(参考 1)

リサイクル技術の概要

■リサイクル施設
【東北電力絶縁油リサイクルセンター(仮称)】

絶縁油に含まれるごく微量のPCBの分解と絶縁油のリサイクルを行うため,絶縁油リサイクルセンターを設置します。

【変圧器リサイクル施設】
変圧器(容器・内部部材)に付着したごく微量のPCBを「洗浄処理」もしくは「真空加熱処理」により除去し,変圧器(容器・内部部材)をリサイクルするため,変圧器リサイクル施設を設置します。

■変圧器リサイクル技術の原理と特徴
この施設では,絶縁油を抜いた後の変圧器の容器および内部部材を解体した後,「洗浄処理」もしくは「真空加熱処理」によりPCBを除去し,再利用可能な鉄や銅などにします。

[洗浄処理]
・溶剤で変圧器を洗浄し,PCBを除去する方法です。


[真空加熱処理]

・減圧下で加熱し,変圧器から蒸発分離したPCBと絶縁油蒸気を回収設備で冷却することにより凝縮させ回収します。


[技術の特徴]

確実な技術:各種試験により,PCBを確実に除去し,安全な処理技術であることを確認しています。
的確な分析:処理終了後に,必ず分析測定を行い,PCBの除去完了を確認してからリサイクルします。

各種試験:各種試験のうち,電気事業連合会の依頼により(財)電力中央研究所が平成6年から8年にかけて洗浄ならびに真空加熱処理試験を実施。学識経験者によって処理技術の安全性及び有効性が評価されています。