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東通原子力発電所における防潮堤工事(2m)の完了について平成24年11月26日 当社は、平成23年3月30日、経済産業大臣より指示文書「平成23年福島第一・第二原子力発電所事故を踏まえた他の発電所の緊急安全対策の実施について」を受領いたしました。
この指示文書に基づき、平成23年4月28日、東通原子力発電所における緊急安全対策および実施状況について経済産業大臣へ報告しており、この中で更なる安全性の確保に向けた対策として防潮堤の設置を計画いたしました。
その後、防潮堤の構造などの検討を行い、平成24年3月16日より高さ約2m(T.P.※1約+15m)、長さ約2kmの防潮堤の工事を開始いたしましたが、中央防災会議において、南海トラフの巨大地震による津波検討結果が公表される等、津波に対する原子力の安全性への社会的関心が高まっている状況を踏まえ、平成24年4月13日に津波に係る社内評価を取りまとめました。 その結果、敷地前面の最高水位はT.P.※1+10.1m程度、地震に伴う敷地の地盤沈下は0.63m※2となり、地盤沈下を考慮しても敷地に津波が浸水することはないことから、発電所の安全性には影響がないものと評価いたしましたが、地盤沈下量(0.63m)を考慮し、念のため防潮堤を当初計画の約2mから約1mかさ上げすることとし、高さ約2m(T.P.※1約+15m)分の工事を平成24年12月までに、高さ約1m分のかさ上げ工事を平成25年5月までに実施することといたしました。 (平成24年3月16日、平成24年4月13日お知らせ済み)
本日、当初計画していた高さ約2m(T.P.※1約+15m)の防潮堤工事が完了いたしました。なお、残る高さ約1m分のかさ上げについては、雪解け後に工事を開始し、平成25年5月の完了を予定しております。 また、防潮堤と並行して設置工事を進めていた防潮壁※3については、平成24年10月31日に工事が完了しております。
防潮堤および防潮壁の概要は別紙のとおりです。
今後も引き続き、新たな知見の収集に努め、必要に応じて対策に反映する等、発電所の安全性確保に万全を期してまいります。
以 上
※1 T.P.:東京湾平均海面を基準とする標高 ※2 炉心位置での地盤沈下量 ※3 取水路,放水路の各開口部に設置
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