女川原子力発電所2号機
原子炉再循環ポンプ(B)弁等の点検について

平成15年10月23日

  女川原子力発電所2号機(5月22日より第6回定期検査を実施中)は、原子炉再循環ポンプ(B)出口弁において、軸封部のシール機能の低下により原子炉格納容器内サンプ(水槽)への水の流出が見られたこと、また、弁棒に傷が認められたことから、当該弁の詳細な調査を行うため、原子炉の水を抜いて点検を実施することといたしました。

 10月22日に全ての燃料の原子炉からの取り出し作業が終了しました。今後、原子炉の水抜き作業が終了し、準備ができ次第、当該弁の分解点検を実施する予定です。
 また、類似弁について外観点検を行ったところ、原子炉再循環ポンプ(B)入口弁の弁棒にも傷が認められたことから、同出口弁の点検と併行して同入口弁についても分解点検を実施いたします。なお、同入口弁の軸封部から原子炉格納容器内サンプへの水の流出はありませんでした。

 発電再開時期については、今後の点検結果等にもよりますが、12月以降になる見込みです。

 なお、他社プラントで圧力抑制室のプール内に異物が確認されている状況を踏まえ、弁の点検期間中に、同プール内の点検を実施することといたしました。

以上

[別紙]
原子炉再循環配管系統概略図