添付−2
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女川原子力発電所3号機 第2回定期検査主要機器点検情報(平成16年6月) |
設備名 | 設備 区分 |
実施内容 | 検査 区分 |
概要 | |
(原子炉冷却系統設備) | ・主蒸気隔離弁 |
○ | ・分解検査 | 事 | ・主蒸気隔離弁の分解点検時に、1弁(2D)の弁体のボルト4本を取り外す際に、その内の2本にかじりが認められ、取り外したところねじ山が損傷していたことから、新品に交換した。 本件は、ボルトの取り外し時に発生したものであり、プラント運転中における弁の健全性には影響はない。(詳細については、個別情報No.1参照(PDFファイル)) |
・残留熱除去系ポンプ(B) 用電動機 | ○ | ・分解点検 | 点 | ・残留熱除去系ポンプ(B)用電動機の分解点検において、軸受押え板を固定しているボルトを取り外さないで軸受を引抜こうとしたため軸受押え板を一部変形させた。軸受押え板は、位置決めに使用することから強い荷重がかからないため、変形した押え板を水平に修復し組立てを実施した。(詳細については、個別情報No.2参照(PDFファイル)) | |
・原子炉補機冷却系熱交換器 (B) | ○ | ・開放検査 | 事 | ・原子炉補機冷却系熱交換器(B)渦流探傷試験において、伝熱管1948本中12本について判定基準を超える減肉が認められた。減肉が認められた12本について新管に取替えを実施した。(詳細については、個別情報No.3参照(PDFファイル)) | |
(計測制御系統設備) | ・スクラム排出容器 | ○ | ・設定値確認検査 | 定 | ・安全保護系設定値確認検査において、スクラム排出容器レベルスイッチが許容範囲外で作動した。その後校正作業を行い許容範囲内で動作することを確認した。念のため分解点検を実施し、校正作業を行った後に再検査する。(詳細については、個別情報No.4参照(PDFファイル)) |
(蒸気タービン設備) | ・蒸気タービン | △ | ・開放検査 | 定 | ・蒸気タービン開放検査において、浸透探傷検査を行ったところ、低圧タービン(A)内部車室上半部および下半部の溶接部35箇所にひびが認められた。ひびの認められた溶接部35箇所については、当該箇所を除去した上で溶接補修を実施した。(詳細については、個別情報No.5参照(PDFファイル)) |
【設備区分】○: | 安全上重要な系統(原子炉圧力バウンダリ、原子炉本体、非常用炉心冷却系) △:それ以外の系統 |
【検査区分】定: | 法令に基づき国または機構が実施する定期検査 事:法令に基づき当社が実施する定期事業者検査 点:自主的に行う点検 ※:機構とは、独立行政法人 原子力安全基盤機構の略称。 |