配管減肉事象に係わる火力発電所点検実施状況等の報告について

平成16年10月12日
 当社は、平成16年8月9日に発生した美浜発電所3号機蒸気噴出事故を受けて、経済産業省から出された指示(8月11日付け)に基づき、8月18日に、配管点検実施状況について、また、9月13日に、運転開始後20年以上を経過している15ユニットについて、配管肉厚調査対象部位数、検査実施数、今後の肉厚測定予定などを経済産業大臣に報告いたしました。  (8月18日9月13日お知らせ済み
 本日、同指示に基づき、運転開始後20年未満の火力発電所の配管肉厚調査対象部位数などについて、経済産業大臣に報告いたしました。
 経済産業省への報告の概要は、以下のとおりです。(別紙

1.調査対象ユニット
  • 運転開始後20年未満の6ユニット

2.配管肉厚調査対象部位数、(PWR2次系配管肉厚の管理指針を準用して選定)、検査実施数等
  • 調査対象該当部位数 : 1ユニットあたり平均 1,330個所
  • 既検査実施部位数  :      〃        90個所
  • 検査未実施部位数  :      〃     1,240個所

3.検査未実施部位に対する今後の検査実施計画
  • 乱流が発生しやすいオリフィスや弁の下流部については全数、また乱流発生の程度が比較的小さいと考えられるエルボ部やT字型配管については、代表個所を選定の上、肉厚測定を行い健全性を確認します。
  • なお、点検は至近の定期事業者検査の時期などに行います。

4.検査実施までの安全確保対策
  • 発電所で働く人の安全の確保を最優先に、検査未実施部位について、肉厚測定により健全性が確認されるまでは、エリア区画や立入禁止の表示等を行うことで不要な立ち入りを制限し、安全確保を図ります。
以上