当社原町火力発電所２号機は、平成２３年３月１１日に発生した東日本大震災により甚大な設備被害を受けたことから運転を停止しておりましたが、本日９時００分、試運転による発電を再開いたしました。

 

　原町火力発電所は、当初、平成２５年夏前までの運転再開を目標としておりましたが、復旧工事における昼夜二交替での作業の実施や、据付方法を効率化するなど、工期短縮に最大限努め、本日より２号機の試運転開始が可能となったものです。

 

　今後、２号機については各種試験を着実に実施し、平成２５年３月末の営業運転再開を目指してまいります。また、残る１号機についても早期の発電再開を目指して、引き続き最大限の努力を尽くしてまいります。

 

　なお、東日本大震災に伴う当社の供給力不足に備え、東京電力から当社への融通可能量を拡大するため、昨年８月２９日から、当社管内と東京電力管内を相馬双葉幹線（５００ｋＶ、２回線）といわき幹線（２７５ｋＶ、２回線）の４回線で連系しておりました。今般、原町火力発電所の試運転開始に伴い、震災前の相馬双葉幹線２回線による連系に戻す予定としております。

 

＜原町火力発電所の概要＞

○所在地：福島県南相馬市原町区金沢字大船さく５４　（※「さく」は「白」に「えんにょう」）

	出　力	燃料	運転開始年月	上段：試運転開始（予定）時期 下段：営業運転再開（予定）時期
１号機	１００万ｋＷ	石炭	平成９年７月	（平成２４年１２月下旬） （平成２５年４月末）
２号機	１００万ｋＷ	石炭	平成１０年７月	平成２４年１１月３日 （平成２５年３月末）

 

以　上

• （参考資料）復旧までの時系列など

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