プレスリリース

別紙1

平成18年度風力発電の募集概要等について


  1. 募集概要

     下表のとおり、風力発電の出力区分ごとに、必要となる周波数変動対策および募集量を設定いたしました。
     当社が電力を購入する場合の条件など、募集内容の詳細については、平成18年度風力発電募集説明会(別紙2参照)にあわせてお知らせいたします。

    出力区分※1 必要な周波数変動対策 募集量※2 備考
    大規模風力
    (出力2,000kW以上)
    出力変動緩和制御※3
    50,000kW
    ・抽選により系統への連系優先順位を決定
    ・当社が購入する場合は、原則としてRPS制度における「電気」のみ購入※5
    中規模風力
    (出力20kW以上
    2,000kW未満)
    ()(しろ)不足時の
    発電停止※4
    5,000kW
    小規模風力※6
    (出力20kW未満)
    ――― ・系統連系の協議を随時受け付け
    ・当社が購入する場合は、原則としてRPS制度における「電気」と「RPSクレジット」をあわせて購入※5

     ※1  1地点における風力発電機の定格出力合計。
     ※2  新たに連系する風力発電機の定格出力の累計。
     ※3  蓄電池等の出力制御により、風力発電の出力変動を緩和していただきます。
     ※4  電力需要の少ない夜間などにおいて、それ以上電力供給量を下げることができず、需要と供給を一致させることが困難となることが想定される場合に、逆潮流(電力系統への電力流入)があるものについては、優先的に発電を停止していただきます。
     ※5  RPS制度において電気事業者に対し利用が義務付けられている「新エネルギー等電気」は、「電気」と「新エネルギー等電気相当量(RPSクレジット)」に分割して、それぞれ売買取引を行うことができます。
     ※6  小規模風力については、周波数変動対策を不要とし、当面の間、系統連系の協議を随時受け付けることといたしますが、今後の導入状況によっては募集方法を見直す場合があります。なお、受付開始時期については、募集説明会にあわせてお知らせいたします。

     また、上記募集に合わせ、出力一定制御を行う風力発電について、技術的な検証を行うことを目的に下表のとおり募集いたします。

    出力区分※1 必要な周波数変動対策 募集量※2 備考
    大規模風力
    (出力2,000kW以上)
    出力一定制御※3
    50,000kW
    ・抽選により系統への連系優先順位を決定
    ・当社が購入する場合は、原則としてRPS制度における「電気」のみ購入

     ※1  1地点における風力発電機の定格出力合計。
     ※2  新たに連系する風力発電設備合成出力(蓄電池を含めた設備の合成出力)の累計。
     ※3  蓄電池の出力制御により、当社に事前連絡した発電計画に基づき、単位時間ごとの電力系統への送電電力を一定にしていただきます。

       添付-1 周波数変動対策に関する技術要件(PDFファイル)

  2. 自家消費型風力発電の取扱いについて

     逆潮流(電力系統への電力流入)のない自家消費型風力発電についても、出力変動が電力系統に与える影響は同様であることから、今後は、上記1.の枠組みの中で取扱うことといたします。

  3. 今後のスケジュール

     平成18年 3月22日  募集説明会
     平成18年 3月23日  系統アクセス検討(予備検討)の受付開始
     平成18年 4月 5日  系統アクセス検討(予備検討)の受付締切
     平成18年 5月中旬頃  系統アクセス検討(予備検討)結果の回答
    抽選申込受付開始
     平成18年 6月中旬頃  抽選申込受付締切、抽選会
    《抽選により決定した優先順位に従い、系統アクセス検討を実施》
     平成18年 8月 以降  系統連系候補者決定

    添付-2 風力発電設備の系統アクセス検討(予備検討)申込書〔特別高圧連系〕(PDFファイル)
    添付-3 風力発電設備の系統アクセス検討(予備検討)申込書〔高圧連系以下〕(PDFファイル)

  4. 平成19年度以降の募集量について
     平成19年度については、大規模風力(出力変動緩和制御)を5万kW、中規模風力(下げ代不足時の発電停止)を1万kW募集する予定としております。
     平成20年度以降については、平成19年度に予定している風力発電連系可能量評価の結果等を踏まえ、改めて設定する予定です。
     なお、出力一定制御を行う風力発電については、運転開始後の検証期間中に、実際に運用可能であることを確認できた場合、それ以降は系統連系の協議を随時受け付ける予定としております。

以上

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