プレスリリース

女川原子力発電所における宮城県沖の地震時に取得されたデータの
分析・評価および耐震安全性評価に係る報告(その3)について

平成18年5月19日

 女川原子力発電所(宮城県牡鹿郡女川町および石巻市)は、通常運転中のところ平成17年8月16日に発生した地震(以下、「今回の地震」という。)の影響により、同日11時46分に1号機、2号機および3号機が自動停止しました。

 本件に関し、当社では、原子力安全・保安院からの指示と宮城県からの要請を踏まえ、女川原子力発電所の耐震安全性の詳細評価を行っておりましたが、このたび、1号機の結果がまとまったことから、本日、原子力安全・保安院、宮城県、女川町および石巻市へ報告しましたのでお知らせします(報告の概要は別紙のとおり)。

 1号機の詳細評価にあたっては、これまで報告した2号機および3号機と同様、今回の地震に加え、近い将来高い確率で発生が予想される想定宮城県沖地震による地震動と、さらに、限界的なプレート境界地震および最大規模のスラブ内地震を踏まえた地震動(安全確認地震動)を用いて、評価を実施しております。
 また、1号機については、宮城県、女川町および石巻市からの要請も踏まえ、経年化の影響についても評価を実施しております。
 評価結果は以下のとおりです。

  • (1)今回の地震に対して女川原子力発電所1号機の安全上重要な設備(建屋、機器)の耐震安全性が確保されていることを確認しました。
  • (2) 想定宮城県沖地震の地震動および安全確認地震動に対する女川原子力発電所1号機の安全上重要な設備(建屋、機器)および地盤の耐震安全性が十分確保されることを確認しました。
  • (3)経年化の影響について評価した結果、耐震安全性に影響が無いことを確認しました。

 なお、現在、別途実施したボーリング調査を踏まえた地盤の耐震安全性評価を実施しているところであり、今後、結果をとりまとめて、原子力安全・保安院等に報告することとしております。

 今後、地元自治体をはじめ関係者のご指導をいただきながら、発電所周辺地域の皆さまへの説明に努めてまいります。

以上

(別紙)「女川原子力発電所における宮城県沖の地震時に取得されたデータの分析・評価および耐震安全性評価について(報告その3)」の概要

←← 東北電力トップページ ← 元のページへ戻る