白石・郡山間ガスパイプラインの共同所有について
〜ガス事業の基盤強化に向け供給インフラを構築〜

平成16年9月30日

 当社は、このほど、石油資源開発(株)との間で、白石・郡山間ガスパイプライン(以下、「郡山ライン」)の共同所有(当社20%、石油資源開発(株)80%)に関する基本協定を締結いたしました。

  今回の基本協定の締結により、当社として初めてパイプラインというガス供給インフラを所有することになりますが、これによりガス事業の基盤強化が図られるとともに、パイプラインの建設や運用に関するノウハウを取得できることになるため、企業グループとしての将来的なガス事業の展開に大きく役立つものと考えています。

  郡山ラインは、宮城県白石市[新潟・仙台天然ガスパイプライン(以下、「NSライン」)分岐地点]より福島市を経由して郡山市に至る延長約95kmのパイプラインであり、今年10月より建設の予定です。

  郡山ライン沿線には、平成19年より東北天然ガス(株)が供給を開始する福島ガス(株)や、大口需要が期待できる大規模な工場等が数多く立地しており、当社管内においても特に高いガス需要が期待できます。このため、石油資源開発(株)と協議のうえ、経済性および供給安定性の面から郡山ラインの建設を計画するとともに、共同で所有することにしたものです。

  当社は、これまで、石油資源開発(株)と共同出資で設立した東北天然ガス(株)を販売主体として、石油資源開発(株)が所有するNSラインの沿線を中心に天然ガスの普及拡大を図っています。現在、東北天然ガス(株)が平成18年からの山形ガス(株)への卸供給に向けて、パイプラインの建設を進めています。

  郡山ラインが完成すると、NSラインおよび、山形天然ガスパイプラインという3つのガスパイプラインによるガス供給インフラのネットワーク化が図られることになります。これにより、環境特性に優れた天然ガスをより経済的かつ安定的に供給することが可能となり、東北地域への天然ガスの普及・拡大に大きな弾みがつくものと考えています。

  当社は、「お客さまに選択される複合エネルギーサービス企業」を目指し事業を展開していますが、今後とも、地域のお客さまにより経済的でかつ最適なエネルギーを安定的にお届けすることで、地域の発展に貢献していきたいと考えています。

  なお、今回、共同所有する郡山ラインの概要等につきましては別紙のとおりです。

以上

別紙:白石・郡山間ガスパイプラインの概要