平成17年7月5日
女川原子力発電所において、日本原子力技術協会(注1)による相互評価(ピアレビュー)(注2)が、本日より3日間の日程で実施されます。
相互評価は、会員の事業所を相互に訪問し合い、原子力安全に関する会員間の共有課題について対等の立場から評価を行うもので、課題の抽出や良好事例を抽出することによってお互いの知見を共有し、原子力産業全体の安全文化の向上を図ることを目的として実施されるものです。
今回は、会員および日本原子力技術協会の専門家や原子力産業以外の専門家で構成されたレビューチームが女川原子力発電所を訪れ、組織・運営、運転・保守や教育・訓練、原子力安全文化向上の取組み等について、現場観察、書類確認、面談を通じて自主保安活動が評価されます。
相互評価の結果については、後日、日本原子力技術協会からインターネット等を通じて一般に公表される予定です(ホームページhttp://www.gengikyo.jp/)。
なお、今回の相互評価の概要等については別紙のとおりです。
以上
(注1)日本原子力技術協会について |
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日本原子力技術協会は、原子力技術における専門性・継続性を有する技術基盤を整備し、原子力産業の活性化に貢献することにより、会員共通の利益に資することを目的としています。
同協会は、電力中央研究所 原子力情報センターおよびニュークリアセイフティーネットワーク(NSネット)の機能を統合・再編し、事業を継承するとともに、民間規格の整備促進などの機能も備え、原子力産業界の総力を結集した新しい団体として、平成17年4月13日に設立されました。 |
(注2)相互評価について |
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今回の相互評価は、これまでNSネットが行っていた相互評価を日本原子力技術協会が引き継ぎ、これまでの長所を生かしつつ改善し、より広い視点から、また継続性のある効果的な評価を行うことにより、事業者の安全文化の確立および自主保安活動の向上を、一層強力に支援するものです。
具体的には、会員および日本原子力技術協会の専門家をレビューチームに組み入れることにより、レビューの標準化およびレベルアップを目指します。また、原子力産業界以外の専門家が参加して評価を行うことにより、より広い視点での評価を目指すとともにピアレビュー活動の客観性を高めます。(平成17年度は試行・評価を行い、18年度以降本格的な活動となります。)
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(別紙)女川原子力発電所相互評価の概要について
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