女川原子力発電所1号機の第16回定期検査について

平成16年9月6日

 女川原子力発電所1号機は、平成16年9月8日(水)より第16回定期検査を約4ヵ月の予定で実施いたします。

 定期検査は電気事業法に基づき、原子炉およびその附属設備等が国の定める技術基準に適合し、健全性が確保されていることを確認するために実施するものです。
 また、電気事業法の改正(平成15年10月1日施行)に伴い、定期事業者検査※1を実施するとともに定期安全管理審査※2を受審いたします。

 今回の主な作業としては、368体ある燃料集合体のうち84体程度を新燃料に取替えいたします。
 このほか、制御棒駆動機構の点検、出力領域計測装置の取替え、主復水器細管の点検、計装用圧縮空気系配管の取替えならびに経済産業省原子力安全・保安院より指示のありました高サイクル熱疲労割れに係る検査、炉心シュラウドおよび原子炉再循環系配管等の点検、沸騰水型原子炉施設における制御棒駆動機構ハウジングスタブチューブ下部溶接部の点検を実施いたします。
 また、配管減肉に係る点検について、次回以降の定期検査で点検予定だったものも前倒しして実施いたします。
 なお、今回の定期検査の概要は別紙のとおりです。

<女川原子力発電所1号機の概要>

・所在地 宮城県牡鹿郡女川町および牡鹿町
・定格電気出力 52万4千キロワット
・原子炉型式  沸騰水型軽水炉(BWR)
・運転開始 昭和59年6月1日


※1 改正電気事業法により、従来、国が実施してきた定期検査および電気事業者が実施してきた自主点検を合わせて、定期事業者検査として位置付け、検査結果を記録・保存することなどが新たに義務付けられている。定期事業者検査の一部について原子力安全・保安院または独立行政法人原子力安全基盤機構による立会や記録確認が実施され、これが定期検査と位置付けられている。

※2 定期事業者検査に関して事業者の組織、体制、検査方法などについて独立行政法人原子力安全基盤機構が審査し、その審査結果に基づき原子力安全・保安院が電気事業者の検査実施体制を評定する制度。

別紙:女川原子力発電所1号機 第16回定期検査の概要

以上