プレスリリース

女川原子力発電所2号機 非常用ディーゼル発電機の復旧について

平成28年 7月 1日

 平成28年6月16日、女川原子力発電所2号機(平成22年11月6日から第11回定期検査中)の原子炉建屋(放射線管理区域の外)において、非常用ディーゼル発電機(高圧炉心スプレイ系)の定期試験を行っていたところ、当該発電機に潤滑油を供給する配管接続部付近から、潤滑油が漏えいしていることを確認しました。
 このため、当該発電機を停止し、潤滑油を供給するポンプを停止したことにより、潤滑油の漏えいが停止したことを確認しました(潤滑油の漏えい量は約0.3リットル)。
 なお、本事象による発電所周辺への放射能の影響はありません。

(平成28年6月16日お知らせ済み)

 

 原因調査のため、潤滑油の漏えいが発生した配管接続部付近の分解点検を実施したところ、潤滑油が漏えいしないよう密閉するためのパッキンの一部に筋状の微小な変形(へこみ)を確認しました。これにより、漏えいが発生したものと考えております(詳細は別紙参照)。
 このため、当該パッキンを交換し、本日、非常用ディーゼル発電機(高圧炉心スプレイ系)の試運転を実施したところ、漏えい等がないことを確認したことから、当該発電機は、本日16時00分に待機状態となり、復旧しております。

 

 今後、上記の原因を踏まえ、当該パッキンの点検方針の見直しなどについて検討を行い、非常用ディーゼル発電機の適切な保全を図ることで、原子力発電所の安全確保に万全を期してまいります。

 

以上

※ 原子炉施設保安規定に基づき、常時、運転が可能な状態にしておくこと。 

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