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竜飛ウィンドパークにおける風力発電の実証研究終了と外ヶ浜町等との地点譲渡に関する基本合意書の締結について平成19年3月19日 当社は、国内初の集合型風力発電設備である「竜飛ウィンドパーク」(青森県外ヶ浜町)での実証研究を、平成18年度末をもって終了することといたしました。また本日、研究終了後の竜飛ウィンドパークについて、当社と外ヶ浜町ならびに同町が所管する第三セクターの株式会社津軽半島エコエネとの三者間で、地点譲渡に関わる基本合意書を締結いたしました。 竜飛ウィンドパークは平成4年4月、風力発電の本格的な普及拡大に先駆け、風力発電に適した竜飛崎において、単機出力275kWの風力発電装置5基(1〜5号機)による、国内初の本格的実証試験設備として運転を開始しました。 従来、わが国は風況が十分でなく風力発電には適していないとの見方がありましたが、こうした中、当社は竜飛ウィンドパークでの実証研究により、わが国における風力発電の事業化の可能性を示すとともに、風力発電の持つ多くの課題を研究してまいりました。 研究終了後の竜飛ウィンドパークにつきましては、外ヶ浜町が竜飛ウィンドパークを観光資源として高く評価していることや、これまでの当社の研究に理解を示してきたこと、竜飛地点での風力発電事業実施に強い意向を示していることなどを踏まえ、外ヶ浜町ならびに株式会社津軽半島エコエネに対し、土地や変電設備などの関連資産(既設風車を除く)を譲渡し、資産の有効活用を図っていただくことで基本合意に達しております。なお、既設風車11基につきましては、事業用として今後長期にわたり運転を継続することが困難であることから、平成19年度末までに撤去する予定です。 今後は、竜飛地点の譲渡に向けて詳細を協議し、平成19年9月末までに外ヶ浜町等との間で譲渡契約を締結することとしております。 以上 ※ギヤレス可変速風力発電装置とは、低騒音化及び保守性の向上を目的とし、増速機が不要な発電機とローターを直結した風力発電装置。増速機がないため騒音が小さいなどの利点があるが、反面、電力変換装置が必要なため割高という欠点がある。 (参考) 竜飛ウィンドパーク 風力発電設備の概要
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