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周波数

家庭の電気器具は、一定周期で電流の向きが変わる交流が使われており、この交流が1秒間に繰り返す周期数を周波数といい、ヘルツ(Hz)という単位で表します。交流の周波数は東日本では50ヘルツ、西日本では60ヘルツ。この由来は、明治時代、東京ではドイツ製の50ヘルツの発電機を輸入して発電所をつくり、大阪ではアメリカ製の60ヘルツの発電機を導入し、その後国内に2つの周波数が存在するようになりました。最近の電気製品は、両方の周波数 に対応していますが、もし「50ヘルツ」か「60ヘルツ」とだけ明記されていたら、部品を交換する必要があります。違う周波数で使用すると、製品の寿命を短くしたり、事故の原因になります。

(2016年3月掲載)

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