寒冷地仕様のヒートポンプ空調システムでは、外気温-25℃でも運転が可能なため、北国での使用も十分満足いただけます。また、-15℃まで定格暖房能力を維持するため、機器台数を最小限に計画することが可能です。さらに、暖房立ち上がりも早い等、暖房性能が大幅に向上しているため、一年を通して室内を快適な環境に保つことができます。
1台の室外機で複数の室内機を設置できるエアコンで、様々な用途の建物で使用されています。室内機が各室で個別運転できるので、制御性や省エネ性に優れています。最近では、配管の自由度が増し、10,000m²を超える大規模なビルでも採用されています。また、室内機単位で冷房と暖房が切り替えられる冷暖同時空調システムもあります。
■業務用エアコンのCOP推移(冷暖房平均)
空調機の更新のサイクルは概ね15年程度といわれています。メーカー各社によるヒートポンプ技術の改良によって、15年前の機器と比べて機器効率(COP)は大幅に向上しており、機器更新により省エネに大きく寄与することができます。さらに機器更新の際は、既設配管を再利用できるリプレース機器があり、導入コストと工期を短縮することができます。