平成16年9月13日
当社は、平成16年8月9日に発生した美浜発電所3号機蒸気噴出事故を受けて、経済産業省から出された指示(8月11日付け)に基づき、8月18日に、過去の配管点検実施状況の有無について経済産業大臣に報告いたしました。
(8月18日お知らせ済み)
また、同指示に基づき、本日、火力発電所の配管肉厚調査対象部位数、検査実施数、今後の肉厚測定予定などについて経済産業大臣に報告いたしました。
経済産業省への報告の概要は、以下のとおりです。(別紙1)
1.調査対象ユニット
2.配管肉厚調査対象部位数、検査実施数等
- 調査対象該当部位数 :1ユニットあたり平均930個所
- 既検査実施部位数 : 〃 40個所
- 検査未実施部位数 : 〃 890個所
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肉厚調査対象部位は、加圧水型原子力設備(PWR)2次系配管肉厚の管理指針を準用して選定しました。(別紙2) |
3.検査未実施部位に対する今後の検査実施計画
- 乱流が発生しやすいオリフィスや弁の下流部については全数、また乱流発生の程度が比較的小さいと考えられるエルボ部やT字型配管については、代表個所を選定の上、肉厚測定を行い健全性を確認します。なお、測定にあたっては、需給状況を勘案しながら、ユニットを停止して実施することとしております。
- さらに、対象となる15ユニットのうち、1ユニットについては、モデルユニットとして全ての対象部位を測定し、全体的な健全性を確認していくことといたします。
4.検査実施までの安全確保対策
- 発電所で働く人の安全の確保を最優先に、検査未実施部位について、肉厚測定により健全性が確認されるまでは、エリア区画や立入禁止の表示等を行うことで不要な立ち入りを制限し、安全確保を図ります。
以上
別紙1:各火力発電所における配管肉厚測定対象部位数に関する調査結果について(PDFファイル)
別紙2:当社火力発電所の配管肉厚検査実施計画に係わる加圧水型原子力設備2次系配管肉厚の管理指針との比較(PDFファイル)
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