プレスリリース

女川原子力発電所1号機における復水器出入口海水温度データの不適切な取り扱いについて

平成18年12月7日

 当社は、11月30日の原子力安全・保安院の指示文書を受けてプラント諸データの確認を行っていました。そうした中で女川原子力発電所1号機において、平成7年から平成13年にかけて、復水器出入口における冷却用海水温度データについて、温度差の計算値が7.0℃を超えた場合、計算機上の温度差は7.0℃となるよう、不適切なデータ処理を行っていたことが確認されました。なお、当該データについては平成13年に適正化を図り、それ以降不適切な取り扱いは行っておりません。

 当社といたしましては、過去に不適切な取り扱いがあったことにつきまして、深く反省しお詫び申し上げます。

 宮城県、女川町、および石巻市へ安全協定上の環境データとして報告している冷却用海水の温度データには、取水口と放水口における海水温度を使用しており、当該データとは別に適正に測定し報告しています。
 当該期間中における国の検査についても、他の計器を用いて実施していることから、影響を与えるものではありません。

 なお、この復水器出入口における温度データは、プラントの運転管理指標のひとつとして使用しているもので、運転制御や警報に係わるものではなく、発電所の安全性に影響を与えるものではありません。

 当社といたしましては、今後、この不適切な取り扱いに関する事実関係をさらに調査するとともに、原因究明と再発防止策の徹底に努めてまいります。

以上

(別紙)女川原子力発電所における海水温度測定の概要(PDFファイル)

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