女川原子力発電所1号機
原子炉冷却材浄化系の点検・調査について


平成16年7月27日

 女川原子力発電所1号機(沸騰水型、定格電気出力52万4千kW)は定格熱出力一定で運転中のところ、7月23日17時20分頃、原子炉冷却材浄化系ポンプ(B)室(注1)のダスト放射線モニタ(注2)の指示値が通常値より若干高めであることが認められました。
  このため準備が整い次第、原子炉冷却材浄化系ポンプ(B)を停止し、調査を行うこととしました。これによる原子炉の運転への影響はありません。
  なお、この事象による外部への放射能の影響はありません。

平成16年7月23日お知らせ済

 その後、当該ポンプを7月23日19時36分頃に停止したところ、21時頃には、ダスト放射線モニタの指示が通常値レベルに戻りました。
  当該系統の点検・調査については、原子炉冷却材浄化系ポンプ(A)1台で原子炉の水質に変化がないこと、また、運転中の補修作業に伴う作業員の被ばくを抑制する観点から、次回第16回定期検査(平成16年9月上旬開始予定)にあわせて実施することといたします。

以上

(注1)原子炉冷却材浄化系:
  原子炉冷却材浄化系は、原子炉水中の不純物を除去し、原子炉水の水質を維持するための装置で、A系とB系の2系統があります。
(注2)ダスト放射線モニタ:
  室内空気中の放射能レベルを測定するため、室内空気中の埃を集め、その中に含まれる放射能を測定する装置。

別紙 原子炉冷却材浄化系系統概略図(PDFファイル)