女川原子力発電所1号機シュラウドの超音波探傷検査の結果について

平成15年1月23日

 当社、女川原子力発電所1号機(平成14年9月8日から第15回定期検査中)の原子炉圧力容器内にあるシュラウドに関して,超音波探傷検査によるひびの深さの測定結果が纏まりましたのでお知らせいたします。

 超音波探傷検査によるひびの深さの測定結果は,中間部リングについては深さ最大約17mm,平均約7mm,また,下部リングについては深さ最大約25mm,平均約14mmでした。
 測定結果の詳細は別紙のとおりですが,シュラウドの全周について,5度ごとの測定結果の平均値と最大値を図示しております。
 当該データは,1月21日開催の原子力安全・保安部会「原子力発電設備の健全性評価等に関する小委員会」において,原子力安全・保安院から報告がなされております。

 なお,今後,本データも踏まえたシュラウドの健全性について検討を行い,原子力安全・保安院に報告し,上記小委員会の評価を受けることとなっております。

以上



(これまでのお知らせ内容)

 原子炉圧力容器内のシュラウドについて,原子力安全・保安院の指示に基づく点検(水中カメラによる目視点検)を行ったところ,中間部リングの溶接線近傍に12個のひび(最大の長さは約10cm),下部リングの溶接線近傍に61個のひびを確認(最大の長さは約13cm)しております。(平成14年9月26日お知らせ)