プレスリリース



女川原子力発電所の点検などの状況について


平成17年8月26日

 女川原子力発電所(宮城県牡鹿郡女川町および石巻市)は、通常運転中のところ平成17年8月16日に発生した地震の影響により、同日11時46分に1号機、2号機、3号機が自動停止しました。これは、地震発生の際の安全確保策として設計どおり停止したものであり、この自動停止による環境への放射能の影響はありません。(8月16日にお知らせ済み

 今回の地震の揺れは、平成15年5月に発生した三陸南地震(運転中の女川3号機が自動停止)の際に女川原子力発電所で計測された揺れよりも大きかったことから、保安規定に基づき、前回よりも点検範囲を拡大して健全性を確認することとしております。(8月17日にお知らせ済み

 地震発生直後から、保安規定に基づく各設備の巡視点検を行った結果、安全上問題となる被害はありませんでした。(別紙1「地震後の点検状況」参照

 引き続き保安規定に基づく機能確認を継続しており、これまでに、運転中に要求される安全機能の確認を終了し(別紙2「運転中に要求される安全機能の確認項目」参照)、今後、定期検査で行う原子炉格納容器、非常用炉心冷却系統などの安全機能の確認を行っていく予定としております。(別紙3「定期検査時に要求される安全機能の確認項目」参照

 また、現在、今回の地震波に基づく設備の健全性の解析評価をあわせて行っております。今後、地震の観測データ、解析評価結果等もお知らせすることとしております。

 この安全機能の確認ならびに設備の健全性の解析評価については、2号機、1号機、3号機の順に行っていくこととしておりますが、最も早い2号機の場合、終了までには1カ月程度を要すると見込んでおります。

 なお、3号機については、10月から第3回定期検査に入る予定であったことから、今後、工程を調整のうえ、定期検査を前倒しし、安全機能の確認と設備の健全性の解析評価もあわせて行うことを検討しています。

別紙1「女川原子力発電所 地震後の点検状況」(PDFファイル)
別紙2「運転中に要求される安全機能の確認項目」(PDFファイル)
別紙3「定期検査時に要求される安全機能の確認項目」(PDFファイル)

以上


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