プレスリリース

別紙2 添付−3

女川原子力発電所2号機 第8回定期検査 主要機器点検情報
(平成18年7月)

設備名 設備
区分
実施内容 検査
区分
概要
(蒸気タービン設備)
スチームコンバータ系
肉厚測定検査
  • スチームコンバータA系で発見された減肉の類似箇所について肉厚測定を行ったところ、B系の類似箇所についても減肉が発見された。
  • 当該配管を切り出し、内部を確認した結果、流れ加速型腐食による減肉に特徴的な鱗片状模様が確認されたことから、流れ加速型腐食による減肉と考えられる。

(詳細については、個別情報No.1参照)(PDFファイル)

(原子炉冷却系統設備)
残留熱除去系
開放点検
  • 残留熱除去系熱交換器(B)の開放作業を行おうとフランジボルトを確認したところ、全48本ある水室フランジボルトの内、1本についてネジ山が損傷しているのを発見した。
  • 原因については、前回の開放点検後の復旧作業時において、工具を接触させたために、ボルトのネジ山が損傷したと考えられる。
  • ネジ山の損傷が確認されたボルトについては、新品のボルトに交換した。

(詳細については、個別情報No.2参照)(PDFファイル)

(蒸気タービン
設備)
蒸気タービン
開放点検
  • タービン開放点検に伴い、タービンの軸振動位相角を測定するための監視計器である振動位相角検出器を取外したところ、センサー先端部が折損していることを発見した。
  • タービンロータに設置している検出用の金具に、センサー先端部が接触したと思われる窪みを発見した。
  • 折損した部品については、ロータ軸受け下部の空間にファイバースコープを挿入して、ほぼ全体を回収したことを確認した。

(詳細については、個別情報No.3参照)(PDFファイル)

(計測制御系統設備)
制御棒駆動水圧系
漏えい試験
  • 制御棒駆動水圧系方向制御弁の漏えい検査実施のため、当該弁を通電した際、異音が発生することを発見した。
  • 原因については今後調査予定。
  • 処置として当該弁の取替えを実施する。

(詳細については、個別情報No.4参照)(PDFファイル)

(原子炉格納施設)
圧力抑制室
目視点検
  • 非常用炉心冷却系統ストレーナ取替工事において、圧力抑制室内の清掃を実施したところ、針金片など3つの異物を発見した。
  • 発見された異物は全て回収した。
  • 発見された異物は、小さいものであり、圧力抑制室内の水を水源とする、非常用炉心冷却系の吸込口に設置されているストレーナを閉塞させるものではないことから、安全上問題となるものではない。

(詳細については、個別情報No.5参照)(PDFファイル)

(蒸気タービン設備)
蒸気タービン
開放検査
  • 蒸気タービン開放検査において、高圧タービン上半ノズル(タービン側)の浸透探傷検査を行ったところ、第3段隔板の噴口板1枚目にひび(2箇所)が発見された。
  • ひびが認められた部位については、ひびを除去した上で、適切な補修を実施する。

(詳細については、個別情報No.6参照)(PDFファイル)


【設備区分】 ○: 安全上重要な系統(原子炉圧力バウンダリ、原子炉本体、非常用炉心冷却系)
  △: それ以外の系統
【検査区分】 定: 法令に基づき国または独立行政法人 原子力安全基盤機構が実施する定期検査
  事: 法令に基づき当社が実施する定期事業者検査
  点: 保守管理に基づく点検・補修等
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