本日、平成18年3月分の通関統計値が公表されたことに伴い、平成18年1〜3月分の平均燃料価格が確定いたしましたので、「燃料費調整制度」による平成18年7〜9月分の電気料金に適用される調整単価をお知らせいたします。
　なお、当社は、平成18年7月を目途に電気料金の本格改定を実施できるよう準備を進めております。このため、料金改定を実施した場合、今回の燃料費調整が適用されるのは、平成18年6月分料金の検針日から料金改定実施日の前日までとなります。

１．平均燃料価格

（単位：円/kl）

平成18年1〜3月平均燃料価格	平成17年10〜12月平均燃料価格	基準燃料価格
22,000	21,300	15,400

２．燃料費調整単価

（単位：銭/kWh）

	平成18年7〜9月分料金 への適用調整単価（Ａ）	平成18年4〜6月分料金への 適用調整単価（Ｂ）	適用単価の差額 （Ａ−Ｂ）
電灯・低圧	101 (106.05)	90 (94.50)	11 (11.55)
高圧	97 (101.85)	87 (91.35)	10 (10.50)
特別高圧	94	84	10
＜参考＞ 調整単価の平均 【販売電力計】	98	87	11

• ※（ ）内は、「総額表示方式」に基づき、消費税等相当額を加えた単価を表示しております。
  なお、特別高圧については、事業者間取引等に該当することから、「総額表示方式」の対象外となっております。
• ※電気料金の算定には、従来どおり税抜きの燃料費調整単価を適用いたします。

３．標準家庭への影響

（単位：円/月）

平成18年7〜9月分電気料金（Ａ）	6,418
燃料費調整を適用しない場合の電気料金 （Ｂ）	6,121
燃料費調整相当分 （Ａ−Ｂ）	297
現行電気料金（平成18年4〜6月分電気料金） （Ｃ）	6,386
現行電気料金からの影響額 （Ａ−Ｃ）	32

• ※標準家庭（夫婦・子供2人の4人世帯）の電気料金は、契約電流30Ａ、使用電力量280ｋＷｈで計算。
  消費税等相当額を含む。

【参考１】通関実績

		平成18年1〜3月平均	平成17年10〜12月平均	平成16年7〜9月平均 （料金改定時）
原油価格	（円/kl）	43,728	41,988	26,531
	（ドル/b）	59.5	57.3	38.5
ＬＮＧ価格	（円/t）	41,960	39,791	29,779
石炭価格	（円/t）	7,311	7,470	5,919
為替レート	（円/ドル）	117	117	110

【参考２】燃料費調整制度とは

　「燃料費調整制度」は、為替レートなどの経済情勢の変化に伴う輸入火力燃料（原油、ＬＮＧ、石炭）の価格変動を料金に反映させるため、燃料費の変動に応じて一定の基準のもと自動的に電気料金を調整するものであります。

　具体的な調整は、通関統計による四半期毎の平均燃料価格と基準燃料価格との変動幅に応じて四半期毎に行うもので、料金の小幅かつ頻繁な変動を避けるため、その変動幅が基準燃料価格の±5％の範囲内であれば調整を行わないこととし、また、燃料価格の大幅な上昇によるお客さまへの影響を緩和するため、料金の調整幅には基準燃料価格の50％という上限を設定しております。

【参考３】燃料費調整制度の概念図

平均燃料価格の算定対象期間	→	適用する月分料金
１月 〜 　３月	→	７月 〜 　９月
４月 〜 　６月	→	１０月 〜 １２月
７月 〜 　９月	→	１月 〜 　３月
１０月 〜 １２月	→	４月 〜 　６月

• Ａ：小幅な変動のため調整しない場合
• Ｂ：変動に応じて調整する場合
• Ｃ：大幅な上昇のため調整単価を上限値にとどめる場合