プレスリリース

女川原子力発電所2号機高圧第1給水加熱器(B)逃し弁の点検実施について

平成18年12月8日

 当社、女川原子力発電所2号機(沸騰水型軽水炉、定格出力82万5千kW、平成18年7月16日より第8回定期検査中)は、12月5日18時00分に原子炉を起動し調整運転中のところ、設備の運転状態について慎重に確認を行った結果、12月8日0時20分頃、高圧第1給水加熱器注1(B)の逃し弁注2シート部から微量な水が液体廃棄物処理系につながる配管に漏れ出ていることを確認しました。
 このため、当社は、今後計画的に原子炉を停止した上で、当該弁のシート部を点検することといたしました。
 なお、シート部から漏れ出た水は、配管を通して液体廃棄物処理系に導かれ適正に処理されており、本事象に伴う環境への放射能の影響はありません。また、本件は、国の法律に基づく報告事象に該当するものではありません。

以上

(注1)高圧第1給水加熱器
  給水加熱器は、発電の効率を向上させるため、タービンに供給される蒸気の一部を利用し、原子炉への給水を段階的に加熱する設備。高圧第1給水加熱器は、これら給水加熱器のうち、タービン側に設置されているもの。

(注2)高圧第1給水加熱器逃し弁
  給水加熱器が過圧されることを防ぐ目的で設置されている逃し弁。

(別紙)高圧第1給水加熱器(B)概略系統図(PDFファイル)

<女川原子力発電所2号機の概要>
・所在地 宮城県牡鹿郡女川町および石巻市
・定格電気出力 82万5千キロワット
・原子炉型式 沸騰水型軽水炉
・運転開始 平成7年7月28日

<参 考>当社原子力発電所の状況
  女川原子力発電所 1号機(52万4千キロワット)第17回定期検査中
    2号機(82万5千キロワット)7月16日から定期検査中
    3号機(82万5千キロワット)運転中



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