注意事項

中途での契約解除や変更時の費用などについて。

ご使用開始に至らないでご契約を廃止または変更された場合の費用負担

お客さまがお申込みをされた後、ご使用開始に至らないで需給契約を廃止または変更(減少)される場合は、要した費用の実費をお客さまにご負担いただきます。

他のお客さまに影響を与える機器の設置

お客さまのご使用機器がフリッカ高調波などを発生させ、一般送配電事業者の設備を通じて他のお客さまに影響を与えることがあります。このような場合には、お客さまにおいて防止対策をお願いいたします。

特に、特別高圧または高圧で受電するお客さまが、高調波発生機器の新設、増設または更新等をする場合において、その高調波発生機器の「等価容量(注1)」の合計が一定の基準値を超える場合には、高調波流出電流の計算を行ない、その値が高調波抑制対策ガイドラインで定める上限値を超える場合には、上限値以下となるようお客さま設備の形成または対策の実施が必要となります。

なお、この場合には、計算書を提出していただくことがあります。

(注1)お客さまが有する高調波発生機器の容量を6パルス変換装置容量に換算した値をいいます。

停電の自衛措置

一般送配電事業者では日頃から停電防止に努めておりますが、万一のことをお考えいただき、お客さまの実態にあった自衛措置をおすすめいたします。ここでは代表的な装置とその使用例についてご紹介いたします。

  • ■発電装置
    1kW程度の小容量のものから2,000kW程度の大容量のものまであり、燃料には主に重油・軽油が使用されます。
    発電装置は、照明や停電すると大きな支障をきたす機器(例えば医療用機器や手術機器、コンピューターやエレベーター等)の電源として適しています。
    最近では、停電すると自動的に発電装置が作動し、数十秒で必要な設備に電気を送り使用できるという便利なものが多数あります。
    なお、発電装置を設置される場合は、事前に当社へご相談ください。
  • ■バッテリー装置
    非常用の照明や警報装置、通信装置など、比較的小容量の設備の電源として多く利用されます。
    停電するとただちに自動スイッチが切り替わり、数秒で電気を送ることができるタイプもあります。
    しかし、バッテリーには蓄えておいた一定量の電気しかなく、長時間の使用は困難ですので、発電装置との併用をおすすめいたします。
  • ■CVCF(UPS)装置
    発電装置やバッテリー装置には、数秒から数十秒の一時的な停電がどうしても発生してしまいます。特にコンピューター機器等は、瞬時の停電や電圧低下でもデータ損失などの被害が発生してしまいます。
    CVCF装置とは「定電圧周波数装置」のことで、電圧、周波数を一定に保つ装置です。使用できる時間は5分〜10分程度とあまり長くありませんが、それまでの間にコンピューターの正常終了の手順を踏むことで、データ損失等の被害を避けることが可能になります。
    コンピューター等を終了することが業務上困難な場合などは、発電装置との併用が効果的です。
    【このような機器におすすめします。】
    • コンピューター・OA機器
    • オンライン端末機
    • レジスター(POS)
    • エレベーター・エスカレーター
    • FA機器・ロボット・NC機器
    • 病院の検査機器
    • 通信機器

複数のご契約がある場合の供給の停止

お客さまと複数のご契約を結んでいる場合で、電気料金を支払期限日を経過してなおお支払いになっていないご契約があるときには、それ以外のご契約についても電気の供給を停止することがあります。

1年未満で契約を廃止される場合、または、1年未満で契約を変更される場合の料金および工事費の精算

契約期間(需給契約が成立した日から、料金適用開始の日以降1年目の日まで)に満たないで契約を廃止または変更(減少)される場合は、料金および工事費の精算をしていただきます。

1年未満で契約を廃止される場合 1年未満で契約を変更される場合

ご契約の廃止等と料金その他の債権債務

ご契約によって発生した料金その他の債権債務は、そのご契約の廃止等によっては消滅いたしません。

また、廃止されたご契約の料金その他の債務をお支払いいただいていない場合で、そのお客さまから新たに電気をお使いになる旨のお申込みをいただいたときには、当社は、その供給をお断りすることがあります。

用語解説

フリッカ
繰り返し急激な変化をする電流による電圧の変電を電圧フリッカといいます。フリッカが発生した場合、照明のちらつき等がおこることがあります。
高調波
電力系統における電流・電圧の波形は正弦波(50Hz)を標準としています。これを基本正弦波といいます。
この基本波に対し整数倍の周波数を高調波といいます。基本波形は高調波が合成されると、電源系統に高調波成分が含まれ電流・電圧波形は歪んだ波形となります。
高調波が発生した場合、雑音や場合によっては使用機器にも影響を与えることがあります。

ご参考:過去のお申込み様式

以下、過去の窓口申込時の様式を掲示しております。