１．電力需要について（表−１参照）

　平成１８年度上半期の販売電力量は、３９３億４，７００万ｋＷｈ、対前年比１０２.６％の実績となりました。これを用途別にみますと、以下のとおりです。

〇特定規模需要以外の需要（自由化対象以外のお客さま）

　電灯は、夏場の気温が前年と比べ総じて低めに推移したことにより冷房需要が減少したものの、オール電化住宅の普及により時間帯別電灯の契約口数が増加したことなどから、対前年比１００.９％の実績となりました。
　特定規模需要以外の需要の合計では、対前年比１００.２％の実績となりました。

〇特定規模需要（自由化対象のお客さま）

　業務用電力は、郊外型店舗の新増設などから、対前年比１０２.４％の実績となりました。
　特定規模需要の合計では、対前年比１０３.８％の実績となりました。
　なお、産業用その他電力については、大口電力が大きなウエートを占めており、その概要は以下の参考のとおりです。

[参考]
〇大口電力

　大口電力は、「非鉄」や「機械」業種の生産が高い伸びを示したことなどから、対前年比１０６.１％の実績となりました。

２．供給力について（表−２参照）

　平成１８年度上半期の発受電電力量の合計は、４２７億７，０００万ｋＷｈとなり、対前年比１０２.０％、対計画比１０１.６％の実績となりました。

（自社水力）
　冬場の積雪が多かったことによる融雪出水の継続などから、出水率１１０.６％の豊水となりましたが、前年に比べて電源地点の降水量が少なかったため、発電量は前年を３億９，７００万ｋＷｈ下回る５４億９００万ｋＷｈとなりました。

（自社火力）
　原子力の発受電量の増加により、発電量は前年を２０億２，８００万ｋＷｈ下回る２３７億２，１００万ｋＷｈとなりました。

（自社原子力）
　東通原子力発電所１号機が、順調に運転を継続したことから、発電量は前年を５億４，３００万ｋＷｈ上回る７６億１，６００万ｋＷｈとなりました。

（他社受電）
　原子力の受電量が増加したことなどから、他社受電合計では前年を１億５，６００万ｋＷｈ上回る１１７億１，０００万ｋＷｈとなりました。

以上