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国際原子力機関(IAEA)による女川原子力発電所の耐震調査報告書の公開について平成25年 4月 9日 当社は、平成24年7月30日から8月9日にかけて、女川原子力発電所において国際原子力機関(以下、「IAEA」という。)による調査を受け入れました。その後、昨年8月にIAEA調査団より「驚くほど損傷を受けていない」との調査結果が速報として公表されておりましたが、このたび、最終報告書がIAEAのホームページに公開されましたのでお知らせいたします。
本調査は、東日本大震災で震源に最も近く非常に大きい揺れと津波に襲われながらも安全に停止した女川原子力発電所において、地震と津波が設備におよぼした影響等を調査し、データベースを構築するもので、日本政府とIAEAの合意に基づき実施されました。なお、このデータベースはIAEA加盟各国の原子力発電所の安全を一層高めることに寄与するものです。
IAEAの最終報告書では、「女川原子力発電所は、地震動の大きさ、震源からの距離、継続時間などの厳しい状況下でも、構築物、系統及び機器は大きな損傷を受けず、要求された機能を発揮した。この結果は、耐震設計された設備が過酷な地震の揺れに対しても頑健性があることを証明している。女川原子力発電所の施設は、地震の規模、揺れの大きさ、長い継続時間にかかわらず“驚くほど損傷を受けていない”」と報告されております。
女川原子力発電所では、現在、震災後の設備復旧工事のほか、耐震裕度向上工事やさらなる安全性向上対策に取り組んでいるところです。 今回、報告書に推奨事項として記載された構造物のひびの管理等に対しても引き続き適切に対応してまいります。
以 上
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