女川原子力発電所3号機
主蒸気逃がし安全弁の追加点検について


平成16年8月5日

 女川原子力発電所3号機(沸騰水型、定格電気出力82万5千kW)は、平成16年6月10日より第2回定期検査中のところ、8月2日に主蒸気逃がし安全弁(注1)の開閉試験を実施しましたが、試験結果には問題はなかったものの、機器保護の観点から取付けることとしていた試験用仮設器具(注2)を取付けずに試験を実施しておりました。

 このため、当該試験を実施した3個の弁について、弁座等の状況を確認するため、念のために追加点検を行うことと致しました。

 この追加点検によって、8月中旬に予定しておりました発電再開の時期は8月下旬以降になる見込みです。

以上

(注1)主蒸気逃がし安全弁
  主蒸気逃がし安全弁(11個)は、原子炉圧力が過度に上昇した場合、設計上許容される圧力を超えないようにする弁。

(注2)試験用仮設器具
  弁作動用空気をゆっくり抜くための、作動用空気排気口に試験時に設置する器具(オリフィス)。

別紙 主蒸気逃がし安全弁系統概略図および主蒸気逃がし安全弁概略図(PDFファイル)