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集合研修型まちづくり元気塾

マスターコース2014

マスターコース2014
まちづくりパートナー
岡ア 昌之氏・志賀 秀一氏・橋立 達夫氏・柳井 雅也氏・菊池 新一氏
参加団体
あゆみ工房(岩手県陸前高田市、平成24年度支援)
甲子柿(かっしがき)を守る会(岩手県釜石市、平成25年度支援)
登米・南三陸フェスティバル(宮城県登米市、平成25年度支援)
明和自治振興会(福島県只見町、平成26年度支援)
開催場所
宮城県仙台市青葉区「ハーネル仙台」
開催日時
平成27年3月1日

実施内容

まちづくりパートナーの基調講演、各支援団体の活動報告、参加者全員による意見交換や情報交換を行い、まちづくりのヒントを共有しました。

基調講演(1)

新しいまちづくりの課題と地域リーダー 岡崎昌之氏

人口減少でもまちづくりは可能

将来の自治体消滅が話題となっていますが、人口が減少してもまちづくりは可能です。日本には他国にない美しい農山村がある。こうした農村で地域課題に対応した新しい組織が誕生して、まちづくりが進められています。 長い歳月をかけて地域住民が丹念に手入れしてきた景観には、自然と共生する人間らしい暮らしが息づいています。こういった集落を支えてきた食文化や祭りを、今後どのように再興するか。まちづくりの大きな課題となっています。

地域リーダーへのヒント

地域リーダーがけん引する課題対応型組織には、(1)新しいリーダーシップ、(2)明確なテーマ性、(3)適切な利潤動機が求められます。ひとつひとつ異なるクセを持つ木を組み合わせて五重塔ができ上がるように、リーダーが地域の人々のクセ、つまり個性を読み解きながら、まちづくりを進めなければなりません。「人組は人の心組み」なのです。

基調講演(2)

ドイツのまちづくりについて 柳井雅也氏

ドイツのまちづくりにはホスピタリティが強く感じられます。店の中に入った時に交わされる気さくなコミュニケーションも魅力的です。何重にも準備されたホスピタリティは快い。 まちづくりも同じ。誰に来てほしいのか、そのためのメニューやコンテンツは揃っているのか、それを身の丈に合わせて持続できるのか、改めて見つめ直す必要があります。

 

活動報告

各支援団体より成果や活動の現況等について報告があり、それぞれを担当したまちづくりパートナーが、当時のエピソード等を交えながらコメントしました。

 
支援団体からはそれぞれ現状と今後を報告

意見交換と情報交換から

●人口減はもはや止められません。だからこそ、いかにして光り輝く『小規模集落』をつくっていくかが大切です。(明和自治振興会 刈屋 晃吉氏)

●各地を回って思うのは、日本の集落はそう簡単に消えないということ。若い世代はこういった場所の価値に着目し、移住を望む傾向があります。(岡ア 昌之氏)

●まちづくり元気塾と出会えたのは幸運でした。今後はまちづくり応援団等を企画し、様々なことを考えていきたいと思っています。(登米・南三陸フェスティバル 阿部 泰彦氏)

●地域の中で従来120人が行っていたことを80人にする工夫、仕組みづくりも重要。その80人の中に、都会から来た人が入れば、可能性は更に広がります。(柳井 雅也氏)