トップページ > プレスリリース2008年分 > プレスリリース詳細 |
3月定例社長記者会見概要平成20年 3月27日 ○高橋社長からの説明事項 この「経営計画」には、「東北電力グループ中期経営方針」と「平成20年度供給計画の概要」ならびに「主要施策の概要」を記載していますが、本日、私からは「平成20年度供給計画の概要」について説明させていただきます。 今回の供給計画では、まず第一に、近年の供給支障事故や自然災害などを踏まえ「安全確保を最優先に大規模自然災害への対応を強化」すること、第二に、競争力の確保と地球環境保全への対応の両立をはかることで「信頼され選択される企業を目指した対応を推進」すること、第三に、経年火力の休廃止計画を見直すことにより、需給変動など「経営環境変化への柔軟な対応」をはかること、の3点をポイントに計画を策定しています。 それでは、具体的な内容について説明させていただきますが、ポイントの1つ目に掲げた、「安全確保を最優先に大規模自然災害への対応を強化」する観点から、新仙台火力発電所の構内に、新たにLNG基地を建設することとしましたので、まず、この概要について説明します。 <需要見通し> <電源開発計画> 次に、前回計画からの主な変更点について説明します。 まず、 火力発電の「新仙台3号系列」については、先ほども申し上げたとおり、新仙台火力発電所構内へのLNG基地の建設に伴い、着工を平成24年1月、運転開始を平成28年7月と平成29年7月に繰り延べることとしました。 また、「能代3号」については、今後の競争促進に伴う需要変動リスク、ならびにCO2排出量削減に向けた規制措置などの動向を見通すことが依然として難しいことから、開発時期を明確にできない状況にあります。このため、着工ならびに運転開始の時期をそれぞれ1年繰り延べる計画としました。 次に、原子力設備についてですが、「浪江・小高地点」は、立地地点の状況を踏まえ、着工ならびに運転開始時期を1年ずつ繰り延べることとしました。 また、「東通2号」についても、長期的な需要動向が不透明であることなどを踏まえ、同様に1年ずつ繰り延べる計画としました。 <火力の廃止・長期計画停止計画> まず「新仙台1号」ですが、前回計画では、平成23年度末に廃止する計画としていましたが、先ほど申し上げた新仙台3号系列の運転開始繰り延べに伴い、この間の供給力を確保するため、新仙台1号の廃止時期についても平成27年度末に延期しました。 次に「新潟3号」については、先ほど申し上げた新潟5号系列へのリプレースに伴い、平成21年7月をもって廃止することとしました。 また「新潟4号」および「東新潟港2号」については、一旦、長期計画停止に入る予定としていましたが、今年の夏の供給力として活用することとしました。このため、現在は定期検査に入っていますが、新潟4号は今年の7月、東新潟港2号は今年の6月に運転を再開する計画となっています。 さらに「東新潟港1号」については、平成19年5月7日より長期計画停止していますが、今冬の供給力として活用するため、今年12月に運転を再開することとしました。 <送変電計画> <需給計画> <設備投資計画> 以上が、平成20年度の供給計画の概要についてです。 当社としては、安全確保を最優先に、大規模自然災害への対応を強化するとともに、競争力の確保と地球環境保全への対応の両立、ならびに需給変動に柔軟に対応できる設備の形成を目指してまいります。 本日、私からは以上です。 以上
|