プレスリリース



東通原子力発電所1号機の主蒸気隔離弁の不動作に関する 原因と対策について

平成17年7月5日

 試運転中の東通原子力発電所1号機(沸騰水型、定格電気出力110万kW:青森県東通村)は、原子炉起動に向けた準備操作として主蒸気隔離弁を開けようとしたところ、6月19日6時22分頃、原子炉格納容器外側に設置してある主蒸気隔離弁(A)が中間開度で動作しなくなったことが確認されました。
 このため原子炉起動に向けた準備操作を中止し、当該弁の点検・調査を実施しておりました。

6月19日 お知らせ済み

 当該弁の点検・調査を行った結果、内部への微小な異物の混入が原因で弁体が弁箱に接触したことにより、弁が停止したものと判断しました。
 このため当該弁の傷を除去するとともに、異物混入のないことを確認しております。

 今後、主蒸気隔離弁の分解点検後の組み立てを行う際は、異物の混入がないことの確認を徹底するなど再発防止対策を行うこととしております。
 また、念のため当該弁以外の主蒸気隔離弁7弁についても点検し、全8弁について健全性を確認した後、準備が整い次第、原子炉を起動する予定です。

 なお、本事象は、法律に基づく報告事象ではありません。

以上

別紙1 系統概略図(PDFファイル)

別紙2 主蒸気隔離弁(A)の点検結果(PDFファイル)


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