○リプレース計画の概要
<既設設備>
|
認可出力 |
燃料 |
長期計画停止時期 |
廃止時期(予定)※ |
1号機 |
35万kW |
重油 |
平成18年11月 |
平成23年度末 |
2号機 |
60万kW |
天然ガス
(重油・原油) |
− |
平成23年度末 |
※廃止時期は今後の需給動向等により変更となる場合がある。
<新設計画(予定)>
|
内容 |
名称 |
新仙台火力発電所3号系列 |
所在地 |
仙台市宮城野区港五丁目2番1号 |
出力 |
40万kW級※×2 |
発電方式 |
高効率コンバインドサイクル |
熱効率 |
約50% |
燃料 |
天然ガス |
概略工程 |
環境影響調査開始 |
: |
平成19年 4月 |
工事着工 |
: |
平成22年10月 |
営業運転開始 |
: |
平成25年 7月(半量) |
|
平成27年 7月(半量) |
|
※出力40万kW級とは、出力40〜50万kWクラスをいう。
<当社における高効率コンバインドサイクル発電設備(参考)>
設備名称 |
出力 |
営業運転開始年月 |
東新潟火力発電所3号系列 |
109万kW |
昭和59年12月(3−1号系列)
昭和60年10月(3−2号系列) |
東新潟火力発電所4号系列 |
161万kW
(82.6万kW)※ |
平成11年 7月(4−1号系列)
平成18年12月(4−2号系列) |
仙台火力発電所4号機 |
44.6万kW |
平成22年 7月 |
※( )内は現時点(4−1号系列)の出力。
高効率コンバインドサイクル発電の特徴
- 1.エネルギー利用効率の高い発電システム
- ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電システムで、燃焼ガスの熱膨張エネルギーによりガスタービンを回転させると同時に、ここで生じた高温の排出ガスから熱を回収して蒸気を発生させ、蒸気タービンを回して発電します。これにより、従来の蒸気タービンでの発電と比較して熱効率が高く、エネルギーの有効活用が図れる発電システムです。
- 2.二酸化炭素(CO2)の低減
- 地球温暖化の原因となるCO2の排出が少ない天然ガスの使用と高効率発電システムにより、CO2の排出を低減します。
- 3.燃料にはクリーンな天然ガスを使用
- 燃料にはクリーンな天然ガスを使用するため、硫黄酸化物(SOx)やばいじんが発生せず、環境への影響を低減することができます。
- 4.窒素酸化物(NOx)の低減
- ガスタービンには低NOx燃焼器を採用するとともに、脱硝装置を設置することにより窒素酸化物の排出を低減します。
- 5.温排水量が減少
- ガスタービンと蒸気タービンにより発電しますが、同じ電気出力を得る場合、ガスタービンは温排水を排出しないため、蒸気タービンのみで発電するシステムと比較して温排水量が減少します。
- ●機器構成例
