プレスリリース



添付−2

女川原子力発電所2号機 第7回定期検査 主要機器点検情報(平成17年3月)

設備名

設備
区分

実施内容

検査
区分

概要

(原子炉冷却系統設備)
・主蒸気隔離弁

・分解点検

主蒸気隔離弁駆動部の分解点検において、エアシリンダー内面の目視点検を行ったところ、主蒸気隔離弁3A駆動部のエアシリンダー内面下側に20箇所程度の擦り跡とみられる傷が確認された。
当該傷の深さは極微小(0.1mm未満:シリンダー肉厚15mm)であり、今後の運転に伴って進展するものではない。また、動作確認を実施し、弁の機能に異常が無いことを確認した。なお、念のため、次回定検時も点検を実施し、健全性を確認する。
(詳細については、個別情報No.1参照(PDFファイル)
(原子炉格納設備)
・圧力抑制室

・目視点検

3月14日から3月24日にかけて圧力抑制室内を水中カメラにて目視点検を行った結果、金ノコ歯等8個の異物のほか、糸くず・紙くず等(約1g)を確認した。確認された異物は全て回収した。
確認された異物は、ほとんどが小さいものであり、安全上問題となるものではない。
(詳細については、個別情報No.2参照(PDFファイル))
(非常用所内電源設備)
・非常用ディーゼル機関

・分解検査

非常用ディーゼル発電機(B)のディーゼル機関の分解検査において、シリンダーヘッドの浸透探傷検査(18気筒中2気筒)を行ったところ、そのうち1気筒(No.3)のシリンダーヘッドに傷が確認された。
傷は、最大でも直径1.5mm程度の微小なもので、通常の手入れで除去できる範囲のものであり、ディーゼル機関の機能に影響を与えるものではないが、念のため、予備品と交換した。
(詳細については、個別情報No.3参照(PDFファイル))
(原子炉本体)
・ジェットポンプ

・目視点検

3月25日、タイロッド取付工事中にジェットポンプNo.5のリティーナ(ビーム脱落防止金具)がずれていることを発見した。
リティーナは、ジェットポンプ本体を固定しているビームを緩める際に、ビームが不用意に脱落しないようビームをジェットポンプ本体に押さえつけておくものであり、今回確認されたずれはジェットポンプの機能に影響を与えるものではない。
(詳細については、個別情報No.4参照(PDFファイル))

【設備区分】○: 安全上重要な系統(原子炉圧力バウンダリ、原子炉本体、非常用炉心冷却系)  △:それ以外の系統
【検査区分】定: 法令に基づき国または機構が実施する定期検査  事:法令に基づき当社が実施する定期事業者検査  点:保守管理に基づく点検・補修等
 ※:機構とは、独立行政法人 原子力安全基盤機構の略称。

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