プレスリリース

女川原子力発電所1号機保安規定違反に係る指示文書の受領について

平成21年 7月22日

   当社女川原子力発電所1号機(沸騰水型、定格電気出力52万4千kW:宮城県牡鹿郡女川町、石巻市)は、平成21年7月15日に実施した高圧注水系の定期試験において動作可能であることが確認できなかったことから、保安規定第39条に定める運転上の制限を満足しないと判断しました。その後、原因を取り除き、同日運転上の制限内に復帰しております。

平成21年7月15日16日お知らせ済み)

 

   本日、経済産業省原子力安全・保安院より、本事象が女川原子力発電所原子炉施設保安規定第39条(非常用炉心冷却系その1)に違反していると判断され、指示文書を受領しました。

   女川原子力発電所原子炉施設保安規定第39条(非常用炉心冷却系その1)には、原子炉の状態が運転、起動および高温停止において(原子炉圧力が1.04MPa以上)、非常用炉心冷却系のうち、高圧注水系の1系統が動作可能であることを運転上の制限とする旨規定されています。今回の事象については、原子炉圧力が1.04MPa以上となった6月22日から「原子炉水位高信号」を解除した7月15日までの間、高圧注水系は「原子炉水位異常低下」信号では自動起動するものの、「格納容器圧力高」信号では自動起動しない状態にあり、高圧注水系が動作可能であることを満足していなかったと判断されたものです。

 

   当社としては、今回の原子力安全・保安院の指示を真摯に受け止め、この指示に基づき、当該違反について根本原因の究明および再発防止対策の策定を行い、同9月24日までに原子力安全・保安院に報告するとともに、再発防止対策を確実に実施し、今後とも原子力発電所の安全確保に万全を期してまいります。

 

以 上

 

 

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