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女川原子力発電所2号機燃料プール冷却浄化系ポンプの停止に係る原因と対策について2019年 9月 5日 当社は、2019年8月28日に発生した女川原子力発電所2号機の使用済燃料プールを冷却するポンプの停止について、本事象が発生した原因および再発防止対策を取りまとめました。 本事象につきまして、地域の皆さま、関係の皆さまにご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます。 今回策定した再発防止対策を確実に実施することで、同様の事象を発生させないことはもとより、社員の現場での対応能力(現場力)のより一層の向上を図り、原子力発電所の安全確保に万全を期してまいります。 原因および再発防止対策などの概要は以下のとおりです。 【事象の概要】 2019年8月28日9時59分頃、女川原子力発電所2号機において、所内設備の電源切り替え準備作業※中に、使用済燃料プールを冷却するポンプ(以下、「当該ポンプ」という。)の停止信号が発信され、自動的に停止した。 その後、停止信号を解除し、設備に異常がないことを確認したうえで、10時19分に当該ポンプを再起動し、復旧させた。 使用済燃料プールの水温は約28℃であり、当該ポンプの停止前後で変化はなく、使用済燃料プールの冷却に影響はなかった。 また、排気筒モニタ、排水モニタ、モニタリングポストの値に異常はなく、本事象による環境への影響はなかった。(2019年8月28日お知らせ済み) ※【事象の発生に至った経緯】参照 【事象発生に至った経緯】(別紙参照) 当該ポンプの起動・停止を制御する回路(以下、「当該回路」という。)は、通常、電源盤Aから受電している。電源盤Aは、2019年6月13日より点検作業のため停止しており、その間、当該回路は電源盤Bから受電していた。 電源盤Aの点検作業終了に伴い、2019年8月28日、運転員2名は当該回路への電源を電源盤Aからの受電に戻す準備作業を行っていた。 電源盤を切り替える際には、当該回路が瞬間的に停電し、当該ポンプの停止信号が自動的に発信されることから、これを防止するため、ジャンパ作業※を行うこととしていた。 同日9時59分頃、運転員がジャンパ作業を実施するため、端子を固定している「ねじ」を緩めた際、ケーブルの接点が端子から一時的に離れた(当該回路が瞬間的に停電した)ことから、当該ポンプは、停止信号の自動発信により停止に至った。 【事象発生の原因】
【再発防止対策】 以 上
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