プレスリリース

女川原子力発電所1号機の発電機出力上昇について

平成21年 4月 8日

 当社、女川原子力発電所1号機(沸騰水型、定格電気出力52万4千kW)は、現在、第18回定期検査の調整運転中(電気出力約40万kW)でありますが、給水加熱器ドレンポンプ*1(B)軸封部(メカニカルシール)*2からシール水がわずかにしみ出していることを確認したことから、漏えい量の監視を強化しております。

 なお、漏えい量はわずかであり、給水加熱器ドレンポンプ(B)の機能に影響を与えるものではありません。

 また、しみ出したシール水は、液体廃棄物処理系で適切に回収、処理されており、この事象による発電所周辺への放射能の影響はありません。

(平成21年4月6日お知らせ済み)

 

 これまで、漏えい量を監視しておりましたが、漏えい量はわずかで、減少傾向にあり、給水加熱器ドレンポンプ(B)の機能に影響を与えるものではないことから、継続して漏えい量の監視強化を行いながら発電機出力を上昇させることとしました。

 

以 上

 

 

*1 原子炉へ供給する水(給水)を所定の温度まで上昇させるために設置された給水加熱器において、給水の加熱に用いた凝縮水を下流側の給水加熱器へ移送するために設置されたポンプで、発電機出力が50%以上で起動するものです。

*2 軸封部(メカニカルシール)とは、ポンプ内部を流れる凝縮水が回転軸の隙間を通してポンプ外部に出ないようにするために設けられている部品です。

 

「プレスリリース本文のPDFファイルはこちら」印刷用PDF

←← 東北電力トップページ ← 元のページへ戻る