プレスリリース

女川原子力発電所1号機高圧注水系の流量不足に係る調査にともなう原子炉停止について

平成19年 5月22日

 女川原子力発電所1号機(平成18年1月18日より第17回定期検査中)は、5月21日に原子炉を起動し発電再開に向けて各種機器の試験を実施しておりました。
 その中で、5月22日午前2時頃、高圧注水系*1ポンプの手動起動試験を実施したところ、高圧注水系ポンプの出口流量が定格流量に達していないことを確認しました。
 直ちに、試験用調整弁(以下当該弁という)の開度調整などを行いましたが、事象が改善されなかったため、同日午前3時21分に保安規定第39条に定める運転上の制限を満足していないと判断いたしました。
 その後、速やかに保安規定において要求される安全機能の確認を実施するとともに、これまで当該弁の動作確認などの原因調査を実施してきております。今後、準備が整い次第原子炉を停止し、これらの調査のために当該弁の分解点検などを実施することといたしました。

以上

<女川原子力発電所1号機の概要>

・所在地 宮城県牡鹿郡女川町および石巻市
・定格電気出力 52万4千キロワット
・原子炉型式 沸騰水型軽水炉(BWR)
・運転開始 昭和59年6月1日

<参考>当社原子力発電所の状況

女川原子力発電所1号機(52万4千キロワット) 平成18年1月18日から定期検査中
2号機(82万5千キロワット) 運転中
3号機(82万5千キロワット) 平成19年5月10日から定期検査中
東通原子力発電所1号機(110万キロワット) 平成19年5月9日から調整運転中

*1 非常用炉心冷却系の一部で、冷却材喪失事故時および原子炉隔離時、原子炉隔離時冷却系故障時に原子炉に給水するための設備。

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