東通原子力発電所安全対策実施状況
当社では、東通原子力発電所において、新規制基準への適合に向けた工程の見直しを行いましたのでお知らせいたします。なお、工事完了時期については、今後の工程の見通しが得られた段階でお知らせいたします。
⇒プレスリリース(2024年4月22日)
「東通原子力発電所1号機における安全対策工事完了時期の見直しについて」
当社では、原子力発電所の安全性向上に向けた取り組みを進めるとともに、万が一の原子力災害時の対応について、より実効性を高めるため、原子力災害対策の充実・強化に継続的に取り組んでおります。
⇒「原子力災害対策充実に向けた考え方」に係る取り組みについて(2023年12月現在)
実施状況一覧(2024年10月末現在)
枠内の黄色で示した箇所は、新規制基準や最新知見等を踏まえて実施する安全性向上対策です。
その他の箇所は、緊急安全対策等により実施したもので、既に完了している対応です。
工事完了時期については、改めてお知らせすることとしております。
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地震・津波への対策
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電源の確保対策
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冷却機能の確保対策
対応内容 概要 写真、
イメージ図対応
状況完了時期
(完了予定)備考 消防車の配備 原子炉への注水を長期的に継続して行うための水源への水補給や原子炉や使用済燃料プールへの代替注水手段として消防車を配備 完了 − 3.11東北地方太平洋沖地震以前より2台配備済 代替注水用接続口
の設置原子炉への注水手段の多様化および信頼性向上のため、注水用のホース接続口を原子炉建屋内に設置 完了 2013年4月 非常用冷却海水系
ポンプモータ洗浄・乾燥
のための復旧資機材の
配備既設の非常用冷却海水系ポンプモータが被水した場合に、応急復旧できるよう洗浄・乾燥資機材を配備 完了 2011年8月 非常用冷却海水系
ポンプモータ予備品の
確保既設の非常用冷却海水系ポンプモータが被水した場合に、速やかに復旧できるよう予備品を確保 完了 2012年3月 代替非常用冷却海水
ポンプの配備既設の非常用冷却海水系ポンプが使用不可となった場合でも、原子炉や使用済燃料プールなどを除熱冷却するための代替のポンプ(送水車)を設置 完了 2012年6月 送水車(代替非常用冷却海水ポンプ)1台配備 注水・除熱機能の
強化対策原子炉および使用済燃料プール内の、燃料の著しい損傷や格納容器の損傷を防止するため、高圧・低圧代替注水設備、大容量送水ポンプ車、熱交換器ユニット、原子炉格納容器代替スプレイ系の設置や格納容器頂部の密閉性確保対策等を実施 工事中 改めて
お知らせ一部対策は閉込機能も併せ持つ
2013年6月27日工事開始
・大容量送水ポンプ車5台納入済み(2015年10月)、運用に向けた準備を継続中
(図は高圧代替注水設備のイメージ)ウォーターゲートの
配備河川の渇水時等に、河川を堰止めて必要な水を確保するための可搬式資機材を配備 完了 2013年2月 淡水源の確保対策 重大事故等の収束に必要な冷却水源の確保のため、淡水貯水槽(約3,600m3×3基)の設置や既設配管の改造等を実施 工事中 改めて
お知らせ2013年6月24日工事開始 -
閉込機能の確保対策
放射性物質を閉じ込める機能を持つ「原子炉格納容器」および「原子炉建屋」を破損させない等の対策
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事故対応の基盤整備
対応内容 概要 写真、
イメージ図対応
状況完了時期
(完了予定)備考 中央制御室の
作業環境の確保全交流電源喪失時においても、運転員の対応操作等に支障をきたさぬよう、電源車等の代替電源から中央制御室の換気空調設備へ電源を供給し、中央制御室の居住性を確保 完了 2011年6月 重大事故等対策として、空調、照明等、運転員が中央制御室にとどまるために必要な設備を代替交流電源から給電できる設計とする等の対策を実施 仕様
検討中改めて
お知らせ緊急時対策所の
整備地震等の影響により、万一、事務本館の緊急時対策室が使用できない場合にも、指揮所機能が損なわれることがないよう、代替緊急時対策所を整備 完了 2012年7月 大規模な原子力災害が発生した場合の現地対策本部となる指揮所機能の強化を目的に緊急時対策建屋を設置し、同建屋内に電源設備、通信連絡設備、居住性等を確保した緊急時対策所を整備 − 工事中 改めて
お知らせ2013年6月10日工事開始 緊急時における
発電所構内通信手段
の確保事故等の緊急時に既設の電源機能が喪失した場合においても、通信機能を確保するため、電源車等の代替電源から通信設備へ電源を供給するなど、通信機能を強化 − 完了 2011年4月 重大事故等対策として、発電所内および所外必要箇所との通信連絡のため、多様性を有した通信連絡手段等の観点から更なる追加工事を実施 工事中 改めて
お知らせ2013年6月27日工事開始 携行型通話装置の
配備通信手段の強化のため、中央制御室と各現場を専用通信線で接続した携行型の通話装置を配備 完了 2013年2月 監視系の強化対策 重大事故等が発生した場合でも、原子炉・使用済燃料プール等の状態を把握するため、計器の設置や手段の整備等を実施 − 工事中 改めて
お知らせ2013年6月27日工事開始 モニタリングポストの強化 モニタリングポストのバックアップ電源について、代替電源からの電源供給範囲を4台から全8台に拡大 完了 2011年12月 伝送系の多様化を目的に、現状の有線に加え、無線による伝送環境を整備 仕様
検討中改めて
お知らせ当社共用モニタリング
カーの増配備緊急時の環境モニタリングの強化策として、モニタリングカーを、東通発電所構内に1台増配備。当該車輌は女川発電所にも応援出動可能 完了 2013年3月 発電所構内道路
および橋梁の補強地震による構内アクセス道路の不等沈下を防止するための道路補強と橋梁の落橋防止対策を実施 完了 2012年12月 写真は道路補強工事中の合成繊維敷設の様子 がれき撤去用重機の配備 津波等によりがれきが生じた場合に、構内作業の迅速化を図るため、ホイールローダを配備 完了 2011年6月 ・1台配備
・1台追加配備(2012年4月)がれき撤去用重機の多様化を図るため、バックホウ1台を配備 完了 2012年4月 高線量対応防護服の
配備緊急時における作業員の放射線防護のため、高線量対応防護服(タングステン入り)等の資機材を配備 完了 2011年7月 GPS津波監視システムの設置 津波監視の強化を目的として、国土交通省のGPS波浪計データを活用し、津波の大きさや到達時間を予測するシステムを配備 完了 2014年3月 -
地震・津波以外のさまざまなリスク事象への対策
訓練の充実・強化
対策本部の運営訓練 |
大容量電源装置による電源確保訓練 |
ホイールローダによる倒木撤去訓練 |
ヘリコプターによる傷病者搬送訓練 |
海水熱交換器建屋までホースを延長する |
緊急被ばく医療訓練(除染室での除染・応急処置) |
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