平成17年9月29日
当社は、競争環境の変化に組織として迅速かつ柔軟に対処していくため、生産性の向上と意思決定の迅速化を目指す「オフィスワーク革新」への取組みを、本店を対象に進めていくことといたしました。
このオフィスワーク革新は、日常のワークスタイルを、各職場の特性や業務実態を踏まえながら、「個人の力を組織の力として最大限発揮できるスタイル」へ変えていこうとするもので、ITの有効活用や職場レイアウトの変更といった執務環境の整備などにより効率的な協働作業を促進し、生産性の向上と意思決定の迅速化を図ろうとするものです。
具体的には、各職場において協働作業を効果的に実施できるよう、社内文書等の電子化を推進し、情報の共有化と検索・閲覧性を向上させるとともに、ITを有効に活用できる執務環境の整備を行うこととしています。執務環境については、書類の電子化に伴って空いたスペースに、協働作業を促進するためのミーティングスペースを増設すると同時に、無線LANの活用を前提に、これまで使用していたデスクトップ型パソコンを持ち運びしやすいノート型に切り替えるなど、資料作成や会議運営において、ITを有効に活用できるよう整備いたします。
こうした取組みにより、会議や打ち合わせ時などには、電子化された情報をもとに、参加者が互いにパソコンの画面を見ながら議論を行い、必要に応じて、その場で資料を修正することも可能となるなど、職場内での協働作業が促進されることで、効率的かつ効果的な会議運営が期待できます。
加えて、会議運営の基本ルールの徹底を図り、会議運営スキルの向上にも努めていくことで、一層の会議運営の高度化と意思決定の迅速化も図っていくこととしております。
当社は、こうした取組みについて、平成16年5月より、情報通信部をはじめとする3室部で試行的に実施し、実効性について検証してまいりました。その結果、議論の質の向上や業務運営の迅速化といった点で着実な成果が認められるとともに、さらに、文書の電子化を促進したことにより、コピー枚数の減少にもつながるなど、省資源の観点からも有効性が確認されました。このため、今後は、本店各室部を対象に、段階的に実施範囲を拡大していくこととしたものです。
当社としては、こうした活動を通して、競争環境に即したスピーディで柔軟な業務遂行を実現していくとともに、変化に対して積極果敢にチャレンジする職場風土の形成や、社員の意識変革を図っていきたいと考えております。
なお、オフィスワーク革新の概要は別紙のとおりです。
以上
(別紙)オフィスワーク革新の概要
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