プレスリリース

経済産業省資源エネルギー庁補助事業「バーチャルパワープラント構築実証事業」への参画について

2019年 5月31日

 当社は、経済産業省資源エネルギー庁の補助事業である「平成31年度需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント※1構築実証事業(V2Gアグリゲーター※2事業)」に申請し、昨日(5月30日)、補助金執行団体である 「一般社団法人環境共創イニシアチブ」から、補助事業の採択を受けました。


 本事業は、将来的に普及拡大が見込まれている電気自動車の蓄電池を活用し、蓄電池を電力系統に接続して充放電する技術(V2G)の構築に向けた検証を行うものです。


 当社は、2018年4月から取り組んでいる「バーチャルパワープラント(VPP)実証プロジェクト※3」の一環として、昨年度も同補助事業の採択を受け、2018年5月から2019年2月にかけて、V2Gの構築に向けた検証に取り組みました。
2018年5月30日お知らせ済み


 今年度の実証は、昨年度の検証結果を踏まえたうえで、V2Gを活用した電力需給バランス調整機能としての実現可能性をさらに詳しく検証することを目的として取り組むものであり、期間は2019年5月30日から2020年2月21日までを予定しております。


 具体的には、昨年度検証を行った仙台市内のホテル(仙台ロイヤルパークホテル)に加え、仙台市内他の複数個所に設置された充放電スタンドを介して、電気自動車の蓄電池を同時制御し、指示通りに正確に動作するかなどの検証を行うこととしております。


 なお、実証にあたりましては、様々なビジネスパートナーと連携して取り組むこととしており、現在、具体的な内容や役割分担などについて、検討を進めているところです。詳細につきましては、決まり次第、改めてお知らせいたします。


 当社といたしましては、IoTやAIなどの新たな情報技術の活用による取り組みを通じて、新たなビジネスモデルやサービスの構築を図り、地域やお客さまのご期待にしっかりとお応えしてまいります。


※1 自治体や企業、一般のご家庭のお客さまなどが保有している発電設備や蓄電池、電気自動車など、地域に分散して存在するエネルギーリソースを、IoTなどの新たな情報技術を用いて遠隔制御し、集約することで、あたかも一つの発電所のように機能させること。
※2 V2G(Vehicle to Grid:電気自動車の蓄電池を電力系統に接続して充放電する技術)の構築に向けた検証に取り組む事業者のこと。
※3 当社は、IoTやAIなどの新たな情報技術の進展による事業環境の変化に先見的に対応するとともに、お客さまサービスのさらなる向上や、将来の事業領域の拡大につながる新たなビジネスモデルの構築に向けて積極的に取り組んでいくことなどを 目的に、2018年4月より、「バーチャルパワープラント(VPP)実証プロジェクト」を開始している。(2018年3月29日お知らせ済み


以 上

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