むつ幹線の運転開始について
〜新技術・新工法の導入によりコスト低減を図る〜

平成15年9月25日

 当社は、現在建設中の東通原子力発電所1号機(出力:110万kW、平成17年7月運転開始予定)の発生電力を送電するため、同発電所と上北変電所を結ぶむつ幹線[電圧:27万5千ボルト(50万ボルト設計)、こう長:50.54km、回線数:2回線]の新設工事を進めてまいりましたが、本日、運転を開始いたしました。

 むつ幹線の建設にあたっては、鉄塔工事に「 油圧ショベルアタッチメント式砕石機 」、「 埋設型床板型枠 まいせつがたしょうばんかたわく 」を採用する一方、架線工事においては「 プレハブ架線工法 」、「 金車通過型短尺 きんしゃつうかがたたんじゃく クランプ 」、「 径間防護ネット工法 」などの最新の技術・工法を積極的に導入し、施工性の向上、工事の省力化およびコスト低減を図りました。

 また、周囲への環境対策として、住宅地近傍では低騒音・低震動工法により施工したほか、「 低風音電線 」の採用や一部区間では「 鉄塔材の低光沢処理 」、「 電線の低反射処理 」などの対策を実施し、周辺景観との融和を図っております。

  むつ幹線の概要 および 新技術・新工法の概要 については別紙のとおりです。

以上

・主要送電系統図