女川原子力発電所3号機 第3回定期検査の状況
(平成18年2月分)
1.進捗状況
女川原子力発電所3号機は、平成17年9月27日より第3回定期検査を実施しています。
平成17年8月16日に発生した地震等の影響に関する耐震安全性評価結果がまとまったことから、原子力安全・保安院、宮城県、女川町および石巻市へ報告しました(平成18年1月20日お知らせ済み)。
この報告内容については、3月1日に原子力安全・保安院より妥当であるとの評価を頂き、耐震安全性が確保されていると判断されました。
(添付−1 女川原子力発電所3号機 第3回定期検査 主要点検工程表 参照(PDFファイル))
2.主要機器の点検状況
主な機器の点検状況は以下のとおりです。
(1)制御棒のひび等に関する点検について
東京電力(株)福島第一原子力発電所6号機でハフニウム板型制御棒にひび等が確認されたことを受け、原子力安全・保安院より出された指示「制御棒のひび等に関する点検について(平成18・01・19原院第1号)」に基づき、平成18年2月13日から2月19日にかけて、ハフニウム板型制御棒17本の外観確認を実施し、異常のないことを確認しました。
このうち熱中性子照射量が4.0×1021n/cm2を超えたハフニウム板型制御棒9本について、制御棒の取替えを実施しました(2月18日、19日)。
3.トラブルに該当しないひび、傷等の状況について
トラブルに該当しない「ひび」や「傷」等の軽度な事象は、ありませんでした。
4.その他
平成17年8月16日に発生した地震に伴う3号機の安全機能確認については、原子炉起動後に実施する項目を除き、平成17年12月28日までに終了し、安全上問題となる被害がないことを確認しております(平成18年1月11日お知らせ済み)。
以上