別紙

１．進捗状況

　女川原子力発電所３号機は、６月１０日より第２回定期検査を実施しています。
　今回の定期検査から、電気事業法の改正（平成１５年１０月１日施行）に伴い、定期事業者検査を実施するとともに定期安全管理審査を受審しております。
　 ６月　９日　１７時００分　電気出力降下開始
　 ６月１０日　０１時００分　発電停止
　 ６月１０日より原子炉格納容器および原子炉圧力容器の蓋を開け、原子炉の上部まで満水とし、燃料移動を行いました。
　蒸気タービン本体の開放点検等の工事を行っています。
（添付−１　女川原子力発電所３号機 第２回定期検査 主要点検工程表 参照(PDFファイル)）

２．主要機器の点検状況

主な機器の点検状況は以下のとおりです。

（１）制御棒駆動機構の取替え
　分解点検対象２０体のうち、６体について予備品と取替えを行いました。

（２）気水分離器仮置き用脚の曲がり点検
　昨年８月に東京電力福島第一原子力発電所４号機において、気水分離器仮置き用の脚が内側に曲がっていることが確認されたことに鑑み、６月１４日に気水分離器等貯蔵プールに保管中の気水分離器の仮置き用の脚を水中カメラによる目視点検を行い、曲がりのないことを確認しました。

（３）原子炉再循環配管の溶接継手部検査
　原子炉再循環配管の溶接継手部について、供用期間中検査として２箇所について検査を行う計画となっており、１箇所については６月１６日に異常のないことを確認しました。残りの１箇所については７月に行う予定です。

（４）復水器の点検状況
　復水器（Ａ）（Ｂ）の点検作業を行っています。
　なお、復水器細管の点検については６月１７日から６月２６日に行いました。

３．トラブルに該当しないひび、傷等の状況について

（１）今月（平成１６年６月）の主要機器の点検状況は、添付−２のとおりです。

（２）これまで発見された異物は、添付−３(PDFファイル)、４(PDFファイル)のとおりです。

1. 低圧第４給水加熱器（Ｂ）高水位調節弁に金属片が確認されたことから、現在、類似弁（１３弁）および金属片が通過したと推定される当該給水加熱器について点検を行っています。
   
   
2. 低圧第１給水加熱器ドレン冷却器（Ａ）に金属片が確認されたことから、原子炉圧力容器内部を含め調査することとし、現在、点検を行っています。
   

以上

添付―１：第２回定期検査主要点検工程表(PDFファイル)
添付―２：第２回定期検査主要機器点検情報
添付―３：第２回定期検査で発見された異物一覧表(PDFファイル)
添付―４：第２回定期検査中に回収された異物の状況(PDFファイル)