女川原子力発電所2号機 定期検査および自主点検の実施状況について
(平成15年10月分 定期報告)

平成15年11月6日

 当社は、女川原子力発電所2号機(平成15年5月22日から第6回定期検査中)の10月分の定期検査・自主点検の実施状況等について、本日、宮城県、女川町および牡鹿町等の関係自治体(*1)に報告いたしました。

 今回は、トラブルに該当する事象はありませんでしたが、トラブルに該当しない軽度な事象としては、既にお知らせしているとおり、原子炉再循環ポンプ(B)出口弁および入口弁の弁棒に傷が確認されました。
 このため、これらの弁について分解点検を実施した結果、弁棒の他に、出口弁の軸封部にも損傷が認められましたが、弁体等それ以外の部分には損傷は認められませんでした。なお、出口弁および入口弁の弁棒等については、新品に取替えました。

 また、他社プラントで圧力抑制室のプール内に異物が確認されている状況を踏まえ、弁の点検に合わせて、同プール内の目視点検を行った結果、針金片等を確認しましたが、同プール水を水源とする非常用炉心冷却系の運転に影響があるものではないため、安全上の問題はありません。なお、確認された物については全て回収しました。

  今回の定期報告の概要は別紙のとおりです。

以上

(*1)「関係自治体」
  宮城県、女川町、牡鹿町、石巻市、雄勝町、河北町

[別 紙]
 1.「女川原子力発電所2号機 第6回定期検査の状況」(平成15年10月分)