当社は、火力電源の更なる競争力強化と設備信頼度向上を図るため、新仙台火力発電所1、2号機を廃止し、同敷地内に天然ガスを燃料とする高効率コンバインドサイクル発電設備を建設することといたしました。
今回の計画は、既設の1号機(出力35万kW)と2号機(出力60万kW)を廃止したうえで、平成25年7月(半量)および平成27年7月(半量)の営業運転開始を目指し、現状の出力以下で新たに3号系列(出力40万kW級×2)を建設するものです。
経年化した設備を高効率設備に更新することにより、発電コストの低減による電源の競争力強化や、設備信頼度の向上、二酸化炭素の排出削減などの効果が期待できます。
今回導入を計画している高効率コンバインドサイクル発電は、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせて発電を行うもので、既設設備と比較して熱効率が高く、エネルギーの有効利用を図れることが大きな特徴です。
当社では、昭和59年に、わが国で初めて、東新潟火力発電所3-1号系列に高効率コンバインドサイクル発電設備を導入しており、以降、昭和60年に同3-2号系列、平成11年に同4-1号系列にそれぞれ導入し、営業運転を開始しております。また、本年12月には、同4-2号系列が営業運転を開始する予定です。
さらに、仙台火力発電所では、石炭を燃料に使用する1〜3号機を廃止し、天然ガスを使用する高効率コンバインドサイクル発電設備となる4号機を新たに建設する計画(平成22年7月営業運転開始予定)を進めております。
なお、今回のリプレース計画につきましては、今後、地元自治体をはじめ、地域の皆さまのご理解を得ながら、進めていくこととしております。
新仙台火力発電所のリプレース計画の概要等については、別紙のとおりです。
以上
(別紙) ○リプレース計画の概要