:1MB)
女川原子力発電所2号炉 炉心損傷防止対策のシーケンス選定の概要について(PDF:684KB)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価(PDF:31MB)
女川原子力発電所2号炉 重大事故等対策の有効性評価 補足説明資料(PDF:1MB)
女川原子力発電所2号炉 指摘事項に対する回答一覧表(説明スケジュール)(PDF:56KB)
女川原子力発電所2号炉 説明スケジュール案(PDF:167KB)
2017年11月16日 現地調査 -
原子力規制委員会による女川2号機の現地調査が実施されました。
(用語解説)
調査では,防潮堤や淡水貯水槽、代替循環冷却系※の設置予定箇所、原子炉格納容器圧力逃がし装置※(原子炉格納容器フィルタベント系)の設置予定箇所等について確認が行われました。
原子力規制委員会からは、「現地調査は非常に有意義であった。連携の良さや技術力の高さを感じた。これからもぜひとも着実に審査に対応していただきたい」などの講評をいただきました。
代替循環冷却系 残留熱除去系※ポンプと並列に設置する常設の代替循環冷却ポンプにより、残留熱除去系の配管および熱交換器を経由して原子炉等への注水を可能とする系統 残留熱除去系 原子炉が停止した後も、燃料の中に蓄積した核分裂生成物から熱が発生するが、この熱を除去・冷却するための系統 原子炉格納容器圧力逃がし装置 原子炉格納容器内の圧力が上昇した際に、格納容器内のガスをフィルタ装置を通して大気へ逃がすことにより、格納容器の破損を防止するとともに、排気中に含まれる放射性物質の環境への放出量を低減するもの
2017年11月14日 第527回審査会合(96回目) 【火災防護対策】内部火災/説明スケジュール -
・【火災防護対策】内部火災
内部火災に対する防護対策について審議されました。
当社からは、中央制御室内および原子炉格納容器内における火災防護対策の考え方について説明しました。
原子力規制委員会からは、火災から護るべき設備の選定理由のほか、中央制御室内および格納容器内の火災の感知や消火に係る考え方、火災防護対策が適切に機能するかなどについて、詳細な説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
・説明スケジュール
前回の審査会合(平成29年10月26日)におけるコメントを踏まえ、当社として考える説明スケジュールについて改めて説明しました。
原子力規制委員会からは、建屋の健全性、防潮堤の構造成立性や地盤の液状化の評価、などの重要な論点について、早期に説明することなどを求められたことから、今後の審査が効率的に進められるよう、引き続き適切に対応してまいります。
(提出資料)
2017年10月26日 第523回審査会合(95回目) 先行炉の審査状況を踏まえた新規制基準への対応状況等 -
今回の審査会合では、今後のプラント側の審査を進めていくにあたり、新規制基準への適合に向けた当社の安全対策等の考え方について、申請時点(平成25年12月)からの変更点や、先行プラントの審査内容を踏まえた対応状況のほか、当社として考える今後のスケジュール等を説明しました。
原子力規制委員会からは、建屋の健全性や防潮堤の地盤の液状化などの重要な論点について詳細な説明を求められました。また、今後の審査が効率的に進められるよう、こうした重要な論点から説明することを求められたことから、引き続き、今後の審査において適切に対応してまいります。
(提出資料)
2017年8月10日 第496回審査会合(94回目) 【地震】基準地震動の策定 -
基準地震動※の策定(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
当社からは、前回(平成28年12月9日)の審査会合における原子力規制委員会からのコメントを踏まえ、プレート間地震※Ss−D1(640ガル)について、保守的に裕度を持たせる観点から、応答スペクトル※の形状および地震動の継続時間を変更したことや、海洋プレート内地震※について、Ss−D2およびSs−D3と異なる評価手法による地震動を新たに1つ追加することを説明しました。
本審査項目について、原子力規制委員会からは、概ね妥当な検討がなされていると評価されました。
この結果、基準地震動は合計7つになりましたが、最大加速度はSs−D2の1,000ガルから変更はありません。
女川原子力発電所については、適合性審査申請時の基準地震動に対して裕度を持たせた耐震工事を進めているため、新たな基準地震動の設定による発電所の設備への影響はないものと考えておりますが、今後、策定した7つの基準地震動に基づき、設備面における詳細な影響評価を進めてまいります。
⇒プレスリリース「女川原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査における基準地震動の変更および追加について」
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 プレート間地震 海洋プレートと大陸プレートが接している境界で発生する地震。 応答スペクトル 地震動がいろいろな構造物に対して、どの程度の大きさの揺れ(応答)を生じさせるかを描いたグラフ。 海洋プレート内地震 大陸プレートに沈み込む(沈み込んだ)海洋プレート内で発生する地震。 (提出資料)
2017年6月15日 第475回審査会合(93回目) 【地震】耐震設計方針について(論点整理,東北地方太平洋沖地震等による原子炉建屋の構造的影響評価) -
耐震設計方針(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
当社からは、前回(平成29年1月17日)の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められていた2011年東北地方太平洋沖地震(3.11地震)等による原子炉建屋への構造的な影響(耐震性や初期剛性※の低下)について説明しました。
具体的には、原子炉建屋の耐震壁の鉄筋に損傷が認められないこと、地盤の支持力にも十分な余裕があることなどから、原子炉建屋には初期剛性の低下はあるものの耐震壁等に構造上問題となる損傷はないこと(耐力※に影響はないこと)を説明しました。
初期剛性の低下の要因については、今後、材料の特性等に起因する影響等(コンクリートの乾燥収縮※による初期剛性の低下等)に関して説明することとしております。
原子力規制委員会からは、原子炉建屋の影響評価の設計体系への反映やコンクリートの乾燥収縮による初期剛性低下の影響等について、詳細な説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
初期剛性と耐力 初期剛性とは、地震の揺れの力などによる初めの変形に対する変形のしづらさの度合いのこと。耐力とは、地震の揺れに耐える力、強度のこと。耐震壁は鉄筋コンクリートで造られているが、地震の揺れによって部分的に「圧縮力」と「引張り力」の双方を受ける。コンクリートは「圧縮力」に強く、「引張り力」に弱いという特性がある。そのため、地震の揺れによって耐震壁が「引張り力」を受けるとコンクリートに微細なひび割れが発生し初期剛性は低下するが、鉄筋が「引張り力」を負担するため、鉄筋が健全であれば耐震壁の耐力に影響はない。 乾燥収縮 コンクリートが固まるときに、内部に存在する水分が減少し体積が収縮すること。その際、ひび割れを伴うことがある。コンクリートの乾燥収縮は一般的な現象であり、長期にわたり継続する。 (提出資料)
2017年6月9日 第474回審査会合(92回目) 【地震】敷地の地形,地質・地質構造 -
敷地の地形、地質・地質構造(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
前回の審査会合(平成29年3月24日)では、高台に建設予定の緊急時対策建屋※等の施設周辺に分布している小断層に関し、形成過程の説明を求められたことなどから、文献調査やこれまでの調査結果の再整理を行い、小断層の形成メカニズムと形成時期について説明しました。
当社からの説明に対し、原子力規制委員会からは、概ね妥当な検討がなされていると評価されました。
これにより、本審査項目については、全て概ね妥当な検討がなされていると評価されました。
緊急時対策建屋 大規模な原子力災害が発生した場合に、現地において対策本部となる指揮所機能を有した建物。新規制基準では、指揮所機能を強化するため、中央制御室以外の場所に設置することとされている。 (提出資料)
2017年4月28日 第466回審査会合(91回目) 【津波】津波評価について(基準津波の年超過確率の参照) -
基準津波※の年超過確率※(以前の審査会合で原子力規制委員会から求められた、3.11地震の扱い等についての回答)について審議されました。
(用語解説)
女川原子力発電所の基準津波を超える高さの津波が発生する1年あたりの確率についての検討結果を示し、基準津波の年超過確率は、水位上昇※側で百万〜1千万分の1、水位下降※側で千〜1万分の1程度となることを説明しました。
本審査項目について、原子力規制委員会からは、概ね妥当な検討がなされていると評価されました。
今後は、基準津波に関するまとめの資料の審査が行われる予定です。
基準津波 原子炉施設の供用期間中(運転開始から廃炉までの間)に極めてまれではあるが発生する可能性があり、施設に大きな影響を与えるおそれがある津波。 基準津波の年超過確率 基準津波(押し波、引き波)を超える高さの津波(引き波の場合であれば、引き波時の水位を下回る津波)が発生する1年あたりの確率。 水位上昇・水位下降 津波については、「水位上昇(押し波)」ならびに「水位下降(引き波)」の影響を評価している。 (提出資料)
2017年3月24日 第456回審査会合(90回目) 【地震】敷地の地形,地質・地質構造 -
敷地の地形、地質・地質構造(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
前回の審査会合(平成28年11月18日)におけるコメントを踏まえ、断層破砕部※にある鉱物の観察範囲を拡大するなど、断層の活動性についてより詳細に検討した結果を示し、発電所の敷地内にある16本の断層が「将来活動する可能性がある断層※」等に該当しないことを説明しました。
本審査項目について、原子力規制委員会からは、概ね妥当な検討がなされていると評価されました。
なお、原子力規制委員会より、高台に建設予定の緊急時対策建屋等の施設周辺に分布している小断層に関し、形成過程等の説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
(用語解説)
破砕部 ずれの生じた断層面に沿ってできている岩石が破砕された部分。角れき状岩石、粘土などから成る。 将来活動する可能性がある断層 後期更新世以降(約12〜13万年前以降)の活動が否定できない断層 (提出資料)
女川2号機 敷地の地形,地質・地質構造(コメント回答)(1/2)
女川2号機 敷地の地形,地質・地質構造(コメント回答)(2/2)
女川2号機 敷地の地形,地質・地質構造(コメント回答)(補足説明資料)(1/2)
女川2号機 敷地の地形,地質・地質構造(コメント回答)(補足説明資料)(2/2)
机上配布 女川2号機 敷地の地形,地質・地質構造(コメント回答)資料集(ボーリング柱状図・コア写真)(1/5)
机上配布 女川2号機 敷地の地形,地質・地質構造(コメント回答)資料集(ボーリング柱状図・コア写真)(2/5)
机上配布 女川2号機 敷地の地形,地質・地質構造(コメント回答)資料集(ボーリング柱状図・コア写真)(3/5)
2017年2月24日 第446回審査会合(89回目) 【その他自然現象等】火山影響評価 -
火山影響評価(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
女川原子力発電所に影響を及ぼし得ると考えられる火山について、最新の知見を考慮し、申請時の10火山から11火山に見直すとともに、発電所敷地における火山灰の層厚(そうあつ)をより保守的に評価し、申請時の10cmから15cmに見直すことを説明しました。
本審査項目について、原子力規制委員会からは、概ね妥当な検討がなされていると評価されました。
なお、今後の火山関係の審査では、女川原子力発電所における火山灰に対する対策について、引き続き審議される予定となっております。(提出資料)
2017年2月3日 第439回審査会合(88回目) 【津波】津波評価について -
【津波】基準津波に対する安全性(砂移動評価)
基準津波※に対する安全性(砂移動評価)(以前の審査会合で原子力規制委員会から求められた、追加資料による説明性の向上への回答)について審議されました。
海水中に浮遊する砂の濃度分布や移動の活発さ等について追加資料を踏まえて、基準津波によって生じる海底の土砂の移動・堆積が取水口や非常用海水ポンプ等の取水機能に影響を及ぼさないことを説明しました。
本審査項目について、原子力規制委員会からは、概ね妥当な検討がなされていると評価されました。【津波】基準津波の年超過確率の参照
(用語解説)
基準津波の年超過確率※について審議されました。
女川原子力発電所の基準津波を超える高さの津波が発生する1年あたりの確率について説明しました。
この基準津波の年超過確率の算定にあたっては、新規制基準適合性審査申請以降の最新知見も踏まえた評価を行っております。
また、3.11地震の発生に伴い、これまで断層等に蓄積した歪みはほぼ解消し、今後数百年の期間に3.11地震と同程度の津波が発生する可能性は小さい(地震調査研究推進本部(2012))ことを考慮しております。
原子力規制委員会より、3.11地震等の扱いについて、あらためて説明することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
基準津波 原子炉施設の供用期間中(運転開始から廃炉までの間)に極めてまれではあるが発生する可能性があり、施設に大きな影響を与えるおそれがある津波。 基準津波の年超過確率 基準津波(押し波、引き波)を超える高さの津波(引き波の場合であれば、引き波時の水位を下回る津波)が発生する1年あたりの確率。 (提出資料)
2017年1月17日 第430回審査会合(87回目) 【地震】耐震設計方針について(東北地方太平洋沖地震後の影響評価の概要) -
耐震設計方針(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)等について審議されました。
(用語解説)
当社からは、前回(83回目・平成28年11月17日)の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められていた「2011年東北地方太平洋沖地震(3.11地震)」等を踏まえた建屋応答解析※モデル(女川原子力発電所では、3.11地震および4.7地震のシミュレーション解析結果を踏まえ、建屋の初期剛性(地震の揺れの力に対する変形のしづらさの度合い)を低下させたモデルを採用している)の策定概要などについて説明しました。
また、3.11地震等の影響に関して、原子炉建屋における地震後の点検結果概要などもあわせて説明しております。
原子力規制委員会より、3.11地震等を踏まえた建屋応答解析モデルを適用する妥当性について、地震後の点検結果も含め、詳細に説明することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
なお、今回の審査会合を受けて報道された原子炉建屋の1,130箇所のひび割れにつきましては、そのほとんど(1,046箇所)が幅0.3mm未満の微細なものであり、構造上問題となるものではなく、詳細な調査を必要とする幅1.0mm以上のひび割れはありません。これらのひび割れは地震により発生したものと考えられますが、ひび割れには乾燥収縮※による影響も考えられるため、詳細な検討を実施中です。
また、ひび割れによる原子炉建屋の耐震壁の初期剛性(地震の揺れの力に対する変形のしづらさの度合い)※の低下が認められておりますが、建屋の耐力(地震の揺れに耐える力、強度)※は低下していないため、耐震安全性に影響を与えるものではありません。
なお、当社では、基準地震動が建設当初より大きくなっていることも踏まえ、耐震裕度の更なる向上を図る観点から、原子炉建屋の耐震壁の増し打ちや鉄骨の筋交いを設置するとともに、機器配管のサポートなどの耐震工事も進めてきたことから、耐震安全性は確保されているものと考えております。
〔経 緯〕
3.11地震に伴う施設への影響評価等の検討については、国の指示に基づき、これまでも旧原子力安全・保安院の意見聴取会で説明を行っております。
建屋応答解析 地震に対する建物の揺れ方を明らかにするプロセス。 乾燥収縮 コンクリートが固まるときに、内部に存在する水分が減少し体積が収縮すること。その際、ひび割れを伴うことがある。コンクリートの乾燥収縮は一般的な現象であり、長期にわたり継続する。 初期剛性と耐力 初期剛性とは、地震の揺れの力などによる初めの変形に対する変形のしづらさの度合いのこと。耐力とは、地震の揺れに耐える力、強度のこと。耐震壁は鉄筋コンクリートで造られているが、地震の揺れによって部分的に「圧縮力」と「引張り力」の双方を受ける。コンクリートは「圧縮力」に強く、「引張り力」に弱いという特性がある。そのため、地震の揺れによって耐震壁が「引張り力」を受けるとコンクリートに微細なひび割れが発生し初期剛性は低下するが、鉄筋が「引張り力」を負担するため、鉄筋が健全であれば耐震壁の耐力に影響はない。 (提出資料)
2016年12月16日 第423回審査会合(86回目) 【津波】津波評価について(基準津波に対する安全性(砂移動評価)) -
基準津波※に対する安全性(砂移動評価)について審議されました。
(用語解説)
第404回審査会合(81回目・平成28年9月30日)において概ね妥当と評価された基準津波に関して、それによって生じる海底の土砂の移動・堆積が取水口や非常用海水ポンプ等の取水機能に影響を及ぼさないことを、当社より説明しました。
本審査項目については、説明性の向上と妥当性の確認のため、海水中に浮遊する砂の濃度分布や移動の活発さ等についての資料を追加するよう求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
基準津波 原子炉施設の供用期間中(運転開始から廃炉までの間)に極めてまれではあるが発生する可能性があり、施設に大きな影響を与えるおそれがある津波。 (提出資料)
2016年12月9日 第420回審査会合(85回目) 【地震】基準地震動の策定 -
基準地震動※の策定について審議されました。
(用語解説)
当社より、これまで審議された各地震タイプにおける審議結果を踏まえ策定した基準地震動について説明しました。説明要旨は以下のとおりです。
○当社は、女川原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の申請にあたり、耐震安全性評価に係る基準地震動について、東北地方太平洋沖地震等で得られた知見等を踏まえ、「プレート間地震※」を考慮した基準地震動Ss−1(640ガル)と、「海洋プレート内地震※」、「内陸地殻内地震※」および「震源を特定せず策定する地震動※」を考慮した基準地震動Ss−2(1,000ガル)を設定。
○基準地震動に係る審査については、「プレート間地震」、「海洋プレート内地震」、「内陸地殻内地震」、「震源を特定せず策定する地震動」の地震タイプごとに審議が行われ、当社は審査会合での指摘事項等を踏まえ、さらに厳しい条件で追加評価を実施。
○このたび、地震タイプごとの追加評価結果を踏まえ、基準地震動を再評価した結果、適合性審査申請時に設定した基準地震動Ss−2(1,000ガル)の評価を見直すとともに、新たに4つの地震動を追加し、この結果、6つの地震動を基準地震動として設定。
今回の審査会合では、6つの基準地震動のうち「プレート間地震」による基準地震動Ss-D1(640ガル)について設定の考え方を整理するよう求められたことなどから、今後の審査において説明してまいります。
⇒プレスリリース「女川原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査における基準地震動の策定結果について」
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 プレート間地震 海洋プレートと大陸プレートが接している境界で発生する地震。 海洋プレート内地震 大陸プレートに沈み込む(沈み込んだ)海洋プレート内で発生する地震。 内陸地殻内地震 大陸プレート内部での断層運動により発生する地震で、深さがおおむね約30kmよりも浅い地殻の内部で発生する地震。 震源を特定せず策定する地震動 震源と活断層を関連付けることが困難な、過去の内陸地殻内の地震による地震動。 (提出資料)
2016年11月18日 第417回審査会合(84回目) 【地震】敷地の地形、地質・地質構造 -
敷地の地形、地質・地質構造(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
これまでの審査会合や現地調査(平成28年6月13日実施)における原子力規制委員会からのコメントなどを踏まえ、敷地内断層の活動性評価に関する追加分析・検討の結果を加えて再整理し、発電所の敷地内にある断層が「将来活動する可能性がある断層※」等に該当しないことを説明しました。
本審査項目については、断層の形成と鉱物の生成の関係を整理して断層活動性の説明性を高めることを求められたことなどから、今後の審査において説明してまいります。
将来活動する可能性がある断層 後期更新世以降(約12〜13万年前以降)の活動が否定できない断層 (提出資料)
女川原子力発電所2号機 敷地の地形,地質・地質構造について(コメント回答)(PDF/20,987KB)
女川原子力発電所2号機 敷地の地形,地質・地質構造について(コメント回答)(補足説明資料)(PDF/24,781KB)
女川原子力発電所2号機 敷地の地形,地質・地質構造について(コメント回答)資料集(ボーリング柱状図・コア写真)(1/5)(PDF/6,266KB)
女川原子力発電所2号機 敷地の地形,地質・地質構造について(コメント回答)資料集(ボーリング柱状図・コア写真)(2/5)(PDF/22,547KB)
女川原子力発電所2号機 敷地の地形,地質・地質構造について(コメント回答)資料集(ボーリング柱状図・コア写真)(3/5)(PDF/27,284KB)
女川原子力発電所2号機 敷地の地形,地質・地質構造について(コメント回答)資料集(ボーリング柱状図・コア写真)(4/5)(PDF/22,838KB)
女川原子力発電所2号機 敷地の地形,地質・地質構造について(コメント回答)資料集(ボーリング柱状図・コア写真)(5/5)(PDF/6,797KB)
2016年11月17日 第415回審査会合(83回目) 設計基準への適合性について -
本日の審査会合では、沸騰水型原子炉(BWR)※4プラント(当社女川原子力発電所2号機、中部電力浜岡原子力発電所4号機、中国電力島根原子力発電所2号機、日本原子力発電東海第二発電所)の耐震設計の論点について、先行プラントとの相違点および各プラント固有の特徴を中心に説明を行いました。
(用語解説)
原子力規制委員会より、3.11地震等を踏まえた建屋応答解析※モデルを適用する妥当性について、地震後の建屋の状態確認結果も含め、詳細に説明することなどを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
沸騰水型原子炉(BWR) 核分裂によって発生した熱を使って原子炉の中の水を沸騰させて蒸気をつくり、その蒸気の力で発電用のタービンを回して電気をつくる原子炉。 建屋応答解析 地震に対する建物の揺れ方を明らかにするプロセス。 (提出資料)
2016年11月4日 第413回審査会合(82回目) 【地震】基準地震動の策定(海洋プレート内地震)/
【地震】基準地震動の策定(震源を特定せず策定する地震動)-
・【地震】基準地震動の策定(海洋プレート内地震)
(用語解説)
基準地震動※の策定のうち「海洋プレート内地震※」(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
「海洋プレート内地震」による地震動について、これまでの審査会合におけるコメント等を踏まえ、さらに厳しい条件で追加評価した結果を説明しました。
これにより得られた地震動は、適合性審査申請時の基準地震動Ss−1(640ガル)、Ss−2(1,000ガル)を一部の周期※で上回るものです。
本審査項目について、原子力規制委員会からは、概ね妥当な検討がなされていると評価されました。
なお、女川原子力発電所は、適合性審査申請時の基準地震動に対して裕度を持たせた耐震工事を進めているため、今回の追加評価による施設への影響はないものと考えておりますが、今後、詳細な評価を実施することとしております。
・【地震】基準地震動の策定(震源を特定せず策定する地震動)
基準地震動の策定のうち「震源を特定せず策定する地震動※」(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
「震源を特定せず策定する地震動」について、地質・地質構造や、火山、地震活動といった多様な側面から、地域特性の考え方を説明し、女川原子力発電所においては、「2004年北海道留萌支庁南部地震(留萌地震)※」を考慮することが適切である旨を説明しました。
本審査項目について、原子力規制委員会からは、概ね妥当な検討がなされていると評価されました。
これにより、全ての地震発生様式(プレート間地震※、海洋プレート内地震、内陸地殻内地震※、震源を特定せず策定する地震動)について概ね妥当と評価されたことから、今後、これらの地震動評価をまとめ、基準地震動の詳細評価である「基準地震動の策定」について審議される予定です。
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 海洋プレート内地震 大陸プレートに沈み込む(沈み込んだ)海洋プレート内で発生する地震。 周期 揺れが1往復するのにかかる時間のこと。地震が起きると様々な周期を持つ揺れ(地震動)が発生するが、建物や設備の構造物は同じ地震でも速く揺れたり、ゆっくり揺れたりと、それぞれ揺れ方が異なる。これは構造物が個々に揺れやすい固有の周期(固有周期)を持っているためである。当社は基準地震動によって、様々な固有周期を持つ構造物にどのような大きさの力が作用するかについて評価している。 震源を特定せず策定する地震動 震源と活断層を関連付けることが困難な、過去の内陸地殻内の地震による地震動。 2004年北海道留萌支庁南部地震(留萌地震) 震源を特定せず策定する地震動(震源と活断層を関連付けることが困難な、過去の内陸地殻内の地震による地震動)の評価にあたり、検討すべき過去の地震(16地震)の一つ。 プレート間地震 海洋プレートと大陸プレートが接している境界で発生する地震。 内陸地殻内地震 大陸プレート内部での断層運動により発生する地震で、深さがおおむね約30kmよりも浅い地殻の内部で発生する地震。 (提出資料)
2016年9月30日 第404回審査会合(81回目) 【津波】基準津波の策定(3.11型の地震、海洋プレート内地震、津波地震等に起因する津波) -
基準津波※の策定について審議されました。
(用語解説)
当社からは、前回までの審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている3.11型地震(連動型の巨大なプレート間地震※)に関する水位下降※側の検討結果、ならびに海洋プレート内地震※、津波地震※等に起因する津波の評価について、不確かさを考慮※して計算した結果を説明しました。
また、上記に加え、女川原子力発電所2号機における津波評価を総合した「基準津波」の妥当性についても審議され、原子力規制委員会からは、概ね妥当な検討がなされていると評価されました。
このため、女川原子力発電所の敷地前面における基準津波の最高水位は、3.11型地震に起因する津波の評価結果である「O.P.※+23.1m(申請時評価値と同一)」となりました。
なお、今後の津波関係の審査では、発生確率を考慮した津波評価や基準津波に対する安全性について、引き続き審議される予定となっております。
基準津波 原子炉施設の供用期間中(運転開始から廃炉までの間)に極めてまれではあるが発生する可能性があり、施設に大きな影響を与えるおそれがある津波。 プレート間地震 海洋プレートと大陸プレートが接している境界で発生する地震。 水位上昇・水位下降 津波については、「水位上昇(押し波)」ならびに「水位下降(引き波)」の影響を評価している。 海洋プレート内地震 大陸プレートに沈み込む(沈み込んだ)海洋プレート内で発生する地震。 津波地震 地震動はさほど大きくないのに大きな津波を発生させる地震。 不確かさの考慮 より厳しい条件等で評価を行う観点から、科学的に合理性のある範囲で、様々な数値シミュレーションを行うこと。 O.P. 女川の工事用基準面(Onagawa Peil)のこと。O.P.±0.0mは、東京湾平均海面(T.P.)−0.74mに相当。 (提出資料)
2016年9月15日 第400回審査会合(80回目) 【重大事故等対策】有効性評価(炉心損傷防止対策、格納容器破損防止対策、長期安定性) -
重大事故発生後の炉心損傷※防止対策および格納容器破損※防止対策に係る長期安定維持(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
本審査項目について、当社は前回の審査会合(平成28年8月25日開催)で既に説明を行っており、今回は、中部電力および中国電力が長期安定維持に係る残留熱除去系※の復旧について回答したほか、前回の審査会合にて説明を求められていた除熱手段の多様化についても、設計方針を説明しました。
なお、除熱手段の多様化については、各社が詳細の検討を行った後にあらためて説明するよう求められており、当社としても今後の審査において説明してまいります。
炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 格納容器破損 炉心損傷後、格納容器内部の温度や圧力が上昇することなどにより、格納容器が破損すること 残留熱除去系 原子炉が停止した後も、燃料の中に蓄積した核分裂生成物から熱が発生するが、この熱を除去・冷却するための系統 (提出資料)
2016年8月25日 第393回審査会合(79回目) 【重大事故等対策】有効性評価(炉心損傷防止対策、格納容器破損防止対策、長期安定性) -
重大事故発生後の炉心損傷※防止対策および格納容器破損※防止対策に係る長期安定維持(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
この長期安定維持は、原則、残留熱除去系※の復旧で実現すること、残留熱除去系の復旧が困難な場合には代替循環冷却系※による除熱を行うことなどを説明しました。
また、残留熱除去系の復旧に係る手順について説明しました。
本審査項目については、残留熱除去系や代替循環冷却系以外の除熱手段についても説明するよう求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 格納容器破損 炉心損傷後、格納容器内部の温度や圧力が上昇することなどにより、格納容器が破損すること 残留熱除去系 原子炉が停止した後も、燃料の中に蓄積した核分裂生成物から熱が発生するが、この熱を除去・冷却するための系統 代替循環冷却系 残留熱除去系ポンプと並列に設置する常設の代替循環冷却ポンプにより、残留熱除去系の配管および熱交換器を経由して原子炉等への注水を可能とする系統 (提出資料)
2016年8月19日 第390回審査会合(78回目) 【地震】基準地震動の策定(プレート間地震) -
基準地震動※の策定のうち「プレート間地震」※について審議されました。 「プレート間地震」による地震動に関するこれまでの審査会合におけるコメント等を踏まえ、不確かさ※の考え方を整理した結果得られた地震動(722ガル)などについて説明しました。
(用語解説)
これにより得られた地震動は、適合性審査申請時の基準地震動Ss−1(640ガル)、Ss−2(1,000ガル)を一部の周期※帯で上回るものです。
本審査項目については、原子力規制委員会から、評価の一部の計算結果を補足的に示すようコメントがあったものの、おおむね妥当な検討がなされていると評価されました。
今後、今回いただいたコメントならびに海洋プレート内地震※、震源を特定せず策定する地震動※に関するコメントへの回答などについて説明してまいります。
なお、女川原子力発電所は、適合性審査申請時の基準地震動に対して裕度を持たせた耐震工事を進めているため、今回の追加評価による発電所の設備への影響はないものと考えておりますが、今後、詳細な評価を実施することとしております。
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 プレート間地震 海洋プレートと大陸プレートが接している境界で発生する地震。 不確かさの考慮 より厳しい条件等で評価を行う観点から、科学的に合理性のある範囲で、様々な数値シミュレーションを行うこと。 周期 揺れが1往復するのにかかる時間のこと。地震が起きると様々な周期を持つ揺れ(地震動)が発生するが、建物や設備の構造物は同じ地震でも速く揺れたり、ゆっくり揺れたりと、それぞれ揺れ方が異なる。これは構造物が個々に揺れやすい固有の周期(固有周期)を持っているためである。当社は基準地震動によって、様々な固有周期を持つ構造物にどのような大きさの力が作用するかについて評価している。 海洋プレート内地震 大陸プレートに沈み込む(沈み込んだ)海洋プレート内で発生する地震。 震源を特定せず策定する地震動:震源と活断層を関連付けることが困難な、過去の内陸地殻内の地震。 (提出資料)
2016年7月12日 第379回審査会合(77回目) 【重大事故等対策】確率論的リスク評価/重要事故シーケンス選定/有効性評価(炉心損傷防止対策) -
確率論的リスク評価(PRA)※、重要事故シーケンス※選定、炉心損傷※防止対策の有効性評価について、以前の審査会合で説明を求められている点への回答を行いました。
(用語解説)
炉心損傷防止対策について、全交流動力電源喪失※時に他の安全機能(直流電源等)が喪失するシナリオに対する対策の成立性や、各社の安全対策設備の相違によるシナリオ毎の対策の違いなどについて説明し、いずれの場合においても、電源や冷却機能の代替手段により、炉心損傷防止対策が有効に機能することなどを説明しました。
本審査項目については、主蒸気逃がし安全弁※出口温度計による炉心損傷の検出可能性などについて整理するよう求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
確率論的リスク評価(PRA) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 重要事故シーケンス 事故シーケンスグループ※の中から、審査ガイドに記載の着眼点(炉心損傷防止対策の実施に対する余裕時間が短い、事故シーケンスグループ内のシーケンスの特徴を代表しているなど)から選定されるもの。 事故シーケンスグループ 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって、PRAをもとに選定した複数の事故のシナリオ。 事故シーケンス 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって、PRAをもとに選定した事故シナリオ。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 全交流動力電源喪失 全ての交流動力電源(送電線による外部からの電源および非常用ディーゼル発電機)を喪失後、安全機能を有する系統および機器が機能喪失することによって、炉心の著しい損傷に至る事象。 主蒸気逃がし安全弁 原子炉圧力容器内で発生した蒸気により、容器内の圧力が上昇した際に、蒸気を圧力抑制室に逃がして圧力を下げる弁のこと。 (提出資料)
2016年7月8日 第378回審査会合(76回目) 【津波】基準津波の策定(3.11型の地震に起因する津波) -
基準津波※の策定(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
3.11型地震(連動型の巨大なプレート間地震※)に起因する津波の評価について、不確かさを考慮※して計算した結果を説明しました。
原子力規制委員会からは、水位下降側※の評価に関するコメントがあったものの、3.11型地震に起因する津波の評価について、概ね理解が示されました。
今後、今回いただいたコメントへの回答ならびに3.11型地震以外の地震(津波地震※、海洋プレート内地震※等)に起因する津波に関するコメントへの回答等について説明してまいります。
基準津波 原子炉施設の供用期間中(運転開始から廃炉までの間)に極めてまれではあるが発生する可能性があり、施設に大きな影響を与えるおそれがある津波。 プレート間地震 海洋プレートと大陸プレートが接している境界で発生する地震。 不確かさの考慮 より厳しい条件等で評価を行う観点から、科学的に合理性のある範囲で、様々な数値シミュレーションを行うこと。 水位上昇・水位下降 津波については、「水位上昇(押し波)」ならびに「水位下降(引き波)」の影響を評価している。 津波地震 地震動はさほど大きくないのに大きな津波を発生させる地震。 海洋プレート内地震 大陸プレートに沈み込む(沈み込んだ)海洋プレート内で発生する地震。 (提出資料)
女川原子力発電所 基準津波の策定のうち「東北地方太平洋沖型の地震」に起因する津波の評価について(コメント回答)(1/4)(PDF/27,152KB)
女川原子力発電所 基準津波の策定のうち「東北地方太平洋沖型の地震」に起因する津波の評価について(コメント回答)(2/4)(PDF/21,858KB)
女川原子力発電所 基準津波の策定のうち「東北地方太平洋沖型の地震」に起因する津波の評価について(コメント回答)(3/4)(PDF/11,813KB)
女川原子力発電所 基準津波の策定のうち「東北地方太平洋沖型の地震」に起因する津波の評価について(コメント回答)(4/4)(PDF/29,845KB)
女川原子力発電所 基準津波の策定のうち「東北地方太平洋沖型の地震」に起因する津波の評価について(コメント回答)(補足説明資料)(PDF/26,289KB)
2016年6月13日 現地調査(敷地内断層) -
原子力規制委員会による女川原子力発電所の敷地内断層に係る現地調査が実施されました。
現地調査では、これまでの審査会合で説明した発電所敷地内の地形、地質・地質構造と敷地内断層の活動性評価について、断層の露頭やボーリングコアの観察、断層破砕部の薄片観察等を行い、確認が行われました。
敷地内断層の活動性については、これまでの審査会合および今回の現地調査の結果を踏まえ、今後の審査において説明してまいります。
2016年6月3日 第367回審査会合(75回目) 【地震】基準地震動の策定(海洋プレート内地震)/
【地震】基準地震動の策定(震源を特定せず策定する地震動)-
・【地震】基準地震動の策定(海洋プレート内地震)
基準地震動※の策定のうち「海洋プレート内地震※」(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
「海洋プレート内地震」による地震動について、これまでの審査会合におけるコメント等を踏まえ、さらに厳しい条件で追加評価をした結果を説明しました。
これにより得られた地震動は、適合性審査申請時の基準地震動Ss−1(640ガル)、Ss−2(1,000ガル)を一部の周期※帯で上回るものです。
本審査項目については、不確かさの考慮※の考え方等についてより詳しい説明を求められたことなどから、今後の審査において説明してまいります。
なお、女川原子力発電所は、適合性審査申請時の基準地震動に対して裕度を持たせた耐震工事を進めているため、今回の追加評価による発電所の設備への影響はないものと考えておりますが、今後、詳細な評価を実施することとしております。
⇒プレスリリース「女川原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査における基準地震動の追加評価について」(海洋プレート内地震)・【地震】基準地震動の策定(震源を特定せず策定する地震動)
(用語解説)
基準地震動の策定のうち「震源を特定せず策定する地震動※」について審議されました。
「震源を特定せず策定する地震動」について、適合性審査申請時から、最新知見の収集・整理を行いながら継続して検討を進めることとしておりましたが、「震源を特定せず策定する地震動」として、「2004年北海道留萌支庁南部地震(留萌地震)※」を考慮することについて説明しました。
この地震動は、基準地震動Ss−1(640ガル)およびSs−2(1,000ガル)を一部の周期帯で上回るものです。
本審査項目については、考慮する地震の考え方の説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
なお、女川原子力発電所は、適合性審査申請時の基準地震動に対して裕度を持たせた耐震工事を進めているため、今回の追加評価による発電所の設備への影響はないものと考えておりますが、今後、詳細な評価を実施することとしております。
⇒プレスリリース「女川原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査における基準地震動の追加評価について」(震源を特定せず策定する地震動)
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 海洋プレート内地震 大陸プレートに沈み込む(沈み込んだ)海洋プレート内で発生する地震。 周期 揺れが1往復するのにかかる時間のこと。地震が起きると様々な周期を持つ揺れ(地震動)が発生するが、建物や設備の構造物は同じ地震でも速く揺れたり、ゆっくり揺れたりと、それぞれ揺れ方が異なる。これは構造物が個々に揺れやすい固有の周期(固有周期)を持っているためである。当社は基準地震動によって、様々な固有周期を持つ構造物にどのような大きさの力が作用するかについて評価している。 不確かさの考慮 より厳しい条件等で評価を行う観点から、科学的に合理性のある範囲で、様々な数値シミュレーションを行うこと。 震源を特定せず策定する地震動 震源と活断層を関連付けることが困難な、過去の内陸地殻内の地震による地震動。 2004年北海道留萌支庁南部地震(留萌地震) 震源を特定せず策定する地震動(震源と活断層を関連付けることが困難な、過去の内陸地殻内の地震による地震動)の評価にあたり、検討すべき過去の地震(16地震)のひとつ。 (提出資料)
2016年4月22日 第354回審査会合(74回目) 【地震】敷地の地形、地質・地質構造 -
敷地の地形、地質・地質構造(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
これまでの審査会合におけるコメント等を踏まえ、地質調査の結果に基づき、発電所の敷地内にある断層が将来活動する可能性がある断層※等に該当しないことを説明しました。
本審査項目において、断層評価の一部についてデータの整理などを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
また、原子力規制委員会から、今後現地調査を行い、敷地内断層の状況などについて確認を行っていくとの方針が示されました。
将来活動する可能性がある断層 後期更新世以降(約12〜13万年前以降)の活動が否定できない断層 (提出資料)
2016年4月21日 第353回審査会合(73回目) BWR審査における論点及び今後の審査の進め方について -
本日の審査会合では、BWR※4プラント(当社女川原子力発電所2号機、中部電力浜岡原子力発電所4号機、中国電力島根原子力発電所2号機、日本原子力発電東海第二発電所)の適合性審査を再開するにあたり、各社より審査における論点や審査会合に対応できる時期について説明しました。
(用語解説)
その後、上記4プラントに東京電力柏崎刈羽原子力発電所6・7号機を加えた6プラントの耐震設計の論点等について、当社が代表して説明しました。
原子力規制委員会からは、今後、調整した上で審査を並行して進めていくとの方向性が示されました。
当社はこれまで、集中的に審査が行われてきた東京電力柏崎刈羽原子力発電所6・7号機の審査状況を注視するとともに、当社の審査資料に反映するなど、女川2号機の審査が効率的に進むよう必要な準備を進めてまいりました。
引き続き、今後の審査会合やヒアリングにしっかりと対応してまいります。
沸騰水型原子炉(BWR) 核分裂によって発生した熱を使って原子炉の中の水を沸騰させて蒸気をつくり、その蒸気の力で発電用のタービンを回して電気をつくる原子炉。 (提出資料)
2016年4月8日 第347回審査会合(72回目) 【地震】基準地震動の策定(内陸地殻内地震) -
基準地震動※の策定のうち内陸地殻内地震※(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
これまでの審査会合におけるコメント等を踏まえ、「F−6断層〜F−9断層」の断層モデルについて、不確かさを考慮※した場合でも、基準地震動に与える影響が小さいことなどを説明しました。
本審査項目については、原子力規制委員会からおおむね妥当な検討がなされていると評価されました。
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 内陸地殻内地震 大陸プレート内部での断層運動により発生する地震で、深さがおおむね約30kmよりも浅い地殻の内部で発生する地震。 不確かさの考慮 より厳しい条件等で評価を行う観点から、科学的に合理性のある範囲で、様々な数値シミュレーションを行うこと。 (提出資料)
2016年4月1日 第346回審査会合(71回目) 【地震】敷地周辺の活断層評価 -
敷地周辺の活断層評価について、まとめの審議がされました。
当社からは、敷地周辺を対象に実施した文献調査、地質調査、海上音波探査等の結果を踏まえ、断層の活動性について評価した結果を取りまとめ、後期更新世以降(約12〜13万年前以降)の活動が否定できないF-6断層〜F-9断層等を「震源として考慮する活断層」と評価したこと、ならびに、石巻平野から仙台湾にかけての断層群およびさらに北方の断層の連動可能性を評価したこと等を説明しました。
本審査項目については、原子力規制委員会からおおむね妥当と結論付けられ、今後は内陸地殻内地震※の審議に移ることとなりました。
(用語解説)
内陸地殻内地震 大陸プレート内部での断層運動により発生する地震で、深さがおおむね約30kmよりも浅い地殻の内部で発生する地震。 (提出資料)
女川原子力発電所 地盤(敷地周辺の地質・地質構造)について〜主な断層の評価及び連動評価〜1/4(PDF/26,191KB)
女川原子力発電所 地盤(敷地周辺の地質・地質構造)について〜主な断層の評価及び連動評価〜2/4(PDF/28,878KB)
女川原子力発電所 地盤(敷地周辺の地質・地質構造)について〜主な断層の評価及び連動評価〜3/4(PDF/25,873KB)
女川原子力発電所 地盤(敷地周辺の地質・地質構造)について〜主な断層の評価及び連動評価〜4/4(PDF/5,291KB)
女川原子力発電所 地盤(敷地周辺の地質・地質構造)について〜敷地周辺のリニアメント〜1/2(PDF/25,924KB)
女川原子力発電所 地盤(敷地周辺の地質・地質構造)について〜敷地周辺のリニアメント〜2/2(PDF/17,970KB)
2016年3月31日 第345回審査会合(70回目) 今後のBWRプラントの審査の進め方について -
本日の審査会合において、原子力規制委員会より今後のBWR※プラントの審査の進め方について方針が示され、これまで実施されてきた東京電力柏崎刈羽原子力発電所6・7号機の集中審査が見直され、当社女川原子力発電所2号機、東京電力柏崎刈羽原子力発電所6・7号機、中部電力浜岡原子力発電所4号機、中国電力島根原子力発電所2号機、日本原子力発電東海第二発電所の6つのプラントが並行して審査されることとなりました。
(用語解説)
当社はこれまで、集中的に審査が行われてきた東京電力柏崎刈羽原子力発電所6・7号機の審査状況を注視し、当社の審査資料に反映するなど、女川2号機の審査が効率的に進むよう必要な準備を進めてまいりました。
引き続き、今後の審査会合やヒアリングにしっかりと対応してまいります。
沸騰水型原子炉(BWR) 核分裂によって発生した熱を使って原子炉の中の水を沸騰させて蒸気をつくり、その蒸気の力で発電用のタービンを回して電気をつくる原子炉。 (提出資料)
2016年3月10日 第338回審査会合(69回目) 【地震】敷地周辺の活断層評価 -
敷地周辺の活断層評価(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
これまでの審査会合におけるコメント等を踏まえ、発電所の敷地周辺にある断層等のうち、「活動性がなく、震源として考慮する活断層に該当しない」と評価している断層等について、より詳しい調査・検討結果に基づき、活動性がないことなどを説明しました。
原子力規制委員会から、本審査項目について、おおむね妥当な検討がなされていると評価されました。
今後、本審査項目のまとめの審議を行い、内陸地殻内地震※(活断層による地震動評価)の審議に反映される予定です。
内陸地殻内地震 大陸プレート内部での断層運動により発生する地震で、深さがおおむね約30kmよりも浅い地殻の内部で発生する地震。 (提出資料)
2016年3月4日 第336回審査会合(68回目) 【地震】基準地震動の策定(プレート間地震) -
基準地震動※の策定のうち「プレート間地震」※について審議されました。 「プレート間地震」による地震動について、これまでの審査会合におけるコメント等を踏まえ、さらに厳しい条件で評価したところ、新たな地震動(717ガル)が得られたことなどを説明しました。
(用語解説)
この地震動は、適合性審査申請時の基準地震動Ss−1(640ガル)、Ss−2(1,000ガル)を一部の周期※帯で上回るものです。
本審査項目については、不確かさの考慮※の考え方等についてより詳しい説明を求められたことなどから、今後の審査において説明してまいります。
なお、女川原子力発電所は、適合性審査申請時の基準地震動に対して裕度を持たせた耐震工事を進めているため、今回の追加評価による発電所の設備への影響はないものと考えておりますが、今後、詳細な評価を実施することとしております。
⇒プレスリリース「女川原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査における基準地震動の追加評価について」
プレート間地震 海洋プレートと大陸プレートが接している境界で発生する地震。 基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 周期 揺れが1往復するのにかかる時間のこと。地震が起きると様々な周期を持つ揺れ(地震動)が発生するが、建物や設備の構造物は同じ地震でも速く揺れたり、ゆっくり揺れたりと、それぞれ揺れ方が異なる。これは構造物が個々に揺れやすい固有の周期(固有周期)を持っているためである。当社は基準地震動によって、様々な固有周期を持つ構造物にどのような大きさの力が作用するかについて評価している。 不確かさの考慮 より厳しい条件等で評価を行う観点から、科学的に合理性のある範囲で、様々な数値シミュレーションを行うこと。 (提出資料)
2016年1月8日 第316回審査会合(67回目) 【地震】基準地震動の策定(内陸地殻内地震) -
基準地震動※の策定のうち内陸地殻内地震(活断層による地震)について審議されました。
(用語解説)
内陸地殻内地震として女川の敷地に大きな影響を与える地震は「F−6断層〜F−9断層(M7.1,長さ約24km)」による地震および「仙台湾の断層群(M7.6,長さ約43km)」による地震であると評価し、これらによる地震動評価の結果について説明しました。
本審査項目については、「F−6断層〜F−9断層」による地震動の評価に関する追加説明などを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 (提出資料)
2015年12月16日 第309回審査会合(66回目) 【地震】基準地震動の策定(海洋プレート内地震) -
基準地震動※の策定のうち海洋プレート内地震※(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
海洋プレート内地震としては、2011年4月7日に発生した宮城県沖の地震と同タイプの地震(4.7型地震)が女川の敷地に最も影響を与えると評価しており、その他の様々なタイプの海洋プレート内地震の評価結果も示しながら、基準地震動Ss-2(1000ガル)を規定している海洋プレート内地震の評価の妥当性を改めて説明しました。
本審査項目については、4.7型地震の評価にあたって、より厳しい条件での評価(不確かさの考慮※)等を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 海洋プレート内地震 大陸プレートに沈み込む(沈み込んだ)海洋プレート内で発生する地震。 不確かさの考慮 より厳しい条件等で評価を行う観点から、科学的に合理性のある範囲で、様々な数値シミュレーションを行うこと (提出資料)
2015年10月23日 第286回審査会合(65回目) 【津波】基準津波の策定(3.11型の地震に起因する津波) -
基準津波※の策定(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
基準津波高の想定にあたり、東北地方太平洋沖型の地震を考慮した断層モデルのほか、広範囲(青森県北部〜茨城県南部)の津波の痕跡高を再現した断層モデルを新たに設定して評価することについて説明しました。
原子力規制委員会からは、これらの評価方法については理解が示され、今後、津波評価の詳細な審議に進むこととなりました。
基準津波 原子炉施設の供用期間中(運転開始から廃炉までの間)に極めてまれではあるが発生する可能性があり、施設に大きな影響を与えるおそれがある津波。 (提出資料)
2015年10月15日 第283回審査会合(64回目) 【重大事故等対策】解析コード -
解析コード※(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
沸騰水型原子炉(BWR)※における重大事故等対策の有効性の確認にあたって用いた解析コードについて、解析条件や解析結果の妥当性などについて説明しました。
本審査項目については、一部記載内容の充実化などのコメントがありましたが、主要な論点についての説明は一通り終了しております。
なお、現在、プラント関係の審査については、東京電力柏崎刈羽原子力発電所6・7号機の集中審査が行われておりますが、解析コードについては、BWR各社共通で使用していることから、東京電力(柏崎刈羽原子力発電所6・7号機)、中部電力(浜岡原子力発電所4号機)、中国電力(島根原子力発電所2号機)と合同で審査が行われたものです。
解析コード 重大事故等が発生した場合における原子燃料、原子炉圧力容器内あるいは格納容器内で起きる物理現象(温度や圧力などの状態変化ほか)を算出する計算プログラムのこと。 沸騰水型原子炉(BWR) 核分裂によって発生した熱を使って原子炉の中の水を沸騰させて蒸気をつくり,その蒸気の力で発電用のタービンを回して電気をつくる原子炉。 (提出資料)
指摘事項に対する回答一覧表(重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コード)(PDF/3,727KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて 審査会合における指摘事項の回答(第5部 MAAP)(PDF/2,798KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(PDF/2,852KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(第1部 SAFER)(PDF/1,903KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(第2部 CHASTE)(PDF/1,783KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(第3部 REDY)(PDF/33,683KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(第4部 SCAT)(PDF/16,560KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(第5部 MAAP)(PDF/14,120KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(第5部 MAAP)添付1 高圧溶融物放出/格納容器雰囲気直接加熱の防止について(PDF/3,167KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(第5部 MAAP)添付2 溶融炉心と冷却材の相互作用について(PDF/1,077KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(第5部 MAAP)添付3 溶融炉心とコンクリートの相互作用について(PDF/21,670KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(第6部 APEX)(PDF/1,073KB)
解析コード(TRACG)説明資料(参考資料)(PDF/3,845KB)
解析コード(TRACT)説明資料(参考資料)(PDF/8,211KB)
2015年8月6日 第259回審査会合(63回目) 今後のBWRプラントの審査の進め方について/【火災防護対策】内部火災 -
・今後のBWRプラントの審査の進め方について
当社女川原子力発電所2号機の適合性審査はこれまで、地震・津波に係る審査を除き、設備・運用等の共通する部分について東京電力の柏崎刈羽原子力発電所6・7号機、中部電力浜岡原子力発電所4号機、中国電力島根原子力発電所2号機と合同で審査が進められておりました。
本日の審査会合において原子力規制委員会より、今後のBWRプラントの審査を東京電力柏崎刈羽原子力発電所6・7号機に絞って集中的に進める方針が示されました。さらに、地震・津波に係る審査とは無関係に判断したものであり、許認可の順番とは当面関係ないとの説明がなされております。
当社としましては今後、集中的に審査が行われる東京電力柏崎刈羽原子力発電所6・7号機の審査状況を踏まえながら、女川原子力発電所2号機の審査が効率的に進められるよう、引き続き対応してまいります。
・【火災防護対策】内部火災
内部火災に対する防護対策(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
前回の審査会合(平成27年7月28日)に引き続き、火災発生を防止する難燃ケーブルの燃焼試験結果の妥当性や、火災が発生した際の検知方法の考え方などを説明しました。
本審査項目については、一部の火災防護対策の考え方を整理するよう求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
2015年8月4日 第258回審査会合(62回目) 【重大事故等対策】原子炉建屋等水素対策 -
原子炉建屋内の水素対策について審議されました。
(用語解説)
炉心に著しい損傷が発生した場合、重大事故等対処設備※により格納容器の破損を防止することで、原子炉建屋への水素漏えいを防ぎます。
その上で、原子炉建屋への水素漏えいを考慮し、触媒反応によって水素を水に変える装置(静的触媒式水素再結合装置)により水素濃度を低減させることで、原子炉建屋の水素爆発を防止することを説明しました。
本審査項目については、水素の漏えいを検知する水素濃度計の設置位置について検討を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
重大事故等対処設備 炉心損傷※や放射性物質の大量放出に至る可能性のある事故等に対処するための設備(例:炉心損傷防止のための代替注水設備、格納容器破損※防止のための格納容器代替スプレイ系やフィルタベント設備、放射性物質の拡散抑制のための放水砲やシルトフェンスなど) 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 格納容器破損 炉心損傷後、格納容器内部の温度や圧力が上昇することなどにより、格納容器が破損すること (提出資料)
2015年7月28日 第254回審査会合(61回目) 【火災防護対策】内部火災 -
内部火災に対する防護対策(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
原子炉格納容器内は、プラント運転中は窒素で満たされているため、火災は発生しませんが、定期検査中は格納容器内に空気を入れて作業を行うことから、定期検査中における格納容器内の火災防護対策の妥当性などについて説明しました。
本審査項目については、消火手順や訓練の実施を手順書等に定めることが求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
2015年7月21日 第251回審査会合(60回目) 【重大事故等対策】原子炉格納容器圧力逃がし装置(原子炉格納容器フィルタベント系) -
原子炉格納容器圧力逃がし装置※(原子炉格納容器フィルタベント系)(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
フィルタベントの系統に含まれる隔離弁の健全性の確認方法や、フィルタベントの放出位置を原子炉建屋屋上としていることの妥当性などを説明しました。
本審査項目については、フィルタベントの実施に係る判断基準などについて詳細な説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
原子炉格納容器圧力逃がし装置 原子炉格納容器内の圧力が上昇した際に、格納容器内のガスをフィルタ装置を通して大気へ逃がすことにより、格納容器の破損を防止するとともに、排気中に含まれる放射性物質の環境への放出量を低減するもの。 (提出資料)
2015年7月16日 第250回審査会合(59回目) 【重大事故等対策】事故シーケンスグループ及び重要事故シーケンス等の選定 -
確率論的リスク評価※のうち事故シーケンスグループ※及び重要事故シーケンス※等の選定(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
前回の審査会合(平成27年7月14日)に引き続き、重要事故シーケンスの選定の考え方やヒューマンエラーに対する具体的な対応策などを説明しました。
本審査項目については、外的事象の確率論的リスク評価を除いて回答が一通り完了しましたが、一部、資料の充実化を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
確率論的リスク評価(PRA) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 重要事故シーケンス 事故シーケンスグループの中から、審査ガイドに記載の着眼点(炉心損傷※防止対策の実施に対する余裕時間が短い、事故シーケンスグループ内のシーケンスの特徴を代表しているなど)から選定されるもの。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 事故シーケンスグループ 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって,PRAをもとに選定した複数の事故のシナリオ (提出資料)
2015年7月14日 第249回審査会合(58回目) 【重大事故等対策】事故シーケンスグループ及び重要事故シーケンス等の選定 -
確率論的リスク評価※のうち事故シーケンスグループ※及び重要事故シーケンス※等の選定(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
重要事故シーケンスの抽出について、審査ガイド※に記載されている着眼点に基づき、事故の発生確率だけでなく、対応の難しさ等の観点から選定していることなどを説明しました。
本審査項目については、全交流動力電源喪失※時の事故シーケンス※における対応手順等について、詳細な説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
確率論的リスク評価(PRA) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 事故シーケンスグループ 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷※を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって,PRAをもとに選定した複数の事故のシナリオ。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 重要事故シーケンス 事故シーケンスグループの中から、審査ガイドに記載の着眼点(炉心損傷防止対策の実施に対する余裕時間が短い、事故シーケンスグループ内のシーケンスの特徴を代表しているなど)から選定されるもの。 事故シーケンス 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって、PRAをもとに選定した事故シナリオ。 審査ガイド 原子力規制委員会において制定され、事業者の評価手法の妥当性について、審査官が判断する際に参考とするもの。 全交流動力電源喪失 送電線による外部からの電源に加え、非常用ディーゼル発電機の機能も喪失し、燃料損傷に至る事故のシナリオ。 (提出資料)
2015年7月10日 第248回審査会合(57回目) 【地震】敷地内の地質・地質構造及び断層評価 -
敷地内の地質・地質構造及び断層評価について審議されました。
(用語解説)
地質調査の結果に基づき、発電所の敷地内にある断層が、将来活動する可能性がある断層※等に該当しないことを説明しました。
本審査項目については、断層活動性の評価に必要なデータの追加提示などを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
将来活動する可能性がある断層 後期更新世以降(約12〜13万年前以降)の活動が否定できない断層 (提出資料)
2015年7月9日 第247回審査会合(56回目) 審査会合への資料提出予定/【その他自然現象等】外部事象の考慮 -
・審査会合への資料提出予定
(用語解説)
今後の審査会合に向けた資料の提出予定について報告を行い、原子力規制委員会より、当面はこのまま審査を続けるとの方針が示されました。
今後とも、審査会合に向けた準備をしっかりと進めていきます。
・【その他自然現象等】外部事象の考慮
外部事象※の考慮について審議されました。
降雪や落雷、低温による凍結といった自然現象、航空機落下に伴う火災などの人為事象が発生しても、安全を保つための機能に影響がないことなどを説明しました。
本審査項目については、一部、資料の充実化を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
外部事象 ここでは、地震及び津波を除く自然現象(洪水、風(台風)、竜巻、火山、凍結、降水、積雪、落雷など)および、故意によるものを除く人為事象(航空機の落下、ダムの崩壊、石油コンビナート等による爆発、有毒ガス、船舶の衝突など)のこと。 (提出資料)
2015年7月3日 第246回審査会合(55回目) 【地震】敷地周辺の活断層評価 -
敷地周辺海域の活断層評価(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
発電所周辺海域における追加海上音波探査等の実施結果と、それに基づくF−6断層〜F−9断層の評価について説明しました。
⇒プレスリリース「女川原子力発電所周辺海域における追加海上音波探査等の実施結果について」
原子力規制委員会から、F−6断層〜F−9断層については必要な検討がなされており、適切に評価されているとまとめられました。(提出資料)
2015年7月2日 第245回審査会合(54回目) 【重大事故等対策】確率論的リスク評価(内部事象) -
確率論的リスク評価※のうち運転時、停止時における炉心損傷※や格納容器破損※に至る発電所内の設備故障に起因する内部事象(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
格納容器が破損する頻度について、より詳細な分析を行った結果を説明し、事故シーケンス※選定に影響はないことなどを説明しました。
本審査項目については、回答が一通り完了しましたが、重要事故シーケンス※を選定する考え方について詳細な説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
確率論的リスク評価 確率論的リスク評価:安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 格納容器破損 炉心損傷後、格納容器内部の温度や圧力が上昇することなどにより、格納容器が破損すること 事故シーケンス 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって、PRAをもとに選定した事故シナリオ。 重要事故シーケンス 事故シーケンスグループの中から、審査ガイドに記載の着眼点(炉心損傷防止対策の実施に対する余裕時間が短い、事故シーケンスグループ内のシーケンスの特徴を代表しているなど)から選定されるもの。 (提出資料)
2015年6月30日 第244回審査会合(53回目) 【重大事故等対策】確率論的リスク評価(内部事象) -
確率論的リスク評価※のうち運転時、停止時における炉心損傷※や格納容器破損※に至る発電所内の設備故障に起因する内部事象(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
事故シナリオでは、ヒューマンエラーが考慮されていますが、その評価の妥当性について説明し、事故シーケンス※選定に影響はないことなどを説明しました。
本審査項目については、全ての指摘事項への回答が終わっていないため、次回の審査において引き続き説明してまいります。
確率論的リスク評価 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 格納容器破損 炉心損傷後、格納容器内部の温度や圧力が上昇することなどにより、格納容器が破損すること 事故シーケンス 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって、PRAをもとに選定した事故シナリオ。 (提出資料)
2015年6月23日 第242回審査会合(52回目) 【重大事故等対策】解析コード -
解析コード※について審議されました。
(用語解説)
沸騰水型原子炉(BWR)※における重大事故等対策の有効性の確認にあたって用いた解析コードについて、事故シナリオ毎のコード選択や計算結果の妥当性について説明しました。
本審査会合では、有効性の確認にあたって用いた6種類の解析コードのうち2種類について説明しました。
本審査項目については、解析条件等についてより詳細な説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
また,解析コードの説明が一通り完了したことから,今後はこれまでの審査会合で出されたコメントについて回答していきます。
解析コード 重大事故等が発生した場合における原子燃料、原子炉圧力容器内あるいは格納容器内で起きる物理現象(温度や圧力などの状態変化ほか)を算出する計算プログラムのこと。 沸騰水型原子炉(BWR) 核分裂によって発生した熱を使って原子炉の中の水を沸騰させて蒸気をつくり,その蒸気の力で発電用のタービンを回して電気をつくる原子炉。 (提出資料)
2015年6月12日 第238回審査会合(51回目) 【その他自然現象等】火山影響評価 -
火山影響評価(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
評価対象の火山を追加して実施したシミュレーションの結果に基づき、発電所敷地における火山灰層厚の評価についてあらためて説明しました。
本審査項目については、シミュレーション結果の妥当性等について追加説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
2015年6月11日 第237回審査会合(50回目) 【事故対応の基盤整備】原子炉制御室 -
原子炉制御室(注)について審議されました。
監視カメラや気象観測設備などにより、発電所構内の状況や自然現象(竜巻や火山の影響等)、風向・風速等を中央制御室で常に把握できることを説明しました。
また、重大事故等が発生した場合の運転員の被ばく線量について、中央制御室内で事故対応を行ったとしても、新規制基準で求められている基準(100ミリシーベルト以下/7日間)を満足していることを説明しました。
本審査項目については、事故対応作業時に水分補給などで全面マスクを外す時間をどの程度考慮するかについての詳細な説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
(注)当社では、中央制御室と呼んでいる。(提出資料)
2015年6月9日 第236回審査会合(49回目) 【重大事故等対策】解析コード -
解析コード※について審議されました。
(用語解説)
沸騰水型原子炉(BWR)※における重大事故等対策の有効性の確認にあたって用いた解析コードについて、事故シナリオ毎のコード選択や計算結果の妥当性について説明しました。
本審査会合では、有効性の確認にあたって用いた6種類の解析コードのうち1種類について説明しました。
本審査項目については、過去の事故や実験から得られた知見の解析上の取扱いなど詳細な説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
解析コード 重大事故等が発生した場合における原子燃料、原子炉圧力容器内あるいは格納容器内で起きる物理現象(温度や圧力などの状態変化ほか)を算出する計算プログラムのこと。 沸騰水型原子炉(BWR) 核分裂によって発生した熱を使って原子炉の中の水を沸騰させて蒸気をつくり,その蒸気の力で発電用のタービンを回して電気をつくる原子炉。 (提出資料)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(PDF/2,042KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(第5部 MAAP)(PDF/12,799KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(第5部 MAAP)添付1 高圧溶融物放出/格納容器雰囲気直接加熱の防止について(PDF/2,465KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(第5部 MAAP)添付2 溶融炉心と冷却材の相互作用について(PDF/1,019KB)
重大事故等対策の有効性評価に係るシビアアクシデント解析コードについて(第5部 MAAP)添付3 溶融炉心とコンクリートの相互作用について(PDF/4,736KB)
2015年6月4日 第234回審査会合(48回目) 【内部溢水対策】内部溢水影響評価 -
内部溢水※影響評価(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
使用済燃料プール(水深約11.5m)において、基準地震動(1,000ガル)の地震が発生した場合でもスロッシング※による水位低下は、0.2m程度と評価しており、使用済燃料プール水の冷却機能や遮へい機能に影響がないことなどを説明しました。
本審査項目については、一部、資料の充実化を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
溢水 配管の破損による液体の流出や消火活動による放水、使用済燃料プールのスロッシングなど。 基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 スロッシング 地震の振動により容器から液体が溢れる現象。 (提出資料)
2015年6月2日 第233回審査会合(47回目) 【その他】誤操作防止、安全避難通路等、安全保護回路 -
誤操作防止、安全避難通路等、安全保護回路※(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
誤操作防止については、事故の拡大防止や収束に必要な現場操作において、想定される厳しい環境条件でも容易に操作できることを説明しました。
安全避難通路等については、事故の拡大防止や収束に必要な現場操作を行うにあたり、操作場所および当該場所へのアクセスルートに作業用照明を設置することや、作業用照明が機能喪失した場合においても、必要数に余裕を見た可搬型照明を配備することを説明しました。
安全保護回路については、構成機器が設置してあるエリアへの出入管理を行い、人的な妨害行為を防ぐ対策となっていることを説明しました。また、デジタル処理を行う一部の機器については、外部ネットワークと接続しないことや、不正アクセス行為防止のために現場では演算回路の書き換えができない構造としていることを説明しました。
本審査項目については、一部、資料の充実化を図った上での説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
安全保護回路 運転中の原子炉において異常な温度や圧力などを検知した場合に、原子炉停止系統を自動的に作動させて、原子炉を安全に停止させる回路のこと。 (提出資料)
2015年5月28日 第231回審査会合(46回目) 【重大事故等対策】原子炉格納容器圧力逃がし装置(原子炉格納容器フィルタベント系) -
原子炉格納容器圧力逃がし装置※(原子炉格納容器フィルタベント系)(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
ベント※を実施する際、隔離弁を操作して排気経路を構成しますが、限界温度・限界圧力※の環境下でも隔離弁の健全性について問題がないことなどを説明しました。
本審査項目については、フィルタ装置の設置場所においてベント実施時だけではなく、通常待機時に周辺の配管から液体が漏れた場合の漏えい対策についても説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
原子炉格納容器圧力逃がし装置 原子炉格納容器内の圧力が上昇した際に、格納容器内のガスをフィルタ装置を通して大気へ逃がすことにより、格納容器の破損を防止するとともに、排気中に含まれる放射性物質の環境への放出量を低減するもの。 ベント 原子炉圧力容器や原子炉格納容器内の圧力が異常に上昇した場合に、内部の気体を排出し、圧力を下げること。 限界温度・限界圧力 原子炉格納容器について顕著に機能劣化する温度・圧力(破損限界)に対して余裕を持った値。200℃、854kPa(最高使用圧力427kPaの2倍) (提出資料)
2015年5月14日 第225回審査会合(45回目) 【内部溢水対策】内部溢水影響評価 -
内部溢水※影響評価(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
内部溢水影響評価については、溢水源、溢水経路、機器の設置高さを図面だけではなく、実際に現場状況も確認していること、また、過去の不具合事例などの対策について説明しました。さらには、配管の破損等による水や蒸気を溢水源とした影響評価だけではなく、非常用ディーゼル発電機等に使われる油を溢水源とした影響評価も行い、設備の機能に影響がないことを説明しました。
本審査項目については、一部、資料の充実化を図った上で説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
溢水 配管の破損による液体の流出や消火活動による放水、使用済燃料プールのスロッシング(地震の振動により容器から液体が溢れる現象)など。 (提出資料)
2015年5月12日 第224回審査会合(44回目) 【重大事故等対策】解析コード -
解析コード※について審議されました。
(用語解説)
沸騰水型原子炉(BWR)※における重大事故等対策の有効性の確認にあたって用いた解析コードについて、事故シナリオ毎のコード選択や計算結果の妥当性について説明しました。
本審査会合では、有効性の確認にあたって用いた6種類の解析コードのうち3種類について説明しました。
本審査項目については、各解析コードに対する福島第一事故の知見の反映状況など詳細な説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
解析コード 重大事故等が発生した場合における原子燃料、原子炉圧力容器内あるいは格納容器内で起きる物理現象(温度や圧力などの状態変化ほか)を算出する計算プログラムのこと。 沸騰水型原子炉(BWR) 核分裂によって発生した熱を使って原子炉の中の水を沸騰させて蒸気をつくり,その蒸気の力で発電用のタービンを回して電気をつくる原子炉。 (提出資料)
2015年4月21日 第220回審査会合(43回目) 【その他】共用 -
共用に関する設計上の考慮について審議されました。
2つ以上の号機間において共用している設備(中央制御室や通信連絡設備、消火設備など)について、共用することにより安全性を損なうことがない事や、安全性が向上する理由などについて説明しました。
本審査項目については、一部、資料の充実化を図った上で説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
2015年4月9日 第217回審査会合(42回目) 【その他自然現象等】竜巻影響評価 -
竜巻影響評価について審議されました。
(用語解説)
竜巻影響評価を行う際に用いる計算モデルについて、フジタモデル※を採用することの妥当性(フジタモデルの特徴や他計算モデルとの比較など)について説明しました。
本審査項目については、一部、資料の充実化を図った上で説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
フジタモデル 米国原子力規制委員会からの依頼の下、藤田博士が1978年に竜巻観測記録を基に考案した竜巻の評価(飛来物の飛散速度や高さ、距離などの算出)に用いる工学モデル。 (提出資料)
2015年4月7日 第216回審査会合(41回目) 【重大事故等対策】原子炉格納容器圧力逃がし装置(原子炉格納容器フィルタベント系) -
原子炉格納容器圧力逃がし装置※(原子炉格納容器フィルタベント系)の運用方法等について審議されました。
(用語解説)
運用方法に関して、ベント※の準備作業の内容や時間、ベントの実施を判断する基準、弁の操作などを説明しました。
本審査項目については、ベントの成功確認の方法や失敗した場合の対応方法などについて詳細な説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
原子炉格納容器圧力逃がし装置 原子炉格納容器内の圧力が上昇した際に、格納容器内のガスをフィルタ装置を通して大気へ逃がすことにより、格納容器の破損を防止するとともに、排気中に含まれる放射性物質の環境への放出量を低減するもの。 ベント 原子炉圧力容器や原子炉格納容器内の圧力が異常に上昇した場合に、内部の気体を排出し、圧力を下げること。 (提出資料)
2015年4月2日 第214回審査会合(40回目) 【事故対応の基盤整備】監視測定設備 -
監視測定設備※について審議されました。
(用語解説)
モニタリングポスト※の電源は、非常用所内電源に接続されていることや無停電電源装置およびガスタービン発電機から給電可能な設計であり、外部電源喪失時でも電源復旧までの間、機能維持できることを説明しました。また、モニタリングポストのデータ伝送については、有線回線と無線回線による多様性を有した設計であることなどを説明しました。
本審査項目については、重大事故等発生時のモニタリングポストの汚染防止対策について追加説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
監視測定設備 放射線量などを測定する周辺モニタリング設備や風向・風速その他の気象条件を測定する気象観測設備など。 モニタリングポスト 周辺への放射線の影響を把握するために、放射線量を常時測定する装置。女川原子力発電所では、敷地境界付近に6基設置しています。 (提出資料)
2015年3月31日 第213回審査会合(39回目) 【その他自然現象等】竜巻影響評価 -
竜巻影響評価(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
竜巻によって飛来物となる可能性のある資機材などの抽出にあたって実施した現場調査の内容を説明するとともに、原子炉建屋等の重要施設が、周囲にある建物・構築物の倒壊による影響を受けないことなどを説明しました。
本審査項目については、竜巻検討地域に関するデータの拡充等について検討を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
2015年3月24日 第211回審査会合(38回目) 【事故対応の基盤整備】通信連絡設備 -
通信連絡設備について審議されました。
発電所内(現場、中央制御室、緊急時対策所)や発電所外(国、地方自治体、本店および社内関係箇所)との通信連絡設備やデータ伝送設備の仕様について、重大事故等が発生した場合でも、有線・無線、衛星回線など通信方式の多様性を確保した構成としていることなどを説明しました。
本審査項目については、一部、資料の充実化を図った上で説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
2015年3月20日 第210回審査会合(37回目) 【津波】基準津波の策定(海洋プレート内地震、津波地震等に起因する津波) -
基準津波※の策定のうち海洋プレート内地震※、津波地震※等に起因する津波について審議されました。
(用語解説)
海洋プレート内地震、津波地震、海域の活断層による地殻内地震※などに起因する津波の検討結果を示し、いずれも3.11型地震に起因する津波の評価結果(敷地前面での最高水位O.P.※+23.1m)を下回ることを説明しました。
本審査項目については、波源※設定の考え方等について追加説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
基準津波 原子炉施設の供用期間中(運転開始から廃炉までの間)に極めてまれではあるが発生する可能性があり、施設に大きな影響を与えるおそれがある津波。 海洋プレート内地震 大陸プレートに沈み込む(沈み込んだ)海洋プレート内で発生する地震。 津波地震 地震動はさほど大きくないのに大きな津波を発生させる地震。 地殻内地震 陸側プレートの内部で発生する地震。 O.P. 女川の工事用基準面(Onagawa Peil)のこと。O.P.±0.0mは、東京湾平均海面(T.P.)−0.74mに相当。 波源 津波の発生源。津波は、地震に伴うもののほか、地すべりなど地震以外の要因で発生する場合がある。 (提出資料)
2015年3月19日 第209回審査会合(36回目) 【その他自然現象等】外部火災影響評価 -
外部火災影響評価(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
森林火災影響評価に使用している気温や風速などを厳しい条件に設定していること、漂流船舶の火災が発生した場合でも原子炉施設への影響が無いこと等について説明しました。
本審査項目については、一部、資料の充実化を図った上で説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
2015年3月17日 第207回審査会合(35回目) 【重大事故等対策】有効性評価(燃料プール等燃料損傷防止対策) -
使用済燃料プールおよび運転停止中の原子炉における重大事故に至るおそれがある事故(崩壊熱除去機能喪失※、全交流動力電源喪失※、原子炉冷却材の流出※、反応度の誤投入※)の対策の有効性評価について審議されました。
(用語解説)
これらの事故シーケンスグループ内の事故に対しては、代替注水設備による燃料プールおよび原子炉への注水を行うこと、必要な水源、燃料および電源が供給できること、また、対応に必要な人員は、重大事故等に備えて発電所に常駐していることなど、燃料損傷防止対策が有効に機能することを説明しました。
本審査項目については、一部、資料の充実を図った上で説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
また、有効性評価については一通り説明が完了したことから、今後はこれまでの会合にて出されたコメントについて回答していきます。
崩壊熱除去機能喪失 原子炉内で発生する崩壊熱の除去(海水系との熱交換)機能が喪失し、格納容器内の圧力が上昇し、燃料損傷に至るシナリオ。 全交流動力電源喪失 送電線による外部からの電源に加え、非常用ディーゼル発電機の機能も喪失し、燃料損傷に至る事故のシナリオ。 原子炉冷却材の流出 系統の操作誤りなどで原子炉冷却材が冷却系統外へ流出し、原子炉内保有水量が減少し、燃料損傷に至る事故のシナリオ。 反応度の誤投入 誤操作により過剰な制御棒の引き抜きが行われ、燃料損傷に至る事故のシナリオ。 事故シーケンスグループ 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷※を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって、PRAをもとに選定した複数の事故のシナリオ。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 確率論的リスク評価(PRA) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 (提出資料)
2015年3月10日 第205回審査会合(34回目) 【重大事故等対策】有効性評価(炉心損傷防止対策、格納容器破損防止対策) -
運転中の原子炉における重大事故に至るおそれがある事故(LOCA時注水機能喪失※、格納容器バイパス※)と重大事故(水素燃焼※、溶融炉心・コンクリート相互作用※など)の対策の有効性評価について審議されました。
(用語解説)
これらの事故シーケンスグループ内の事故に対しては、代替注水設備による原子炉への注水や、原子炉格納容器圧力逃がし装置(フィルタベント系)を用いた除熱等の対応を行うこと、必要な水源、燃料および電源が供給できること、また、対応に必要な人員は、重大事故等に備えて発電所に常駐していることなど、炉心損傷※防止対策や格納容器破損※防止対策が有効に機能することを説明しました。
本審査項目については、一部、資料の充実化を図った上で説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
LOCA時注水機能喪失 LOCA(冷却材喪失事故)発生時、原子炉の圧力が高い状態での注水に失敗し、圧力を下げた状態での注水にも失敗し、炉心損傷に至る事故のシナリオ。 格納容器バイパス 原子炉冷却材圧力バウンダリ※と接続された系統で、高圧設計部分と低圧設計部分のつなぎ目の配管において低圧設計部の配管が破損し、炉心損傷に至る事故のシナリオ。 原子炉冷却材圧力バウンダリ 原子炉圧力容器・原子炉冷却系の配管・隔離弁など、破壊すると原子炉冷却材喪失となる範囲。 水素燃焼 炉心損傷後、格納容器内の酸素が金属と水反応によって生じた水素と反応することで激しい燃焼が生じて格納容器破損に至る事故のシナリオ。 溶融炉心・コンクリート相互作用 炉心損傷後、溶けて格納容器内に流出した燃料が格納容器下部のコンクリートを侵食する現象が発生する事故のシナリオ。 事故シーケンスグループ 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって、PRAをもとに選定した複数の事故のシナリオ。 確率論的リスク評価(PRA) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 格納容器破損 炉心損傷後、格納容器内部の温度や圧力が上昇することなどにより、格納容器が破損すること (提出資料)
2015年3月5日 第203回審査会合(33回目) 【その他】静的機器の単一故障 -
静的機器※の単一故障※に係る設計上の考慮(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
配管やダクトの修復方法および作業工程について検討した結果、作業員の被ばくの観点からも十分修復作業が可能であることを確認し、修復方法が技術的に妥当であることなどを説明しました。
本審査項目については、中央制御室換気空調系に関する説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
静的機器 配管、フィルター、ダクト等機械的に動作しないもの。 単一故障 単一の原因によって一つの機器が所定の安全機能を失うこと(単一の原因によって必然的に発生する要因に基づく多重故障を含む)。 (提出資料)
2015年3月3日 第202回審査会合(32回目) 【重大事故等対策】有効性評価(原子炉格納容器限界温度・限界圧力) -
重大事故等対策の有効性評価のうち原子炉格納容器限界温度・限界圧力※について審議されました。
(用語解説)
原子炉格納容器の限界温度・限界圧力の環境下でも原子炉格納容器本体および開口部等の構造健全性を確認し、重大事故時においても放射性物質の閉じ込め機能が確保できることを説明しました。
本審査項目については、一部、資料の充実化を図った上で説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
限界温度・限界圧力 原子炉格納容器について顕著に機能劣化する温度・圧力(破損限界)に対して余裕を持った値。200℃、854kPa(最高使用圧力427kPaの2倍)。 (提出資料)
2015年2月26日 第200回審査会合(31回目) 【重大事故等対策】原子炉格納容器圧力逃がし装置(原子炉格納容器フィルタベント系) -
原子炉格納容器圧力逃がし装置※(原子炉格納容器フィルタベント系)のうち主ライン・弁の構成について審議されました。
(用語解説)
原子炉格納容器内のガスを逃がす排気経路や多重化する隔離弁などの設計意図、動作の確実性などについて説明しました。
本審査項目については、水素滞留対策の方針や高温高圧時の弁の密閉性について説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
原子炉格納容器圧力逃がし装置 原子炉格納容器内の圧力が上昇した際に、格納容器内のガスをフィルタ装置を通して大気へ逃がすことにより、格納容器の破損を防止するとともに、排気中に含まれる放射性物質の環境への放出量を低減するもの。 (提出資料)
2015年2月24日 第199回審査会合(30回目) 【その他】原子炉冷却材圧力バウンダリ -
原子炉冷却材圧力バウンダリ※について審議されました。
(用語解説)
新規制基準で追加された範囲※において抽出した配管・弁の強度評価や検査方法、手動弁の誤操作防止運用・管理方法など、設置許可基準規則等へ適合していることなどを説明しました。
本審査項目については、一部、資料の充実化を図った上で説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
原子炉冷却材圧力バウンダリ 原子炉圧力容器・原子炉冷却系の配管・隔離弁など、破壊すると原子炉冷却材喪失となる範囲。 追加された範囲 通常時または事故時に「開」となるおそれがある原子炉冷却材系統への接続配管の弁について、従来は原子炉側からみて第1隔離弁までの範囲であったものが、第2隔離弁を含む範囲まで拡大された。 (提出資料)
2015年2月20日 第198回審査会合(29回目) 【地震】敷地地盤の振動特性 -
敷地地盤の振動特性※(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
(用語解説)
検討精度向上のため、敷地の地震観測記録を用いた検討の対象地震数を大幅に増やし、地震の到来方向も細分化して詳細に分析した結果を示すことで、敷地内の揺れの伝わり方に特徴的な傾向がないことをあらためて説明しました。
原子力規制委員会から、敷地地盤の振動特性については必要な検討がなされており、適切に評価されているとまとめられました。
地盤の振動特性 地震による揺れの伝わり方に影響を与える地盤の性質(地質、地層の傾斜、硬さ・軟らかさ等)。 (提出資料)
2015年2月19日 第197回審査会合(28回目) 【その他】誤操作防止、安全避難通路等、安全保護回路 -
誤操作防止、安全避難通路等、安全保護回路について審議されました。
中央制御室や現場においては、運転員の誤操作を防止するための設計であること、ならびに事故対応時でも適切な操作ができる照明および空調設備としていることを説明しました。
また、設計基準事故が発生した場合に用いる中央制御室や現場避難通路に関して、非常灯・誘導灯および作業用照明やその電源電源を確保していること、
原子炉を自動停止させる回路への外部からの不正アクセス行為を防止する対策を講じていることなどについて説明しました。
本審査項目については、一部、資料の充実化を図った上で説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
2015年2月10日 第193回審査会合(27回目) 【事故対応の基盤整備】緊急時対策所 -
緊急時対策所について審議されました。
中央制御室以外の場所に設置する緊急時対策所について、3号機中央制御室に隣接した部屋に設置し、重大事故に対処できる指揮所としての機能(電源・通信・換気設備等の整備状況や外部から支援なしに7日間以上の活動が可能な資機材の配備など)を満たしていることを説明しました。
本審査項目については、一部、資料等の充実を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
2015年2月3日 第190回審査会合(26回目) 【その他自然現象等】竜巻影響評価 -
竜巻影響評価について審議されました。
(用語解説)
竜巻検討地域(発電所から半径180kmの範囲内の海岸線に沿った陸側、海側5kmの範囲)における基準竜巻※の最大風速を69m/sと設定し、発電所の地域特性を考慮して設計竜巻※の最大風速を69m/sと設定したことなどを説明しました。
本審査項目については、基準竜巻の最大風速を設定する際に用いたデータの信頼性や気象条件などについて説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
基準竜巻 原子炉施設において供用期間中に極めてまれではあるが発生する可能性があり、原子炉施設の安全性に影響を与えるおそれがある竜巻。 設計竜巻 原子力発電所が立地する地域の特性などを考慮して、科学的見地などから基準竜巻に対して最大風速の割り増し等を行った竜巻。 (提出資料)
2015年1月30日 第189回審査会合(25回目) 【その他自然現象等】火山影響評価 -
火山影響評価について審議されました。
文献調査、地質調査、シミュレーション等の結果から、発電所への影響を考慮すべき火山事象は火山灰のみであり、発電所の設計上考慮する火山灰の層厚を10cmと評価していることを説明しました。
本審査項目については、影響検討の対象とした火山の選定根拠等について追加説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
2015年1月23日 現地調査 -
原子力規制委員会による女川2号機の現地調査が実施されました。
(用語解説)
防潮堤、淡水貯水槽、重大事故等対処設備設置予定場所、火災/溢水防護設備、中央制御室等について現地にて説明をしました。
原子力規制委員会からは、安全対策については必要な投資をしていこうという意欲がみられるなどの講評をいただきました。
重大事故等対処設備 炉心損傷※や放射性物質の大量放出に至る可能性のある事故等に対処するための設備(例:炉心損傷防止のための代替注水設備、格納容器破損※防止のための格納容器代替スプレイ系やフィルタベント設備、放射性物質の拡散抑制のための放水砲やシルトフェンスなど) 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 格納容器破損 炉心損傷後、格納容器内部の温度や圧力が上昇することなどにより、格納容器が破損すること
2015年1月23日 第185回審査会合(24回目) 【津波】基準津波の策定(3.11型の地震に起因する津波) -
基準津波の策定について審議されました。
(用語解説)
基準津波の策定の全体概要として、評価の流れや検討概要等を説明しました。また、3.11型地震(連動型の巨大なプレート間地震)に起因する津波として、最新知見に基づいた検討結果を示し、基準津波による敷地前面での最高水位を0.P.※+23.1mと評価していることを説明しました。
本審査項目については、波源※設定の考え方等について追加説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
O.P. 女川の工事用基準面(Onagawa Peil)のこと。O.P.±0.0mは、東京湾平均海面(T.P.)−0.74mに相当。 波源 津波の発生源。津波は、地震に伴うもののほか、地すべりなど地震以外の要因で発生する場合がある。 (提出資料)
2015年1月20日 第184回審査会合(23回目) 【重大事故等対策】有効性評価(格納容器破損防止対策) -
重大事故(圧力・温度による静的負荷(格納容器過圧・過温破損※))の対策の有効性評価について審議されました。
(用語解説)
格納容器過圧・過温破損の事故シーケンスグループ※内の事故に対しては、代替注水設備による原子炉への注水や、格納容器圧力逃し装置(フィルタベント系)による格納容器の除熱等を行うこと、必要な水源、燃料および電源が供給できること、また、対応に必要な人員は、重大事故等に備えて発電所に常駐していることなど、格納容器破損※防止対策が有効に機能することを説明しました。
本審査項目については、一部、資料の充実化を図った上で説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
格納容器過圧・過温破損 格納容器内へ流出した高温の原子炉冷却材及び溶融炉心の崩壊熱等の熱によって発生した水蒸気、金属−水反応等によって発生した非凝縮性ガス等の蓄積により、緩和措置がとられない場合に格納容器破損に至るシナリオ。 事故シーケンスグループ 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷※を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって、PRAをもとに選定した複数の事故のシナリオ。 確率論的リスク評価(PRA) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 格納容器破損 炉心損傷後、格納容器内部の温度や圧力が上昇することなどにより、格納容器が破損すること 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと (提出資料)
2015年1月13日 第181回審査会合(22回目) 【重大事故等対策】有効性評価(炉心損傷防止対策) -
運転中の原子炉における重大事故に至るおそれがある事故(崩壊熱除去機能喪失※、原子炉停止機能喪失※)の対策の有効性評価について審議されました。
(用語解説)
これら2つの事故シーケンスグループ※内の事故に対しては、原子炉隔離時冷却系による原子炉への注水や、原子炉格納容器圧力逃し装置(フィルタベント系)による格納容器の除熱等を行うこと、必要な水源、燃料および電源が供給できること、また、対応に必要な人員は、重大事故等に備えて発電所に常駐していることなど、炉心損傷※防止対策が有効に機能することを説明しました。
本審査項目については、炉心損傷に至る前に実施する格納容器ベント時の確認項目について説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
崩壊熱除去機能喪失 原子炉緊急時停止および注水には成功するが、原子炉内で発生する崩壊熱の除去(海水系との熱交換)機能が喪失し、格納容器内の圧力が上昇することで、炉心損傷に至るシナリオ。 原子炉停止機能喪失 原子炉緊急停止が必要な状況において、原子炉を未臨界状態にすることに失敗し、炉心損傷に至るシナリオ。 事故シーケンスグループ 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって、PRAをもとに選定した複数の事故のシナリオ。 確率論的リスク評価(PRA) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと (提出資料)
2015年1月9日 第180回審査会合(21回目) 【地震】基準地震動の策定(海洋プレート内地震) -
基準地震動※の策定(海洋プレート内地震※)について審議されました。
(用語解説)
海洋プレート内地震としては、2011年4月7日に発生した宮城県沖の地震と同タイプの地震(4.7型地震)が女川の敷地に最も影響を与えると評価し、このタイプの地震を保守的に考慮して基準地震動Ss−2を策定していることを説明しました。
本審査項目については、検討用地震の妥当性等について追加説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 海洋プレート内地震 大陸プレートに沈み込む(沈み込んだ)海洋プレート内で発生する地震。 (提出資料)
2015年1月8日 第179回審査会合(20回目) 【火災防護対策】内部火災 -
内部火災に対する防護対策について審議されました。
原子炉の安全停止に必要な構築物、系統および機器が設置される火災区域または火災区画の消火設備について、火災発生防止、火災の感知及び消火、火災の影響軽減などを考慮した火災防護対策などを説明しました。
本審査項目については、格納容器内の火災防護対策などについて説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
2014年11月18日 第162回審査会合(19回目) 【重大事故等対策】可搬型重大事故等対処設備保管場所・アクセスルート -
可搬型重大事故等対処設備※保管場所およびアクセスルート※について審議されました。
(用語解説)
可搬型重大事故等対処設備の保管場所および同設備を運搬する屋外、屋内のアクセスルート(移動、運搬経路)について、地震による地盤や周辺斜面の崩壊による影響や周辺構造物の倒壊・損壊・火災・溢水などの影響や津波被害の想定、その他自然現象など外部起因事象の評価および作業の成立性の検討結果を説明しました。
本審査項目については、アクセスルートの設定に関する詳細な説明などを求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
また、アクセスルートについては、今後の現地調査で確認したうえで、審議されることとなりました。
可搬型重大事故等対処設備 炉心損傷※や放射性物質の大量放出に至る可能性のある事故等に対処するための設備のうち、可搬型のもの。(可搬型大容量送水ポンプ、電源車、原子炉補機代替冷却系熱交換器ユニット、タンクローリー、ブルドーザー、バックホウなど)。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと アクセスルート 可搬型設備の運搬ルートや屋内外における要員移動ルート。 (提出資料)
2014年11月14日 第160回審査会合(18回目) 【地震】敷地周辺の活断層評価 -
発電所周辺海域で実施する調査計画について審議されました。
(用語解説)
F−6断層〜F−9断層は基準地震動※を策定する上で重要な断層であることから、その周辺海域で海上音波探査等を実施し、データを拡充する計画を説明しました。
本計画に基づき調査を進め、その結果を今後の審査で説明してまいります。
⇒プレスリリース「女川原子力発電所周辺海域における追加海上音波探査等の実施について」
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 (提出資料)
2014年11月6日 第155回審査会合(17回目) 【その他自然現象等】外部火災(近隣の産業施設火災・爆発、航空機墜落による火災) -
外部火災影響評価のうち近隣産業施設(石油コンビナート、化学工場等)の火災・爆発、航空機墜落による火災について審議されました。
石油コンビナート等の特別防災区域は評価すべき発電所から10km圏内に該当する施設がないことや、航空機落下により発電所敷地内で火災が発生した場合を想定しても、安全機能を有する構築物、系統及び機器を内包する原子力施設に熱影響を及ぼさないことなどを説明しました。
本審査項目については、漂流船舶の火災が発生した場合の影響などについて説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
2014年10月30日 第154回審査会合(16回目) 【内部溢水対策】内部溢水影響評価 -
内部溢水※影響評価について審議されました。
(用語解説)
原子炉施設内において、溢水が発生した場合においても、原子炉建屋内設備の安全機能を損なわないことや発生した溢水が管理区域外へ漏えいしないことを説明しました。
本審査項目については、一部、評価の追加や資料の充実化を図った上で説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
溢水 配管の破損による液体の流出や消火活動による放水、使用済燃料プールのスロッシング(地震の振動により容器から液体が溢れる現象)など。 (提出資料)
2014年10月23日 第151回審査会合(15回目) 【その他自然現象等】外部火災(森林火災) -
外部火災影響評価のうち森林火災について審議されました。
発電所敷地外10km以内を発火点とした発電所に迫る森林火災が発生した場合の火炎到達時間・防火帯幅・熱影響・危険距離を評価した結果、安全機能を有する構築物、系統及び機器を内包する原子力施設に影響を及ぼさないことなどを説明しました。
本審査項目については、評価に使用している各種データ(気温や風速など)の設定条件などについて詳細な説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。(提出資料)
2014年10月21日 第150回審査会合(14回目) 【重大事故等対策】有効性評価(炉心損傷防止対策) -
運転中の原子炉における重大事故に至るおそれがある事故(高圧・低圧注水機能喪失※、高圧注水※・減圧機能喪失※、全交流動力電源喪失※)の対策の有効性評価について審議されました。
(用語解説)
これら3つの事故シーケンスグループ※内の事故に対しては、代替注水設備による原子炉への注水や、原子炉格納容器圧力逃し装置(フィルタベント系)を用いた減圧等の対応を行うこと、必要な水源、燃料および電源が供給できること、また、対応に必要な人員は、重大事故等に備えて発電所に常駐していることなど、炉心損傷※防止対策が有効に機能することを説明しました。
本審査項目については、事故時の操作手順などの詳細について説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
高圧・低圧注水機能喪失 原子炉緊急停止後、原子炉の圧力が高い状態での注水に失敗し、圧力を下げた状態での注水にも失敗し、炉心損傷に至る事故のシナリオ。 高圧注水・減圧機能喪失 原子炉緊急停止後、原子炉の圧力が高い状態での注水に失敗し、原子炉の圧力を下げることにも失敗し、炉心損傷に至る事故のシナリオ。 全交流動力電源喪失 送電線による外部からの電源に加え、非常用ディーゼル発電機の機能も喪失し、炉心損傷に至る事故のシナリオ。 事故シーケンスグループ 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって、PRAをもとに選定した複数の事故のシナリオ。 確率論的リスク評価(PRA) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと (提出資料)
2014年10月17日 第149回審査会合(13回目) 【地震】基準地震動の策定(プレート間地震) -
基準地震動※の策定について審議されました。
(用語解説)
震源を特定して策定する地震動の全体概要(プレート間地震、海洋プレート内地震※、内陸地殻内地震の地震動評価の概要)を説明しました。また、プレート間地震としては、3.11地震が女川の敷地に最も影響を与えると評価し、3.11地震の観測記録をもとに基準地震動Ss−1を策定していることを説明しました。
本審査項目については、地震観測記録に基づく基準地震動策定の考え方等について追加説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
基準地震動 原子力発電所の耐震設計において基準とする地震動であり、敷地周辺において発生する可能性がある最大の地震の揺れの強さを示すもの。 海洋プレート内地震 大陸プレートに沈み込む(沈み込んだ)海洋プレート内で発生する地震。 (提出資料)
2014年10月7日 第146回審査会合(12回目) 【重大事故等対策】事故シーケンスグループ及び重要事故シーケンス等の選定 -
事故シーケンスグループ※及び重要事故シーケンス※等の選定について審議されました。
(用語解説)
PRAに基づき有効性評価の対象となる事故シーケンスグループの分析や重要事故シーケンス選定の考え方や結果などを説明しました。
本審査項目については、重要事故シーケンス選定にあたって想定した事故について、資料の拡充を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
事故シーケンスグループ 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷※を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって、PRAをもとに選定した複数の事故のシナリオ。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 重要事故シーケンス 事故シーケンスグループの中から、審査ガイドに記載の着眼点(炉心損傷防止対策の実施に対する余裕時間が短い、事故シーケンスグループ内のシーケンスの特徴を代表しているなど)から選定されるもの。 確率論的リスク評価(PRA) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 (提出資料)
2014年9月30日 第142回審査会合(11回目) 【重大事故等対策】確率論的リスク評価(外部事象) -
確率論的リスク評価※のうち地震・津波の外的事象について審議されました。
(用語解説)
地震PRAや津波PRAおよび重大事故等対処設備(安全対策)の有効性を評価するにあたり選定した事故シーケンス※の解析結果などを説明しました。
本審査項目については、想定している津波について、より詳細なデータの提示を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
確率論的リスク評価(PRA) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 事故シーケンス 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷※を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって、PRAをもとに選定した事故のシナリオ。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと (提出資料)
2014年9月12日 第138回審査会合(10回目) 【地震】敷地周辺の活断層評価 -
敷地周辺の活断層評価(以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答)について審議されました。
敷地周辺の活断層による地震をより安全側に評価するため、従来の断層連動評価に加え、石巻平野から仙台湾の断層群について連動性を考慮すること等を説明しました。
本審査項目については、海域断層に関するデータの拡充等について検討を求められたことから、検討のうえ今後の審査で説明してまいります。(提出資料)
2014年9月11日 第137回審査会合(9回目) 【重大事故等対策】原子炉格納容器圧力逃がし装置(原子炉格納容器フィルタベント系) -
原子炉格納容器圧力逃がし装置※(原子炉格納容器フィルタベント系)のうち運用方法や以前の審査会合で原子力規制委員会から説明を求められている点への回答などについて審議されました。
(用語解説)
フィルタ装置の運用方法(状況に応じたベント※実施のタイミングの妥当性など)や設備の維持管理方法について説明しました。また、前回(8回目)の審査会合で説明を求められた点について回答しました。
本審査項目については、遠隔操作により弁を開ける際の操作などについて説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
原子炉格納容器圧力逃がし装置 原子炉格納容器内の圧力が上昇した際に、格納容器内のガスをフィルタ装置を通して大気へ逃がすことにより、格納容器の破損を防止するとともに、排気中に含まれる放射性物質の環境への放出量を低減するもの。 ベント 原子炉圧力容器や原子炉格納容器内の圧力が異常に上昇した場合に、内部の気体を排出し、圧力を下げること。 (提出資料)
2014年8月28日 第133回審査会合(8回目) 【重大事故等対策】原子炉格納容器圧力逃がし装置(原子炉格納容器フィルタベント系) -
原子炉格納容器圧力逃がし装置※(原子炉格納容器フィルタベント系)のうち系統設計およびフィルタ性能について審議されました。
(用語解説)
設計方針やフィルタ装置の性能について、炉心の著しい損傷が発生した場合においても、格納容器の過圧による破損を防止し、排気に含まれる放射性物質を低減させることができるよう配慮した設計であることを説明しました。
本審査項目については、フィルタベント系使用時に他系統に影響を与えないことなどについて説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
原子炉格納容器圧力逃がし装置 原子炉格納容器内の圧力が上昇した際に、格納容器内のガスをフィルタ装置を通して大気へ逃がすことにより、格納容器の破損を防止するとともに、排気中に含まれる放射性物質の環境への放出量を低減するもの。 (提出資料)
2014年8月5日 第129回審査会合(7回目) 【その他】静的機器の単一故障 -
静的機器※の単一故障※に係る設計上の考慮について審議されました。
(用語解説)
安全機能の重要度が特に高い安全機能を有する系統において、静的機器の単一故障が安全機能に影響を与え、安全機能を維持するため長期間運転が必要とされる系統を抽出し、その系統において単一設計となっている静的機器が故障した場合でも速やかに補修等ができることを説明しました。
本審査項目については、一部、評価の追加や資料の充実化を図った上で説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
静的機器 配管、フィルター、ダクト等機械的に動作しないもの。 単一故障 単一の原因によって一つの機器が所定の安全機能を失うこと(単一の原因によって必然的に発生する要因に基づく多重故障を含む)。 (提出資料)
2014年8月1日 第128回審査会合(6回目) 【地震】敷地内の地質・地質構造及び地盤の振動特性 -
敷地の地質・地質構造及び地盤の振動特性※について審議されました。
(用語解説)
敷地の地質調査結果および地震観測記録の分析結果から、敷地地盤の地震動の伝わり方に特異な傾向がないこと等を説明しました。
本審査項目については、地震到来方向による影響の詳細等について追加説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
地盤の振動特性 地震による揺れの伝わり方に影響を与える地盤の性質(地質、地層の傾斜、硬さ・軟らかさ等)。 (提出資料)
2014年7月22日 第125回審査会合(5回目) 【重大事故等対策】確率論的リスク評価(内部事象) -
確率論的リスク評価※のうち運転時、停止時における炉心損傷※や格納容器破損※に至る発電所内の設備故障に起因する内部事象について審議されました。
(用語解説)
重大事故等対策設備の有効性を評価するにあたり選定した事故シーケンス※の解析結果などを説明しました。
本審査項目については、解析データの検証の妥当性などについて説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
確率論的リスク評価(PRA) 安全対策が有効に機能することを評価(有効性評価)するために、その前段として、重大事故に至る可能性のある事故シナリオの抽出・評価を行うこと。 炉心損傷 原子炉内の燃料の冷却不足により、原子炉内の燃料温度が上昇することによって、燃料棒を包む被覆管の相当量が損傷した状態のこと 格納容器破損 炉心損傷後、格納容器内部の温度や圧力が上昇することなどにより、格納容器が破損すること 事故シーケンス 事故の進展の仕方。重大事故等対処設備の有効性評価を実施(注水機能や電源確保等といった炉心損傷を防止するための対策の有効性を確認)するにあたって、PRAをもとに選定した事故のシナリオ。 (提出資料)
2014年4月16日 第106回審査会合(4回目) 【地震】敷地周辺の活断層評価 -
敷地周辺海域の活断層評価について審議されました。
(用語解説)
敷地周辺海域で実施した文献調査・海上音波探査等の結果を踏まえ、「F−6断層〜F−9断層」、「F−15断層・F−16断層」等を将来活動する可能性がある断層※と評価していることを説明しました。
本審査項目については、海上音波探査記録の解釈や陸域断層と海域断層の関連性等について追加説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
将来活動する可能性がある断層 後期更新世以降(約12〜13万年前以降)の活動が否定できない断層。 (提出資料)
2014年3月26日 第99回審査会合(3回目) 【地震】敷地周辺の活断層評価 -
敷地周辺陸域の活断層評価について審議されました。
(用語解説)
敷地周辺陸域で実施した文献調査、空中写真判読、地質調査等の結果を踏まえ、「加護坊山-箟岳山断層」、「旭山撓曲・須江断層」等を将来活動する可能性がある断層※と評価していることを説明しました。
本審査項目については、断層長さの評価根拠等について追加説明を求められたことから、今後の審査において説明してまいります。
将来活動する可能性がある断層 後期更新世以降(約12〜13万年前以降)の活動が否定できない断層。 (提出資料)
女川原子力発電所敷地周辺陸域の活断層評価について(1/3)(PDF/15,236KB)
女川原子力発電所敷地周辺陸域の活断層評価について(2/3)(PDF/23,973KB)
女川原子力発電所敷地周辺陸域の活断層評価について(3/3)(PDF/19,428KB)
女川原子力発電所敷地周辺陸域の活断層評価について【補足説明資料】(1/6)(PDF/33,121KB)
女川原子力発電所敷地周辺陸域の活断層評価について【補足説明資料】(2/6)(PDF/19,552KB)
女川原子力発電所敷地周辺陸域の活断層評価について【補足説明資料】(3/6)(PDF/12,745KB)
女川原子力発電所敷地周辺陸域の活断層評価について【補足説明資料】(4/6)(PDF/26,698KB)
女川原子力発電所敷地周辺陸域の活断層評価について【補足説明資料】(5/6)(PDF/18,535KB)
女川原子力発電所敷地周辺陸域の活断層評価について【補足説明資料】(6/6)(PDF/19,532KB)
2014年1月28日 第73回審査会合(2回目) 【主な論点提示】 -
原子力規制委員会より東北電力(株)女川原子力発電所2号機の申請内容に係る主要な論点(計26項目)
が提示されました。
地盤・地震関係(8項目)、火山関係(1項目)、津波関係(2項目)、プラント関係(15項目)
今後、ヒアリングおよび審査会合において、当社の考え方を説明してまいります。
2014年1月16日 第68回審査会合(1回目) 【申請の全体概要】 -
提出した資料(女川原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査に係る申請の概要について)に基づき、各審査項目における設計基準など適合性審査申請の概要を説明しました。
(提出資料)
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