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オイルショック(石油危機)

1973年、アラブ諸国とイスラエルの間で第4次中東戦争が起き、「石油輸出国機構(OPEC)」が原油供給を抑えたため、価格が急激に高騰しました。このため、特に中近東に対する石油依存度の高かった日本では物価の高騰などが起こり、戦後続いてきた日本の高度経済成長は終わりを迎えました(第1次オイルショック)。また79年には、イランの政変をきっかけに石油需給が逼迫し、第2次オイルショックが起きました。こうした経験から、石油消費国は石油輸出国との協調体制をつくるとともに、日本では石油備蓄の増加や原子力、LNG、石炭などの石油代替エネルギーの開発を計画的に推進していくようになりました。

(2016年3月掲載)

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