女川原子力発電所3号機の営業運転開始について
〜電源のベストミックスと地球環境問題に大きく貢献〜

平成14年1月30日

 女川原子力発電所3号機(沸騰水型軽水炉、電気出力:82万5千キロワット、宮城県牡鹿郡女川町および牡鹿町)は、平成13年4月2日の燃料装荷開始以降、試運転を行ってきましたが、本日11時、経済産業省の使用前検査に合格し、営業運転を開始いたしました。

 これにより、1号機から3号機までの全号機が完成し、女川原子力発電所の開発は全て完了いたしました。また、3号機の営業運転開始により、当発電所の出力は1・2・3号機合計で217万4千キロワットとなり、当社の総発電設備に占める原子力発電設備の割合は13.5%となりました。

 女川原子力発電所3号機は、平成8年9月に着工した当社3基目の原子力発電設備であり、国内の商業用原子力発電設備としては53基目(稼働中では52基目)、沸騰水型軽水炉では29基目となります。設計にあたっては、先行プラントの経験や「軽水炉改良標準化計画」の成果を積極的に採り入れ、定期点検時における格納容器内の作業効率の向上、放射性廃棄物の発生量の低減等を図る新しい技術や設備を採用しております。

 また、見学コースには、「シースルー方式」を採用し、発電所を訪れた方々がガラス越しに気軽に所内を見学できるよう配慮するとともに、4箇所のギャラリーを設置し、原子力発電所の仕組みや安全性等について分かりやすく説明する映像機器を備え付けております。

 3号機の建設にあたっては、安全を最優先に進めてまいりましたが、今後とも、地域から愛され、信頼される発電所とするため、既設の1号機、2号機と共に安定運転に努めてまいります。

 なお、女川原子力発電所3号機の概要主な特徴点ならびに、これまでの主な経緯につきましては、別紙のとおりです。

以 上