プレスリリース

東通原子力発電所1号機におけるOFケーブルからの絶縁油のにじみについて

平成28年11月 2日

 平成28年10月12日(水)に東京電力パワーグリッド株式会社管内(埼玉県新座市)で発生したOFケーブル※1の発火事象を受け、当社は、自主的な対応として、当社原子力発電所で使用しているOFケーブルについて、外観点検を実施いたしました。

 

 東通原子力発電所1号機のOFケーブルについて外観点検を行った結果、主変圧器※2と開閉所※3を接続するOFケーブルに、絶縁油の微量なにじみが1箇所確認されました。

 

 現在、東通1号機は停止(平成23年2月6日から第4回定期検査中)しており、当該ケーブルは通電していないことから、本事象による発火の恐れはありません。
 加えて、ケーブル内の油圧や油量を定期的に確認しておりますが、当該ケーブル内の油圧、油量とも維持されていることから、絶縁性にも影響はありません。

 

 また、平成23年3月11日に当該部分の点検を行っておりますが、その際には、絶縁油のにじみ等の異常がないことを確認しております。東通1号機は、平成23年2月6日から定期検査により停止していたため、本事象は発電所の運転期間中に発生したものではありません。
 
 今後、本事象の原因を調査の上、補修等の適切な処置を講じてまいります。
 
 なお、女川原子力発電所のOFケーブルについても外観点検を実施しておりますが、異常がないことを確認しております。

 

以上

※1 OFケーブル
電気の絶縁に油(絶縁油)を使用したケーブルのこと

※2 主変圧器
発電機で発生した電圧を送電電圧まで昇圧する機器

※3 開閉所
発電所と送電設備を繋ぐしゃ断器が設置されている場所

 

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