女川原子力発電所2号機の第7回定期検査について

平成17年1月19日

 女川原子力発電所2号機は、平成17年1月22日(土)より第7回定期検査を約4ヵ月の予定で実施いたします。

 定期検査は電気事業法に基づき、原子炉およびその附属設備等が国の定める技術基準に適合し、健全性が確保されていることを確認するために実施するものです。
 また、電気事業法の改正(平成15年10月1日施行)に伴い、定期事業者検査※1を実施するとともに定期安全管理審査※2を受審いたします。

 今回の主な作業としては、560体ある燃料集合体のうち108体程度を新燃料に取替えいたします。
 このほか、制御棒駆動機構の点検、出力領域モニタの取替え、復水器細管の点検、経済産業省原子力安全・保安院より指示のありました高サイクル熱疲労割れに係る検査および炉心シュラウドの点検を実施いたします。
 前回の定期検査において、ひびが確認された炉心シュラウドは5年後においても十分な構造強度を有するとの評価を行っておりますが、今回の定期検査期間中において補修工事を実施いたします。
 また、配管減肉に係る点検については、次回以降の定期検査で点検予定だったものも前倒しして実施いたします。

今回の定期検査の概要は別紙のとおりです。

以上

<女川原子力発電所2号機の概要>

・所在地 宮城県牡鹿郡女川町および牡鹿町
・定格電気出力 82万5千キロワット
・原子炉型式  沸騰水型軽水炉(BWR)
・運転開始 平成7年7月28日


※1 改正電気事業法により、従来、国が実施してきた定期検査および電気事業者が実施してきた自主点検を合わせて、定期事業者検査として位置付け、検査結果を記録・保存することなどが新たに義務付けられている。定期事業者検査の一部について原子力安全・保安院または独立行政法人原子力安全基盤機構による立会や記録確認が実施され、これが定期検査と位置付けられている。

※2 定期事業者検査に関して事業者の組織、体制、検査方法などについて独立行政法人原子力安全基盤機構が審査し、その審査結果に基づき原子力安全・保安院が電気事業者の検査実施体制を評定する制度。

別紙:女川原子力発電所2号機 第7回定期検査の概要

以上