酒田北港地区における変圧器リサイクル関連施設の設置計画について

平成14年7月9日


 当社は、平成13年12月、酒田市・酒田市議会、酒田商工会議所より、酒田北港地区におけるリサイクル関連産業の立地に関するご要望を頂戴し、これまで検討してまいりましたが、本日、変圧器リサイクル関連施設の設置を計画させていただきたい旨回答いたしました。

 今回の計画は、現在進めております、ごく微量のポリ塩化ビフェニル(PCB)が混入した絶縁油を自ら無害化処理し、資源として有効にリサイクルすることを目的とした「東北電力絶縁油リサイクルセンター(仮称)」の隣接地において、ごく微量のPCBが付着した当社保有の変圧器(容器・内部部材)を自ら処理し、資源として有効にリサイクルすることを目的とした、変圧器のリサイクル施設と保管施設の設置を計画したものであります。
 「東北電力絶縁油リサイクルセンター(仮称)」につきましては、平成13年10月に山形県へ事業概要書を提出し、その後、地元への説明会等を経て、平成14年2月からは山形県、酒田市および地元のご協力を得て環境影響調査を開始しております。

 この間、平成13年12月に酒田市・酒田市議会、酒田商工会議所から、酒田北港地区におけるリサイクル関連産業の立地についてのご要望を頂戴しております。
 このようなご要望に対しまして、本日回答申し上げたものでありますが、酒田市において絶縁油および変圧器を一貫的に処理することは、施設の効率的な運用が可能になるとともに、地元雇用面などで多少なりとも地域経済の活性化に寄与できるものと考えております。

 変圧器リサイクル施設の計画概要につきましては、以下のとおりですが、事業の詳細につきましては、今後事業概要書に取りまとめ次第、山形県へ提出させていただくこととしております。
 また、変圧器の保管施設につきましては、現在内容を検討中であります。

今後、関係自治体ならびに地元の皆様のご理解とご協力を頂きながら、安全と環境を最優先に取り組んでまいります。

〔変圧器リサイクル施設の計画概要〕

1.設置の場所 酒田市大字宮海南浜1番19ほか
(東北電力絶縁油リサイクルセンター(仮称)隣接地)
2.敷地面積 約2万u
3.処理対象 ごく微量のPCBが付着した変圧器(容器・内部部材)
約66万台
4.リサイクル方法 溶剤洗浄法と真空加熱分離法の組合せ
5.今後の予定 山形県のご指導を頂きながら事業概要書を提出しその後地元説明会や生活環境影響調査などを実施する予定としております。

以 上


(参考 1) リサイクル技術の概要
(参考 2) 変圧器のリサイクル施設設置に伴う手続きの概要